Grand Prix of Finland | ![]() |
Hyvinkaa | 2014/07/13 |
ナグルが表彰台に迫る総合5位入賞を果たす
FIMモトクロス世界選手権第13戦のフィンランドGPが開催され、Team HRCのマキシミリアン・ナグルは、最高峰MXGPクラスでファクトリーマシンCRF450RWを駆り、レース1で4位、レース2で7位となり、総合5位に入賞しました。
今大会の舞台となったヒュヴィンカーは、ヘルシンキの北に位置し、浅くて硬いサンドと鋭いギャップが特徴です。狭くコンパクトなサーキットに、激しいバンプが散らばっている平坦な高速コースで、サンドは軟質と思われがちですが、路面の下に硬い地盤があり、ギャップが波打っています。
決勝が行われた13日(日)は、朝から比較的温暖で風が吹く好天となりました。レース1、ナグルはスタートで砂地のゲートからうまく飛び出し、4番手につけました。3番手走行中は好調そうにみえましたが、少し疲れをみせたナグルは1周で2秒ほどペースを落としていました。終盤になって、スティーブン・フロサール(カワサキ)がスパート。突然のプレッシャーを受けて、4位でレースを終えました。
レース1を上回る成績を目指して、ナグルはヒート2のスタートでトップ3の背後につけます。序盤はショーン・シンプソン(KTM)との3番手争いを繰り広げましたが、抜くことはできず、そのうちにディーン・フェリス(ハスクバーナ)とルイ・ゴンカルベス(ヤマハ)が近づいてきました。ナグルは一時3番手をキープしていましたが、今大会はナグルが手首の骨折から復帰して3戦目であり、終盤にスタミナが不足して苦戦。7位まで後退してチェッカーを受けました。今シーズンは残り4戦。ナグルは復帰後にハイペースでポイントを獲得し、MXGPランキング7位につけています。
FIMモトクロス世界選手権第14戦チェコGPは、2週間後に硬く滑りやすいアップダウンコース、ロケットで開催されます。ヨーロッパで行われるGPは、チェコとベルギーを残すのみとなっています。
リザルト
MXGP(レース1)
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 222 | A.カイローリ | KTM | 19 | 35'02.155 |
2 | 89 | J.バン・ホービーク | ヤマハ | 19 | +07.878 |
3 | 183 | S.フロサール | カワサキ | 19 | +11.988 |
4 | 12 | マキシミリアン・ナグル | Honda | 19 | +19.692 |
5 | 22 | K.ストリボス | スズキ | 19 | +24.144 |
6 | 100 | T.サール | カワサキ | 19 | +38.039 |
MXGP(レース2)
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 222 | A.カイローリ | KTM | 19 | 35'36.408 |
2 | 183 | S.フロサール | カワサキ | 19 | +22.277 |
3 | 24 | S.シンプソン | KTM | 19 | +28.140 |
4 | 22 | K.ストリボス | スズキ | 19 | +28.733 |
5 | 111 | D.フェリス | ハスクバーナ | 19 | +31.066 |
6 | 999 | R.ゴンカルベス | ヤマハ | 19 | +31.718 |
7 | 12 | マキシミリアン・ナグル | Honda | 19 | +34.772 |
総合順位
MXGP
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A.カイローリ | KTM | 577 |
2 | J.バン・ホービーク | ヤマハ | 515 |
3 | C.デサール | スズキ | 470 |
4 | K.ストリボス | スズキ | 424 |
5 | S.フロサール | カワサキ | 307 |
6 | S.シンプソン | KTM | 296 |
7 | マキシミリアン・ナグル | Honda | 269 |
13 | イブジェニー・バブリシェフ | Honda | 184 |
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