Sardegna Rally Race 第2ステージ | 2014/06/09 |
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Total:226km | Special stage:170km |
パウロ・ゴンサルヴェス選手がサルディーニャ・ラリーの第2ステージを制して総合トップの座を奪取。ホアン・バレダ選手は3位フィニッシュ
FIMクロスカントリーラリー世界選手の、2013年シーズンチャンピオンであるパウロ・ゴンサルヴェス選手(Team HRC)は、サルディーニャ・ラリーの第2ステージで優勝を飾り、総合1位となりました。チームメートのホアン・バレダ選手もポディウムフィニッシュ、エルダー・ロドリゲス選手もトップ10フィニッシュを果たしました。
ゴンサルヴェス選手の第2ステージでの優勝は、安定感と粘りのある走り、そしてロードブックの正しい解読によって実現しました。第1ステージでは、ゲート開閉のためにマシンを降りたことによるタイムロスで、3位まで順位を落とし、第2ステージを3番手でスタートしましたが、ステージのベストタイムを記録する好調なペースで走り、2位と1分27秒の差をつけ、総合1位となりました。
バレダ選手は3位で第2ステージを完走。給油ポイントまではステージのベストタイムで走っていましたが、そのすぐあと、ナビゲーションミスで誤ったルートを走り、ほかのライダーとの衝突をぎりぎりで避ける場面もありました。なんとかリカバーしたバレダ選手はペースを取り戻し、無事ゴールしました。
ロドリゲス選手もバレダ選手同様、ロードブックの読み間違いから数分のタイムロスを喫し、ステージを9位でフィニッシュ、総合8位となりました。
明日のステージは、アルバタックスからサン・レオナルドまでで争われる、マラソンステージです。このステージでは、ライダーたちはチームからのテクニカルサポートを受けられません。サン・レオナルドの中世の教会に到着後、マシンは車両保管所に収容されます。
TOMORROW'S STAGE
第3ステージ アルバタックス〜サン・レオナルド
スペシャルステージ4/85km、スペシャルステージ5/125km 合計/210km
2日間をかけて、アルバタックスからサン・テオドロまでで戦うサルディーニャ・ラリー2014のマラソンステージが始まります。難易度が高く、ライダーたちはチームのサポートのない状態での完走を求められます。
サルディーニャ・ラリーの第3ステージは距離が長く、世界選手権ライダーにとっても、難易度の高いステージです。独特の構成で、タフなステージです。
ライダーたちは、支援車両でスペシャルステージのチェックポイントまで運ばれ、その後はアシスタンスポイントまでの勝負となります。スペシャルステージの4割は独特のコースで、ムッギアネッヅ森林ヤード〜サン・セバスティアーノ〜ウァッツォと続き、トナーラ、そしてソルゴノ付近のプラヌでゴールします。ライダーには体力と高度なナビゲーション能力が求められ、地形も方向も頻繁に変化します。山の稜から谷の深い草木の合間を縫って準備されたトレール、フィヨルドやテクニカルなコースなど、バラエティに富んでいます。
スペシャルステージ終了後、アスファルトの道路でアッツァーラ、サムゲーオ、アライを抜け、グリギーヌまで移動し、そこでライダーたちは次のスペシャルステージに向けた整備を受けることができます。このスペシャルステージは、グリギーヌ山からサンルシア高原までを走ります。最後のステージはモンテアルチからチリア近郊までで争われます。
最終リエゾンは、ティリア〜サン・レオナルド間を舗装道路や砂利道で、シマージス、ソラン、ミリス、ボナルカドと移動します。
リザルト
順位 | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | パウロ・ゴンサルヴェス | Honda | 3:22'28 |
2 | A.ボテューリ | ハスクバーナ | +1'27 |
3 | ホアン・バレダ | Honda | +2'15 |
4 | M.コマ | KTM | +3'11 |
5 | O.ペイン | ヤマハ | +4'15 |
9 | エルダー・ロドリゲス | Honda | +8'02 |
順位 | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | パウロ・ゴンサルヴェス | Honda | 5:49'33 |
2 | A.ボテューリ | ハスクバーナ | +1'25 |
3 | M.コマ | KTM | +2'45 |
4 | ホアン・バレダ | Honda | +4'52 |
5 | A.モンレオン | KTM | +5'54 |
8 | エルダー・ロドリゲス | Honda | +11'21 |
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