モトクロス世界選手権は第12戦ラトビアGPを迎え、MXGPクラスでTeam HRCのゴーティエ・ポーリンが、2レースとも3位フィニッシュ。今季4度目のMXGP表彰台登壇を果たしました。
レース1では、ポーリンがスタート7番手と好位置につけましたが、チームメートのイブジェニー・バブリシェフは、不運にも1コーナーの混乱に巻き込まれ、転倒を免れながらも14番手と出遅れます。ポーリンは3位まで浮上してフィニッシュしたのに対し、バブリシェフは5位争いグループの直後まで追い上げながらも、最終的には11位でチェッカーを受けました。
レース2のスタートは2人とも順調で、トラブルに巻き込まれることなく、バブリシェフは3番手、ポーリンは5番手で1コーナーを抜けました。ポーリンはすぐにスパートをかけ、レースのファステストラップを記録しながら、バブリシェフと世界チャンピオンのアントニオ・カイローリ(KTM)をパス。3位までポジションを上げました。バブリシェフもシングルフィニッシュとなる5位でゴールし、今回のグランプリを総合8位で終えました。
ポーリンは総合2位に入賞し、今シーズン4度目の表彰台登壇。スケジュールの3分の2を消化した選手権ランキングで、3位の座をがっちりキープしています。
ゴーティエ・ポーリン(MXGP 3位/3位 総合2位)
「表彰台に立つことはチーム全員にとって喜ばしいことで、それを達成するたびに明るく前向きな気持ちになります。3位/3位で総合2位というリザルトは上出来ですが、昨日の予選レースを完ぺきに物にしたことを思うと、もっと上を期待できました。今日のコースコンディションはとてもウエットで、マシンにこびり付いた土が重かったですし、抜きにくかったです。土日を振り返ってみると、スタートがあまりよくなかったのですが、今日よりも昨日の方が抜きやすく、ポジションをばん回しやすかったです。もちろんもっと上を目指していることは確かですが、今日の結果はうれしいですし、ポジティブに受け止めています」
イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 11位/5位 総合8位)
「今日は少々辛い一日でした。レース1は目の前で3台が転倒した1コーナーでだいぶ時間をロスして、集団の中をばん回していかなければなりませんでしたが、ほとんど1本しかラインがなくて抜きにくかったです。レース2はいくらかよくて、1レース目よりもポイントを獲得できました。総合的には、少しがっかりしています。この週末を振り返ると結構乗れていたので、もっと上位に入れたはずです」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 259 | G.コルデンホフ | スズキ | 17 | 34'26.145 |
2 | 22 | K.ストリボス | スズキ | 17 | +05.257 |
3 | 21 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 17 | +45.698 |
4 | 222 | A.カイローリ | KTM | 17 | +1'00.847 |
5 | 89 | J.バン・ホービーク | ヤマハ | 17 | +1'08.496 |
6 | 183 | S.フロサール | カワサキ | 17 | +1'12.170 |
11 | 777 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 17 | +1'31.278 |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 461 | R.フェーヴル | ヤマハ | 18 | 35'49.255 |
2 | 259 | G.コルデンホフ | スズキ | 18 | +02.389 |
3 | 21 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 18 | +03.218 |
4 | 222 | A.カイローリ | KTM | 18 | +24.352 |
5 | 777 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 18 | +31.334 |
6 | 22 | K.ストリボス | スズキ | 18 | +42.152 |
順位 | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|
1 | R.フェーヴル | ヤマハ | 457 |
2 | A.カイローリ | KTM | 416 |
3 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 391 |
4 | M.ナグル | ハスクバーナ | 360 |
5 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 345 |
6 | C.デサール | スズキ | 291 |