モトクロス世界選手権第11戦となるスウェーデンGPが、ウッデバラで開催されました。Team HRCのゴーティエ・ポーリンとイブジェニー・バブリシェフの両ライダーにとっては厳しい戦いとなりましたが、そんな中でも力走をみせ、それぞれ総合9位、13位で大会を終えました。
バブリシェフは、前日の予選レースで好走しており、レース1でもその調子を維持していました。スタートで2番手につけると、そのままリズムよく走り続け、トップのロマン・フェーヴル(ヤマハ)を追走。2人は集団から抜け出し、後続を引き離していきます。そのまま快調な走りを披露しましたが、中盤での転倒により、クラッチレバーを破損。リタイアを余儀なくされました。
ポーリンも、レース1では7番手につける上々のスタートを切ると、そこからプッシュを続けて5番手まで浮上。しかし、レースが進むにつれ、路面はどんどん荒れていき、走行ラインはほぼ1本に限られてしまったため、それ以上の順位アップはなりませんでした。
レース2でも状況は同様で、スタート時のポジションが最終順位を左右する展開となりました。バブリシェフは、スタート10番手から8位フィニッシュ、ポーリンは9番手から8番手まで順位を上げましたが、途中の転倒によって14番手までポジションダウン。そこから盛り返して、10位でレースを終えました。
ゴーティエ・ポーリン(MXGP 5位/10位 総合9位)
「今日のレースは、スタートで最終順位が決まってしまうような展開で、1〜2つしかポジションアップできませんでした。追い越すためにリスクを取りすぎて、転倒してしまうライダーも多くいました。私も、レース1で1度、レース2では2度の転倒を喫しましたが、このようなタイプのコースではコースのオン・オフが分かりづらく、自分がライン上を走れているのか分かりませんでした。ラトビアではもっといい結果を手にするため、努力を続けなければなりません」
イブジェニー・バブリシェフ(MXGP DNF/8位 総合13位)
「率直に言って、今日はいい日ではありませんでした。コースコンディションはかなりひどく、バンプやワダチがいたるところにできていて、ライダーにとっては非常に危険でした。レース1は悔しい結果に終わりました。いいスタートが切れて、2番手を走行していたのに、クラッチレバーを破損してリタイアせざるをえませんでした。レース2ではラインが1本しかなく、スタート以降順位を上げられませんでした」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 461 | R.フェーヴル | ヤマハ | 19 | 34'28.955 |
2 | 89 | J.バン・ホービーク | ヤマハ | 19 | +14.107 |
3 | 24 | S.シンプソン | KTM | 19 | +18.097 |
4 | 47 | T.ウォーターズ | ハスクバーナ | 19 | +18.528 |
5 | 21 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 19 | +20.159 |
6 | 111 | D.フェリス | ハスクバーナ | 19 | +25.268 |
29 | 777 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 7 | +12Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 461 | R.フェーヴル | ヤマハ | 19 | 35'12.538 |
2 | 22 | K.ストリボス | スズキ | 19 | +01.295 |
3 | 222 | A.カイローリ | KTM | 19 | +31.708 |
4 | 111 | D.フェリス | ハスクバーナ | 19 | +33.610 |
5 | 89 | J.バン・ホービーク | ヤマハ | 19 | +40.109 |
6 | 259 | G.コルデンホフ | スズキ | 19 | +42.819 |
8 | 777 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 19 | +48.698 |
10 | 21 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 19 | +1'01.775 |
順位 | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|
1 | R.フェーヴル | ヤマハ | 419 |
2 | A.カイローリ | KTM | 380 |
3 | M.ナグル | ハスクバーナ | 360 |
4 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 351 |
5 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 319 |
6 | C.デサール | スズキ | 291 |