Sardegna Rally Race 第4ステージ | 2014/06/11 |
San Leonardo > San Leonardo | Total:278km | Special stage:115km |
ホアン・バレダ選手、サルディーニャ・ラリーの第4ステージを制覇
ホアン・バレダ選手は、前日に起きたロードブックの故障を乗り越え、サルディーニャ・ラリーの中でも難易度の高いマラソンステージをトップでフィニッシュし、第4ステージ優勝を飾りました。エルダー・ロドリゲス選手、パウロ・ゴンサルヴェス選手も最終日を目前に、好ポジションを獲得しました。
バレダ選手は、ロードブックが停止したまま第4ステージをスタートし、修理が受けられる給油ポイントまでは前方のライダーのあとを追いました。ロードブックが回復したバレダ選手は、115kmのスペシャルステージ(SS)7をベストタイムで優勝しました。
ロドリゲス選手は、4番手スタートからSS7を3位でフィニッシュ。総合順位を4位まで上げました。総合3位との差は約2分で、十分表彰台を狙えるポジションで最終日を迎えます。
ゴンサルヴェス選手は、SS6でフロントブレーキが交換できず、故障したままの走行を強いられたため、大きくタイムロス。ライディングポジションを調整することでカバーしましたが、背中に激痛が走り、総合順位を5位まで落とす結果となりました。
サルディーニャ・ラリーの第4ステージは、サン・テオドロで終了しました。この地点から、明日の120km区間のSS8がスタート、給油ポイントのアラ・ディ・サルリへと向かいます。SS9は、サン・テオドロまで50kmの戦いとなります。
TOMORROW'S STAGE
6月12日(木)
第5ステージ サン・テオドロ〜サン・テオドロ
スペシャルステージ8/120km、スペシャルステージ9/53km 合計/173km
サルディーニャ・ラリー2014の最終日は、サン・テオドロの北と西のコースで、2つのスペシャルステージが戦われます。息をのむような美しい景色、WRCでも有名なコースを走り、最後の1qまで気が抜けない複雑なナビゲーションと厳しい戦略の判断が求められるステージです。
最終ステージは決して簡単ではなく、昨年11月の激しい嵐の影響で、洪水の被害を受けたエリアを走ります。森林のおかげで多くの水没域は回復しているものの、大きく被害が残っている地帯もコースの一部です。
ライダーたちはサン・テオドロを出発し、道路でパドル、トライヌ・モルトゥを経てSS8のスタート地点のプンタ・シスカーラへと向かいます。スペシャルステージは、ソリリスの林業ヤード〜テッラノーバ〜サ・コンチェッダ〜モンテ・レルノからブッドゥゾの風力発電所に戻り、アラ・デイ・サルディの市営厩舎でゴールします。
リエゾンはアラ〜コイ・ルナでと向かい、SS9のスタート地点となります。サルディーニャ・ラリーの最後のスペシャルステージは、コイ・ルナの林業ヤード〜クラスタッツア〜ロエルの区間で戦われます。このスペシャルステージは、距離は短い反面、頻繁にナビゲーションが求められ、重要な役割を担うステージです。ライダーたちはサプライズに対して常に警戒する必要があり、最終結果はマモネをゴールとするSS9完了後までアナウンスされません。最終リエゾンは舗装道路とダートトラックを走り、ロデ〜トルペ〜ブルネッラを経て、ポディウムが設置されたサン・テオドロへと向かいます。
リザルト
順位 | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | ホアン・バレダ | Honda | 2:26'44 |
2 | A.ボテューリ | ハスクバーナ | 2:27'35 |
3 | R.ファリア | KTM | 2:28'42 |
4 | A.マンチーニ | ベータ | 2:29'31 |
5 | エルダー・ロドリゲス | Honda | 2:29'51 |
7 | パウロ・ゴンサルヴェス | Honda | 2:32'05 |
順位 | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | A.ボテューリ | ハスクバーナ | 12:19'52 |
2 | M.コマ | KTM | +10'06 |
3 | G.ファレス | ガスガス | +17'57 |
4 | エルダー・ロドリゲス | Honda | +20'02 |
5 | パウロ・ゴンサルヴェス | Honda | +21'29 |
7 | ホアン・バレダ | Honda | +25'32 |
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