MotoGP 第7戦 カタルニアGP 1日目フリー走行
2016/06/03

ペドロサが4番手、マルケスが9番手で初日を終える

第7戦カタルニアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、MotoGPクラスのセッション時は26℃、最後のセッションとなったMoto2クラスの際は最高気温が28℃まで上昇しました。

その中でダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、4番手で初日を終えました。1回目のセッションでは14番手とやや出遅れましたが、午後のセッションでは一気にタイムを上げることに成功。2日目のフリー走行、そして予選でのタイムの短縮とポジションアップに期待が膨らみます。昨年のカタルニアGPでは、シーズン初となる表彰台を獲得。それをきっかけに調子を上げています。今年もカタルニアGPを大きなターニングポイントにする意気込みです。

一方、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)は9番手と出遅れました。午前に行われた1回目のセッションでは、走り出しから快調にラップを刻みました。セットアップに集中し、このセッションでは7番手。2回目のセッションでもセットアップに集中し、9番手で初日を終えました。2日目のフリー走行と予選では、初日のデータを生かし、タイムの短縮とポジションアップが期待されます。

 

第7戦カタルニアGPのMoto2クラスのフリー走行において、SAG Teamのルイス・サロム選手が転倒し、逝去されました。享年24歳でした。

事故は、15時5分から始まったMoto2クラスの2回目のフリー走行で発生しました。サロム選手は、セッション開始から20分後の15時25分に12コーナーで転倒。深刻なコンディションだったため、サーキットから近いカタロニア総合病院に救急車で搬送されました。病院到着後、救急医療チームにより最善が尽くされましたが、現地時間16時55分に逝去されました。

サロム選手は2009年にMoto3クラスでデビュー。これまで9勝、25度の表彰台に立ってきました。Moto2クラスに参戦している今年は、開幕戦カタールGPで2位表彰台に登壇。これからの活躍が期待された選手でした。

Hondaはルイス・サロム選手のご訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

1日目フリー走行リザルト
順位 No. ライダー マシン タイム/差
199J.ロレンソヤマハ1'41.712
225M.ビニャーレススズキ+0.242
335カル・クラッチローHonda+0.299
426ダニ・ペドロサHonda+0.484
545S.レディングドゥカティ+0.570
646V.ロッシヤマハ+0.584
78H.バルベラドゥカティ+0.596
829A.イアンノーネドゥカティ+0.749
993マルク・マルケスHonda+0.773
104A.ドヴィツィオーゾドゥカティ+0.778
1168Y.ヘルナンデスドゥカティ+0.804
1241A.エスパルガロスズキ+0.827
1344P.エスパルガロヤマハ+0.997
149D.ペトルッチドゥカティ+1.118
1550E.ラバティドゥカティ+1.158
1619A.バウティスタアプリリア+1.468
1751M.ピロドゥカティ+1.749
1838B.スミスヤマハ+1.758
196S.ブラドルアプリリア+1.790
2043ジャック・ミラーHonda+1.909
2153ティト・ラバトHonda+1.936