MXGP 第15戦 スイス 決勝
2016/08/07

ポーリンがレース1で2位、バブリシェフはレース2で4位となる

Team HRCのゴーティエ・ポーリンは、フラウエンフェルトで開催された第15戦スイス大会で健闘。表彰台にあと一歩まで迫る成績で終えました。

Team HRCに所属する2人のライダーにとって、今大会は片方のレースで好結果を残しながら、もう一方で苦戦を強いられるという、それぞれが一喜一憂する大会となりました。レース1でポーリンは2位に入り、表彰台への手応えを得ましたが、チームメートのイブジェニー・バブリシェフは転倒で12位に甘んじました。

続くレース2で、バブリシェフが4位となりましたが、ポーリンは16番手から追い上げる展開に。ほかにも不運に見舞われたライダーがいたこともあり、ポーリンは7位以上になれば、ポディウムに立てるはずでしたが、残念ながら転倒を喫して11位でフィニッシュ。わずか4ポイントの差で登壇のチャンスを逃しました。

2週間後の第16戦オランダ大会は、今シーズンにおけるヨーロッパでの最後の大会となります。

コメント

ゴーティエ・ポーリン(MXGP 2位/11位 総合4位)
「レース1では大きな自信を持ってホールショットを取れましたが、少し膨らんだすきを突かれ、(アントニオ)カイローリ選手に先行を許しました。その後は(ロマン)フェーブル選手を相手に接戦となりました。僕がミスをしたすきに抜かれたのですが、彼がミスをした際に抜き返し、2位になれたのでよかったです。レース2では、1コーナーのインを突くことができませんでした。なぜなら、コースの中ほどから先がウエットで、深くなっていたので、スピードを乗せられなかったからです。はるか後方に遅れてしまいましたが、必死に追い上げて、一時は7番手までばん回しました。その位置をキープできれば今日のポディウムに上がれる可能性がありましたが、わだちで(ジョルディ)ティクシー選手(カワサキ)と接触して転倒した際に、ポジションを下げてしまいました。あの転倒がなければ表彰台に立てたと思うと、残念でなりません。ポディウムに立てるペースは発揮できていたと思います」

イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 12位/4位 総合9位)
「今週末はとてもきつかったです。金曜日に初めてコースを見たときは、自分のスタイルに合っていると思い、とても好印象でした。実際はレースの進行とともにわだちが増え、どんどん深くなったために、自分の好みからはかけ離れたものになっていきました。いったんわだちに入ると、ラインを変えることが難しいため、だれかの後ろについてしまうと、タイムを詰めたり抜いたりできませんでした。レース1で、5番手にいながら転倒したあとにばん回できなかったのは、そういう理由があってのことです。レース2の方はまだいくらかよかった。ほとんど5番手を走行していましたが、最後にカイローリ選手がミスをしたので4位になれました。そのため、レース2のあとはいくらかハッピーでした。もちろん、もっと上位をゲットできたはずですが。3週連続のグランプリを終えた今、少しインターバルがあるので、シリーズ最後の3戦に向けて、再度充電したいです」

リザルト

MXGP(レース1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1222A.カイローリKTM1835'08.501
221ゴーティエ・ポーリンHonda18+07.545
325C.デサールカワサキ18+10.443
489J.バン・ホービークヤマハ18+12.257
592V.ギロドヤマハ18+19.403
6911J.ティクシーカワサキ18+23.488
 
12777イブジェニー・バブリシェフHonda18+33.775
MXGP(レース2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1243ティム・ガイザーHonda1834'24.265
2461R.フェーヴルヤマハ18+11.791
3259G.コルデンホフKTM18+20.333
4777イブジェニー・バブリシェフHonda18+22.574
5222A.カイローリKTM18+23.071
6100T.サールカワサキ18+24.626
 
1121ゴーティエ・ポーリンHonda18+56.665

ポイント

ライダー(MXGP)
順位 ライダー マシン 総合ポイント
-1ティム・ガイザーHonda644
-2A.カイローリKTM545
-3M.ナグルハスクバーナ509
-4R.フェーヴルヤマハ499
-5イブジェニー・バブリシェフHonda472
-6J.バン・ホービークヤマハ446
 
13ゴーティエ・ポーリンHonda225

スケジュール

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