MXGP 第7戦 イギリス 決勝
2015/05/24

バブリシェフが2レースともに4位フィニッシュ。ポーリンは6位/7位

モトクロス世界選手権第7戦のイギリスGPが開催され、Team HRCのイブジェニー・バブリシェフがMXGPクラスの総合4位に入賞しました。

この日レース1では、中間地点に入る直前で赤旗中断となるアクシデントがあり、スタートがやり直しとなったため、実際は3レースが行われたような週末となりました。バブリシェフは好調で、ウォームアップセッション時から好ペースを維持していました。追い上げを図るバブリシェフは、両レースで最速ラップを出しながら、4位まではい上がりました。最終的には、3ポイント差で今季初の表彰台登壇を逃しましたが、昨年の負傷による低迷からのカムバックをうかがわせる、非常に前向きな週末となりました。

チームメートのゴーティエ・ポーリンも調子はよく、朝のウォームアップセッションでバブリシェフに0.1秒差まで迫る2番手タイムを記録するなど、滑り出しは順調でした。ポーリンはレッドフラッグでレース1が中断された時点では3番手を走っていましたが、再スタート後のレースでは6位。レース2では12番手から7位まで追い上げ、総合7位に入りました。

モトクロス世界選手権の次戦は、5月30〜31日に行われるフランスGPです。ポーリンは母国フランスのファンの前で、初めてHondaマシンを駆ることになります。

コメント

イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 4位/4位 総合4位)
「今日はとてもいい一日でした。最初のレースではスタートに大失敗したのですが、赤旗でレースが中断されるまでには4番手に浮上。赤旗が振られた時点では、スタミナが残っていない気もしましたが、今大会は好調だったので、気持ちを振り絞って再スタートに臨みました。リズムもよかったですし、マシンも好調だったので、10番手あたりから4位までばん回できました。レース2では少し疲れが残っていたので、少々辛かったのですが、総合的には堅実にポイントを獲得できて、成績にはとても満足しています。チームはいつもハードワークをこなし、昨日も献身的に準備をしてくれました」

ゴーティエ・ポーリン(MXGP 6位/7位 総合7位)
「このところ似たような成績に甘んじていますが、これはもっと努力しないといけないということでしょう。最も重要なカギは、スタートから1コーナーまでの区間で前に出ることです。ウォームアップセッションのときは、コースが平らでペースもよかったのですが、自分にふさわしいポジションを走れないのでがっかりしました。あんなに後ろを走ることには慣れていませんから、もっとがんばらないといけません」

リザルト

MXGP(レース1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1222A.カイローリKTM1734'01.346
225C.デサールスズキ17+03.020
312M.ナグルハスクバーナ17+04.067
4777イブジェニー・バブリシェフHonda17+13.676
524S.シンプソンKTM17+16.369
621ゴーティエ・ポーリンHonda17+17.680
MXGP(レース2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1461R.フェーヴルヤマハ1734'18.842
225C.デサールスズキ17+02.087
3222A.カイローリKTM17+09.664
4777イブジェニー・バブリシェフHonda17+13.390
512M.ナグルハスクバーナ17+23.149
624S.シンプソンKTM17+27.787
 
721ゴーティエ・ポーリンHonda17+30.814

ポイント

ライダー(MXGP)
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1M.ナグルハスクバーナ295
2C.デサールスズキ291
3A.カイローリKTM274
4ゴーティエ・ポーリンHonda237
5R.フェーヴルヤマハ235
6イブジェニー・バブリシェフHonda207

スケジュール

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