モトクロス世界選手権第7戦のイギリスGPが開催され、Team HRCのイブジェニー・バブリシェフがMXGPクラスの総合4位に入賞しました。
この日レース1では、中間地点に入る直前で赤旗中断となるアクシデントがあり、スタートがやり直しとなったため、実際は3レースが行われたような週末となりました。バブリシェフは好調で、ウォームアップセッション時から好ペースを維持していました。追い上げを図るバブリシェフは、両レースで最速ラップを出しながら、4位まではい上がりました。最終的には、3ポイント差で今季初の表彰台登壇を逃しましたが、昨年の負傷による低迷からのカムバックをうかがわせる、非常に前向きな週末となりました。
チームメートのゴーティエ・ポーリンも調子はよく、朝のウォームアップセッションでバブリシェフに0.1秒差まで迫る2番手タイムを記録するなど、滑り出しは順調でした。ポーリンはレッドフラッグでレース1が中断された時点では3番手を走っていましたが、再スタート後のレースでは6位。レース2では12番手から7位まで追い上げ、総合7位に入りました。
モトクロス世界選手権の次戦は、5月30〜31日に行われるフランスGPです。ポーリンは母国フランスのファンの前で、初めてHondaマシンを駆ることになります。
イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 4位/4位 総合4位)
「今日はとてもいい一日でした。最初のレースではスタートに大失敗したのですが、赤旗でレースが中断されるまでには4番手に浮上。赤旗が振られた時点では、スタミナが残っていない気もしましたが、今大会は好調だったので、気持ちを振り絞って再スタートに臨みました。リズムもよかったですし、マシンも好調だったので、10番手あたりから4位までばん回できました。レース2では少し疲れが残っていたので、少々辛かったのですが、総合的には堅実にポイントを獲得できて、成績にはとても満足しています。チームはいつもハードワークをこなし、昨日も献身的に準備をしてくれました」
ゴーティエ・ポーリン(MXGP 6位/7位 総合7位)
「このところ似たような成績に甘んじていますが、これはもっと努力しないといけないということでしょう。最も重要なカギは、スタートから1コーナーまでの区間で前に出ることです。ウォームアップセッションのときは、コースが平らでペースもよかったのですが、自分にふさわしいポジションを走れないのでがっかりしました。あんなに後ろを走ることには慣れていませんから、もっとがんばらないといけません」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 222 | A.カイローリ | KTM | 17 | 34'01.346 |
2 | 25 | C.デサール | スズキ | 17 | +03.020 |
3 | 12 | M.ナグル | ハスクバーナ | 17 | +04.067 |
4 | 777 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 17 | +13.676 |
5 | 24 | S.シンプソン | KTM | 17 | +16.369 |
6 | 21 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 17 | +17.680 |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 461 | R.フェーヴル | ヤマハ | 17 | 34'18.842 |
2 | 25 | C.デサール | スズキ | 17 | +02.087 |
3 | 222 | A.カイローリ | KTM | 17 | +09.664 |
4 | 777 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 17 | +13.390 |
5 | 12 | M.ナグル | ハスクバーナ | 17 | +23.149 |
6 | 24 | S.シンプソン | KTM | 17 | +27.787 |
7 | 21 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 17 | +30.814 |
順位 | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|
1 | M.ナグル | ハスクバーナ | 295 |
2 | C.デサール | スズキ | 291 |
3 | A.カイローリ | KTM | 274 |
4 | ゴーティエ・ポーリン | Honda | 237 |
5 | R.フェーヴル | ヤマハ | 235 |
6 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 207 |