MotoGP 第11戦 チェコGP 予選
2016/08/20

マルケスが今季5度目のPP獲得。ペドロサは9番グリッドから決勝に挑む

第11戦チェコGPの予選は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、サーキットベストタイムを更新する1分54秒596の快速ラップを刻み、今季5度目のポールポジション(PP)を獲得しました。

初日のフリー走行でトップタイムをマークしたマルケスは、2日目に実施されたFP3で3番手につけてQ2進出を果たしました。その後に行われたFP4では、1分56秒台を連続で刻み、セットアップが大きく前進。さらにQ2では、ライバルを圧倒するタイムでPPを獲得しました。これで通算63度目の獲得となり、歴代最多PP記録に並びました。決勝では、今季4勝目を狙います。

チームメートのダニ・ペドロサは、2日連続でセットアップに取り組みました。初日はビッグチェンジを行い、セットアップの方向性を模索。2日目は細かくセットアップを進め、9番グリッドを獲得しました。FP3では総合12番手。Q1に出場したペドロサは、このセッションでトップタイムをマークしてQ2に進出し、ポジションを上げることに成功しました。オートモトドラム・ブルノ・サーキットを得意とするペドロサだけに、決勝では、追い上げのレースが期待されます。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「今日はポールポジションを取れるとは思ってもいませんでした。よくて2番手、もしくはフロントローを獲得できればいいと思っていました。というのも、ホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)が今朝のフリー走行ですばらしいラップを刻んでいたからです。ベストタイムをマークしたときは、ポル(エスパルガロ、ヤマハ)とバレンティーノ(ロッシ、ヤマハ)が前にいて、彼らのスリップをうまく使い、最終コーナーでうまくパスできました。セッション終盤は、とても楽しく走れました。FP4ではセットアップを変えて、1分56秒台でラップを刻めました。アベレージで前進することができてとてもよかったです。もし、明日のレースがドライになったら、いいレースができると思います。もし雨になれば、難しいレースになることは間違いありません。しかし、いいレースができると思うし、気分はいいです」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 9番手)
「昨日から今日にかけて、いくつかのセットアップを試しました。しかし、今朝のフリー走行は、期待していたようにはいきませんでした。その結果、Q1から戦わなければなりませんでしたが、Q2に進出できました。しかし、セットアップで大きく前進することはできませんでした。今は、どの方向でセットアップをしなければならないのか、しっかり検証しなければいけません。明日の決勝は、天気がどうなるかにもよります。とにかく、最大限の結果を得るためにベストを尽くします」

リザルト

予選リザルト
順位 No. ライダー マシン タイム
193マルク・マルケスHonda1'54.596
299J.ロレンソヤマハ1'54.849
329A.イアンノーネドゥカティ1'55.227
441A.エスパルガロスズキ1'55.324
58H.バルベラドゥカティ1'55.437
646V.ロッシヤマハ1'55.509
74A.ドヴィツィオーゾドゥカティ1'55.748
825M.ビニャーレススズキ1'55.787
926ダニ・ペドロサHonda1'55.841
1035カル・クラッチローHonda1'55.930
1138B.スミスヤマハ1'56.115
1244P.エスパルガロヤマハ1'56.522
139D.ペトルッチドゥカティ1'56.148
1445S.レディングドゥカティ1'56.263
1550E.ラバティドゥカティ1'56.535
166S.ブラドルアプリリア1'56.718
1776L.バズドゥカティ1'56.797
1868Y.ヘルナンデスドゥカティ1'56.805
1919A.バウティスタアプリリア1'57.062
2053ティト・ラバトHonda1'57.606

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