シーラインクロスカントリーラリー2015 第4ステージ
2015/4/23
Liaison:6.73kmSpecial stage:400.55km

第4ステージでTeam HRC勢が躍進。バレダ選手とゴンサルヴェス選手が1-2フィニッシュ

シーラインクロスカントリーラリーの第4ステージで、ホアン・バレダ選手が優勝、パウロ・ゴンサルヴェス選手が2位になり、Team HRCが2日連続でレースを制しました。

緒戦では苦戦する場面もありながら粘り強く戦ってきたTeam HRC勢が、最終日を前に見事な1-2フィニッシュで第4ステージを終えました。好ポジションからのスタートとなったこの日のHonda勢は、後方から追い上げを続けて、トップタイムでゴールしました。

バレダ選手は、2番手からスタートしていたゴンサルヴェス選手に並ぶと、前方のライダーたちを追って2人で疾走。燃料補給の前に先頭集団をとらえ、そのままゴールまで駆け抜けました。

この日の結果を受けて、バレダ選手は総合ランクを2位に上げ、首位のマルク・コマ選手(KTM)とのギャップを8分未満に縮めました。ゴンサルヴェス選手は総合3位となり、首位との差を8分29秒としています。

明日は365kmのスペシャルステージを舞台に、シーラインクロスカントリーラリーの最後の決戦が行われます。

コメント

ホアン・バレダ選手(スペシャルステージ4/ 1位、総合2位)
「すばらしい結果を出せてよかったです。後方からスタートし、最初の150kmをパウロ(ゴンサルヴェス)と一緒にプッシュし続けました。燃料補給の前に先頭のライダーたちに追いつき、彼らと一緒にゴールしました。理想的なレースができたと思います。首位とのタイム差はありますが、明日の最終日で一気に追い上げたいです」

パウロ・ゴンサルヴェス選手(スペシャルステージ4/ 2位、総合3位)
「昨日に引き続き、今日もいい結果を残せました。好ポジションからスタートし、いいペースを保って先頭集団に追いつき、首位とのタイムを縮められました。表彰台に立つために、明日の最終ステージが勝負になります。マシンの状態は完ぺきですし、チームの戦略もうまくいっていますので、このまま集中して最終日に臨みたいです」

ウルフギャング・フィッシャー | Team HRC チーム監督
「Team HRCの2人がそろってポディウムに上がってくれて、とてもうれしいです。スタートポジションに関する新ルールは、複雑な部分がありますので少し説明したいと思います。3位以内に入賞したライダーは、翌日のレースで先頭の6つのポジションから希望する位置を選択できます。通常は後方のグリッドが優先的に選ばれ、前日4〜6位だったライダーが前方を走ることになります。ライダーの意志にかかわらず、強制的に先頭のポジションに組み込まれてしまうのが、このルールの厄介なところです。最初はこのルールに戸惑いましたが、戦略を整えた現在はしっかりと結果を出せていて、総合ランクでもTeam HRCが2位と3位を獲得しています。明日は我がチームが優位なスタートポジションを選択できます。首位のマルク・コマ選手との差を覆すのは容易ではないですが、大逆転を狙って最終日に向かいます」

※レポート、コメントは暫定結果に基づくものです。

リザルト

SS4順位
順位 ライダー マシン タイム/差
1 ホアン・バレダ Honda 4:32'38
2 パウロ・ゴンサルヴェス Honda +1'56
3 M.コマ KTM +4'00
4 P.クインタニラ KTM +6'02
5 S.サンダーランド KTM +8'05
6 J.ビラドムス KTM +10'03
総合順位
順位 ライダー マシン タイム/差
1 M.コマ KTM 15:30'40
2 ホアン・バレダ Honda +7'57
3 パウロ・ゴンサルヴェス Honda +8'29
4 P.クインタニラ KTM +12'15
5 J.ビラドムス KTM +16'15
6 S.サンダーランド KTM +17'13

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