MXGP 第11戦 スウェーデン 決勝
2015/07/05

Team HRCは苦戦を強いられる

モトクロス世界選手権第11戦となるスウェーデンGPが、ウッデバラで開催されました。Team HRCのゴーティエ・ポーリンとイブジェニー・バブリシェフの両ライダーにとっては厳しい戦いとなりましたが、そんな中でも力走をみせ、それぞれ総合9位、13位で大会を終えました。

バブリシェフは、前日の予選レースで好走しており、レース1でもその調子を維持していました。スタートで2番手につけると、そのままリズムよく走り続け、トップのロマン・フェーヴル(ヤマハ)を追走。2人は集団から抜け出し、後続を引き離していきます。そのまま快調な走りを披露しましたが、中盤での転倒により、クラッチレバーを破損。リタイアを余儀なくされました。

ポーリンも、レース1では7番手につける上々のスタートを切ると、そこからプッシュを続けて5番手まで浮上。しかし、レースが進むにつれ、路面はどんどん荒れていき、走行ラインはほぼ1本に限られてしまったため、それ以上の順位アップはなりませんでした。

レース2でも状況は同様で、スタート時のポジションが最終順位を左右する展開となりました。バブリシェフは、スタート10番手から8位フィニッシュ、ポーリンは9番手から8番手まで順位を上げましたが、途中の転倒によって14番手までポジションダウン。そこから盛り返して、10位でレースを終えました。

コメント

ゴーティエ・ポーリン(MXGP 5位/10位 総合9位)
「今日のレースは、スタートで最終順位が決まってしまうような展開で、1〜2つしかポジションアップできませんでした。追い越すためにリスクを取りすぎて、転倒してしまうライダーも多くいました。私も、レース1で1度、レース2では2度の転倒を喫しましたが、このようなタイプのコースではコースのオン・オフが分かりづらく、自分がライン上を走れているのか分かりませんでした。ラトビアではもっといい結果を手にするため、努力を続けなければなりません」

イブジェニー・バブリシェフ(MXGP DNF/8位 総合13位)
「率直に言って、今日はいい日ではありませんでした。コースコンディションはかなりひどく、バンプやワダチがいたるところにできていて、ライダーにとっては非常に危険でした。レース1は悔しい結果に終わりました。いいスタートが切れて、2番手を走行していたのに、クラッチレバーを破損してリタイアせざるをえませんでした。レース2ではラインが1本しかなく、スタート以降順位を上げられませんでした」

リザルト

MXGP(レース1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1461R.フェーヴルヤマハ1934'28.955
289J.バン・ホービークヤマハ19+14.107
324S.シンプソンKTM19+18.097
447T.ウォーターズハスクバーナ19+18.528
521ゴーティエ・ポーリンHonda19+20.159
6111D.フェリスハスクバーナ19+25.268
 
29777イブジェニー・バブリシェフHonda7+12Laps
MXGP(レース2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1461R.フェーヴルヤマハ1935'12.538
222K.ストリボススズキ19+01.295
3222A.カイローリKTM19+31.708
4111D.フェリスハスクバーナ19+33.610
589J.バン・ホービークヤマハ19+40.109
6259G.コルデンホフスズキ19+42.819
 
8777イブジェニー・バブリシェフHonda19+48.698
1021ゴーティエ・ポーリンHonda19+1'01.775

ポイント

ライダー(MXGP)
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1R.フェーヴルヤマハ419
2A.カイローリKTM380
3M.ナグルハスクバーナ360
4ゴーティエ・ポーリンHonda351
5イブジェニー・バブリシェフHonda319
6C.デサールスズキ291

スケジュール

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