MotoGP 最終戦 バレンシアGP 1日目フリー走行
2016/11/11

ホームグランプリに凱旋のマルケスが、フリー走行で2番手

最終戦となる第18戦バレンシアGPのフリー走行は、2年ぶり3回目のタイトルを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、FP1、FP2ともに順調にセットアップを進め、2番手で初日を終えました。

1回目のセッションでは、ホルヘ・ロレンソ、バレンティーノ・ロッシのヤマハ勢に続いて3番手タイム。気温も路面温度も上がった午後のセッションでは、決勝を想定してハードタイヤで連続ラップをこなし、ベストタイムではロレンソに続いて2番手でしたが、ライバルを圧倒するハイペースで連続して周回をこなし、2年ぶりの大会制覇と今季6勝目に大きく期待が膨らみました。

この日は、タイヤテストに集中しました。気温も路面温度も低かった午前のセッションはソフトで周回しましたが、気温も路面温度も上がった午後のセッションでは、ハードタイヤでセットアップを進めました。

第15戦日本GPでシーズン5勝目を挙げてタイトルを獲得したマルケスですが、第16戦オーストラリアGPと第17戦マレーシアGPでは、表彰台を逃しています。それだけに、最終戦バレンシアGPでは、シーズン6勝目を挙げて、チャンピオンに輝いたシーズンを締めくくる意気込みです。

3戦ぶりの参戦となるチームメートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、午前中のセッションは、右鎖骨の状態を確認しなら着実にペースを上げて12番手。午後のセッションも慎重にペースを上げて10番手で初日を終えました。ペドロサは日本GPのフリー走行で転倒し、手術を受けてから1カ月が経過しました。体調は万全ではありませんが、土曜日の予選、日曜日の決勝と、状態を確認しながら、着実にペースを上げていく意気込みです。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
「いい一日になりました。レースウイークでいいスタートを切ることはとても重要で、そういう意味ではポジティブな一日でした。今日はタイヤテストに集中しました。午前中は前後輪ともにソフトタイヤで周回しました。午後は前後輪ともにハードタイヤで周回を重ね、いいステップを刻むことができました。今日の仕事にはとても満足しています。しかし、(ホルヘ)ロレンソ、(バレンティーノ)ロッシのヤマハ勢も高いレベルにいるので、明日も引き続きセットアップを進めなくてはいけません。今日のペースにとても満足しています。明日は、もう少し改善することができると思います」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 10番手)
「今日はポジティブな一日でした。しかし、まだ力が不足しているし、痛みもあって、難しい一日でした。予想していたことですが、腕の力を補うために右脚に負担がかかっています。幸い、バレンシアは左周りのコースなので助かっています。そういう状態だったので、今日はそれほどマシンのセットアップを進めることはできませんでした。とにかく、マシンに乗ることに集中しました。今日はケガをしてから初めてのライディングだったので、とても疲れました。明日に向けてしっかり休養を取り、身体の状態を見ながら着実に前進したいです」

リザルト

1日目フリー走行リザルト
順位 No. ライダー マシン タイム/差
199J.ロレンソヤマハ1'30.463
293マルク・マルケスHonda+0.247
325M.ビニャーレススズキ+0.312
444P.エスパルガロヤマハ+0.537
54A.ドヴィツィオーゾドゥカティ+0.603
641A.エスパルガロスズキ+0.723
729A.イアンノーネドゥカティ+0.726
846V.ロッシヤマハ+0.794
99D.ペトルッチドゥカティ+0.832
1026ダニ・ペドロサHonda+0.895
1135カル・クラッチローHonda+0.999
1245S.レディングドゥカティ+1.270
138H.バルベラドゥカティ+1.279
1443ジャック・ミラーHonda+1.291
1550E.ラバティドゥカティ+1.313
166S.ブラドルアプリリア+1.551
1719A.バウティスタアプリリア+1.743
1868Y.ヘルナンデスドゥカティ+1.755
1938B.スミスヤマハ+1.817
2076L.バズドゥカティ+2.013
2153ティト・ラバトHonda+2.174
2236M.カリオKTM+3.111

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