MXGP 第7戦 ドイツ 決勝
2016/5/8

ガイザーが総合2位で、開幕戦以来のランキング首位に。バブリシェフは総合3位で表彰台を獲得

Team HRCのイブジェニー・バブリシェフが、ドイツ大会ですばらしいパフォーマンスを披露し、3位入賞。今シーズン2度目の表彰台登壇を果たしました。また、隣にはHRCの同僚としてTeam Honda Gariboldi Racingから出場しているティム・ガイザーが立ち、今季2度目のダブル表彰台となりました。

バブリシェフは、まだ100%完治とはいえない肩をかばいながらの走行となり、レース1では8位にとどまりましたが、レース2では渾身の全開走行で路面を深く掘り下げながら、リーダーのアントニオ・カイローリ(KTM)を追撃。終盤になるとロマン・フェーヴル(ヤマハ)が近づき、最後の4周は猛烈な接近戦となりましたが、1秒を切る僅差でバブリシェフが逃げきりました。

一方、マキシミリアン・ナグル(ハスクバーナ)とジェレミー・バン・ホービーク(ヤマハ)が転倒で脱落し、ガイザーもクラッシュによって3番手から9番手まで一時後退、これによって総合順位が分刻みで変動することになりました。

バブリシェフは強烈なプレッシャーを受けながらも、持てる力をすべて注ぎ込み最後まで2番手をキープし、そのままフィニッシュ。これは今季ベストで、昨年のマントヴァ(ロンバルディアGP)以来となるベストリザルトでもありました。フェーヴルを0.6秒差で振り切ったバブリシェフは総合で3位となり、#777のCRF450RWを表彰台に押し上げました。

ガイザーはレース1で2位入賞、レース2では転倒後4位までばん回したことで、総合2位を獲得。それよりも重要なことは、7戦を終えた時点でガイザーが、世界選手権のポイントリーダーを示すレッドナンバープレートを取り戻したことです。

ティム・ガイザーの目覚ましい快進撃は、今大会でも衰えることはありませんでした。ドイツ大会は熱狂とドラマに満ちたレースとなりましたが、ガイザーは目前に立ちふさがる困難に立ち向かい挑戦し続けました。

レース1ではカイローリを相手に死力を尽くす戦いを繰り広げ、入れ替わり立ち替わりファステストラップを更新しました。カイローリがラストスパートをかけると、ガイザーは冷静にスロットルを少し戻して2位に落ち着きました。深いわだちが掘れた今日の難しいコンディションに鑑み、分別ある判断をすることも勇気ある行動となります。

レース2に力強く出走したガイザーは、Team HRCの同僚であるバブリシェフを追いかけました。レースが3分の1を経過した時点でアンラッキーな転倒を喫し9番手まで下がってしまいましたが、ラトビアでみせたような猛追撃を披露。深いわだちや突風に襲われて多数が転倒する中、ガイザーは4位までばん回しました。その結果、総合2位となり、バブリシェフと同じくCRF450RWを表彰台に導きました。

現時点でガイザーは8ポイントをリードして世界選手権のランキング首位に立っています。同時にHondaはメーカーランキングのポイントリーダーになりました。


コメント

ティム・ガイザー(MXGP 2位/4位 総合2位)
「赤いマシンに赤いプレートが戻ってきてうれしいです。シーズンの7戦を消化した今、感触はとてもいいものがあります。ここ2戦に限っては、少しばかげたミスをしてしまいましたが、いずれにしても今週末の結果には満足しています。ここまで毎戦ポディウムに立っているということは、とてもすばらしいことです。マシンの調子がとてもいいので、HondaとHRCに対してとても感謝しています。それから父親に対しても。父親は大会のインターバルやレースウイークエンドの間、常に自分を助けてくれています。我々を強くしてくれる尽力に対してとても感謝しています。とてもすばらしい週末でした。ボビー(イブジェニー・バブリシェフ)と一緒に表彰台に立つことができてよかったです」

イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 8位/2位 総合3位)
「痛みをこらえながら攻め続けたので、最後の数ラップは疲労困憊でした。肩に力が入らず、マシンをきちんと押さえることができませんでした。それでも"全力を尽くすしかない"と言い聞かせて走りました。終盤になっても総合3位に入れたかどうか分からなかったです。表彰台の上に戻って来ることができてうれしいです。前戦ラトビアGPで転倒してから今大会まで、全然マシンに乗っていません。それにこのドイツGPのコースは難しいので、表彰台とは驚きました。チームの尽力と肩のケアをしてくれたメディカルセンターの献身がなければ、このような好成績を挙げることはできませんでした。チームの働きに感謝するとともに、チームのために表彰台に立てたことが喜びです。レース2のスタートで2番手にいることが分かると"よし、トニー(アントニオ・カイローリ)の後ろだ。どこまでついていけるかやってみよう"と思いました。結果的にはその位置をキープできました。終盤は(ロマン)フェーヴルのアタックが激しくなりましたが、なんとか2位でフィニッシュ。ティム(ガイザー)と2人でHRCダブル表彰台を実現できてうれしいです」

リザルト

MXGP(レース1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1222A.カイローリKTM1935'21.882
2243ティム・ガイザーHonda19+04.991
312M.ナグルハスクバーナ19+12.252
423 C.シャルリエハスクバーナ19+16.655
522K.ストリボススズキ19+26.742
689J.バン・ホービークヤマハ19+28.779
 
8777イブジェニー・バブリシェフHonda19+49.103
1977アレッサンドロ・ルピーノHonda18+1Lap
20685スティーヴン・ルノワHonda18+1Lap
22922 ケヴィン・フォルスHonda18+1Lap
28400山本鯨Honda18+1Lap
32173ピエル・フィリッポ・ベルトゥッツォHonda7+12Laps
34926ジェレミー・デリンスHonda3+16Laps
MXGP(レース2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1222A.カイローリKTM1833'52.905
2777イブジェニー・バブリシェフHonda18+02.783
3461R.フェーヴルヤマハ18+03.349
4243ティム・ガイザーHonda18+19.696
592V.ギロドヤマハ18+22.314
612M.ナグルハスクバーナ18+25.657
 
17400山本鯨Honda18+1'38.278
28922ケヴィン・フォルスHonda11+7Laps
3077アレッサンドロ・ルピーノHonda9+9Laps
31173 ピエル・フィリッポ・ベルトゥッツォHonda8+10Laps
32926ジェレミー・デリンスHonda6+12Laps
34685スティーヴン・ルノワHonda 0+19Laps

ポイント

ライダー(MXGP)
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1ティム・ガイザーHonda299
2R.フェーヴルヤマハ291
-3A.カイローリKTM263
-4M.ナグルハスクバーナ238
5イブジェニー・バブリシェフHonda232
6J.バン・ホービークヤマハ215
 
-18アレッサンドロ・ルピーノHonda48
19スティーヴン・ルノワHonda38
20ゴーティエ・ポーリンHonda37
22山本鯨Honda28
25ゲート・クレスティノフHonda8
36ニコラス・カレンツァHonda1
38タンナラ・ペンジャンHonda1

スケジュール

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