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2019/11/15

ホルヘ・ロレンソがレース引退を発表

ホルヘ・ロレンソがレース引退を発表

11月14日、Repsol Honda Teamのホルヘ・ロレンソが記者会見を開き、今週末のバレンシアGPをもってMotoGPから引退することを発表しました。32歳のロレンソは、MotoGP全クラス通算で5度のチャンピオンを獲得し、今大会が297戦目でした。

MotoGPで18年間のキャリアを歩んできたロレンソは、これまで68勝を含む152回の表彰台、69回のポールポジション、37回のファステストラップを獲得。安定した成績でトップライダーとして君臨してきました。

2002年のスペインGPで、大会2日目に15歳の誕生日を迎えて世界戦デビューを果たすと、2003年のブラジルGPではアウトコーナーを狙う特徴的な走りで初優勝を達成。125ccクラスで4勝を挙げ、2005年に250ccクラスへステップアップを果たします。その後、2006年、2007年に同クラスを連覇。3年間で17勝、29回の表彰台と圧倒的な成績を残します。

翌2008年に最高峰のMotoGPクラスへのデビューを果たすと、開幕から3戦連続でポールポジションを獲得し、表彰台にも登壇。3戦目では最高峰クラス初優勝を成し遂げました。転倒による負傷も影響し、タイトルには届かなかったものの、デビューシーズンをランキング4位で終えルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。

2009年にはランキング2位に浮上すると、2010年はシーズン18戦すべてを、4位以内でフィニッシュ。表彰台を逃したのは2戦のみという圧巻の走りを見せ、最高峰クラスでの初タイトルを獲得します。スペイン人ライダーによる最高峰クラスでのチャンピオンは、アレックス・クリビーレに次いで2人目でした。また、この年の獲得ポイント383は、その後10年近く破られることのない記録となりました。

2011年はケーシー・ストーナーとタイトル争いを繰り広げますが、オーストラリアGPでの転倒により終盤3戦を欠場。260ポイントを獲得してランキング2位となりました。翌2012年には、再び安定した成績を残し、シーズン19戦中17戦で表彰台に登壇。最高峰クラスで2度目のタイトルを獲得しました。3度目のタイトルは、2015年に獲得。マルク・マルケス、バレンティーノ・ロッシと激しい争いになり、最終戦でチャンピオンを決定しました。

その後、チームを移籍し、3勝と7回の表彰台を獲得。2つ目のマニュファクチャラーでも勝利を挙げ、トップライダーとしての力を示しました。

2019年には、HondaのワークスチームであるRepsol Honda Teamへ移籍。しかし、シーズン前のトレーニング中に負傷し、プレシーズンテストで十分な時間が取れなかったにもかかわらず、Honda RC213Vの習熟を進めていましたが、オランダGPで激しい転倒を喫して、4戦の欠場を余儀なくされました。

ロレンソは、輝かしい成績を残してグランプリを後にします。最高峰クラスでの表彰台114回は歴代2位、全クラス通算で69回のポールポジションも歴代2位、最高峰クラス47勝は歴代5位、最高峰クラスでの総獲得ポイント2896は歴代3位となっています。

レースでの経験を活かし、今後さらに活躍していくことを願っています。

ホルヘ・ロレンソ
「今大会がMotoGPでの最後のレースとなり、私はレースの世界から引退します。3歳のころからレースに触れ、30年近くを過ごしてきました。一緒に働いた人たちは、私が完璧主義者で、それを成し遂げるためにどれだけ懸命に取り組んできたかを理解してくれていると思います。それを継続するためには、高いレベルのモチベーションが必要です。Hondaと契約したときには、誰もが夢見るHRCワークスライダーとなり、素晴らしいモチベーションがありました。残念ながら今季はケガによっていつも通りのライディングができませんでした。シーズン前のモンメロでのテストで激しいクラッシュを喫し、その後アッセンでの転倒によって欠場も余儀なくされました。これによって、自分の越えるべき山が非常に高いことを痛感し、それでも挑戦を続けましたが、モチベーションを見いだせなくなり、この山を登り続けることができなくなりました。私自身、非常に残念に思っていますし、常に素晴らしいサポートをしてくれた、アルベルト・プーチさん、(横山)健男さん、纉c(哲宏)さん、野村(欣滋)さん、そしてチームの全員に申し訳なく思っています。Hondaのサポートに感謝していますし、私のキャリアに関わってくれたすべての人に心からお礼を申し上げます」

株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長
野村欣滋

「ホルヘ・ロレンソ選手がレースの世界を去ってしまうのは、とても悲しいです。ロレンソ選手は過去10年間で最強のチャンピオンの一人でした。以前はライバルとして相対し、現在はチームメートとして一緒に戦ってきました。彼をRepsol Honda Teamに迎えるのはまたとないチャンスであり、彼と一緒に戦うことを心待ちにしていました。しかし残念ながら、シーズン前のけがやアッセンでの転倒があり、思うような活躍ができませんでした。彼はかつて持っていた自信を取り戻すことができず、引退にともなってRepsol Honda Teamライダーとしての私たちとの関係も、残念ながら終止符を打つことになりました。株式会社ホンダ・レーシングを代表してロレンソ選手の今後の活躍をお祈りします」