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2018/07/10
Repsol社とHondaが提携契約を延長
〜2019年には提携25周年を迎える〜

Team HRC

スペインの石油会社であるRepsol社とHondaは、MotoGPにおけるスポンサーシップ契約を2020年まで延長しました。両社は2年間の契約延長に合意。二輪レース界において最高の結果を残している両社のタッグは、技術提携をベースとしてさらに強固なものとなります。また、来季2019年には、両社の関係は25周年を迎えます。

Repsol社と株式会社ホンダ・レーシング(HRC)の提携開始は1995年。これまで、最高峰クラスでライダーチャンピオン13回、163勝を挙げており、直近のオランダGPでもマルク・マルケスが優勝しています。

Repsol社の常務取締役でコミュニケーション部門と社長室を管掌するベゴーニャ・エリーセス氏と、HRC代表取締役社長の野村欣滋は、契約延長の覚書に署名し、引き続きRepsol社がMotoGPにおけるHondaワークスチームのメインスポンサーを務め、燃料および潤滑油を提供することと、技術や製品の開発を通じて交流を図っていくことが確認されました。

2019シーズンは、現在ポイントリーダーのマルク・マルケスのチームメートとして、ホルヘ・ロレンソが加入。2010〜17の8シーズン中、2011年のケーシー・ストーナーを除くと、7度のタイトルをマルケス、ロレンソの両選手で分け合っています。

Repsol社とHondaの関係は、従来のスポーツスポンサーという枠組みを超え、埼玉県・朝霞市にあるHondaの研究所とスペイン・モストレスのRepsol Technology Centerが緊密に連携するなど、技術面でも深い協力関係にあります。

このような長期に及ぶチームワークは、2つのグローバル企業によるコラボレーションの見本とも言える存在になっており、常に挑戦し続けて成果を挙げてきました。Repsol社とHondaは、バイク、ライダー、燃料そして潤滑油の組み合わせを磨き上げて強みを発揮し、常勝軍団をかたち作ってきたのです。

1990年代に2ストロークエンジンと燃料の開発から始まった両社の関係は、時代とともにかたちを変え、世界最高の4ストロークエンジンと燃料を作り出すチャレンジとなりました。

Repsol Honda Teamは、1995年以来、最高峰クラスのライダーズタイトルを半数以上も獲得。さらに、2002年に創設されたチームタイトルでも、最多の7回獲得を誇ります。ミック・ドゥーハン、アレックス・クリビーレ、バレンティーノ・ロッシ、ニッキー・ヘイデン、ケーシー・ストーナー、ダニ・ペドロサ、マルク・マルケスといった素晴らしいライダーを迎え、これまでに500t・MotoGPクラスで163勝、419回のポディウム登壇を果たしています。

なお、両者の提携が25周年を迎える2019年は、Repsol社も創立50周年という節目を迎えます。

野村欣滋|HRC代表取締役社長
「Repsol社と2年の契約延長を発表できて、とてもうれしいです。来季25周年を迎える両社の関係が、MotoGPにおいて最長であるだけではなく、最も成功を収めていることに、無上の喜びと誇りを感じています。ここに至るまで、急速な技術革新、レースにおける競争力向上、MotoGPファンの拡大、ファンの皆さまとのコミュニケーション方法の進化など、数々のエキサイティングな挑戦に取り組んできました。まだまだ続くこの冒険が楽しみですし、同じスピリットと目標を胸に、さらに多くの成功を目指していきます」

ベゴーニャ・エリーセス・ガルシア|Repsol社常務取締役
「Hondaとの提携を更新でき、旧来のスポンサーシップという枠組みを超えたこの関係が来季25周年を迎えることを、とてもうれしく思います。これからも協調して新たな技術開発を進め、オートモーティブ分野で高い価値をもたらす製品に取り組んでいきます。もちろん、チーム全員が高い士気で努力を重ね、レースでの成功を目指します」