第6戦イタリアGPのフリー走行は、朝方まで降った雨の影響で、午前のセッションはウエットからドライへと路面コンディションが変わる難しい状況となりました。しかし、午後は青空が広がる絶好のコンディションの中でフリー走行が行われました。
5戦を終えて総合2位につけるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、路面コンディションが不安定だったため、午前中は路面コンディションを確認して、1回目のセッションを終了しました。そして、ドライコンディションとなった午後の走行では、トップから1秒差以内に10台という接戦の中で、セットアップを進めながら5番手タイムをマークしました。
ウエットコンディションでスタートしたイタリアGPですが、金曜日の午後から天候は回復に向かっています。土曜日、日曜日と気温も上がることが予想されるため、マルケスはセットアップに集中しました。ポジションは5番手ですが、全体的にフィーリングはよく、2日目のフリー走行と予選では、タイムの短縮とポジションアップに期待が集まります。
チームメートのダニ・ペドロサは、トップから1.017秒差の11番手。ペドロサも、コンディションが不安定なため、午前中は様子見の走り。午後はセットアップに集中し、2日目のフリー走行と予選に向けて準備を進めました。
マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
「今日は5番手でしたが、感触がとてもよかったので、全体的には満足しています。まだ改善の余地はあると思いますが、それは、ほかのライダーたちもみな同じだと思います。今日はもっといい結果が出せると思っていました。しかし、それほど差はありませんでした。このサーキットは難しいです。コンディションがよくなっていくと思うので、調子をキープして、引き続きがんばりたいです。FP1がウエットコンディションでしたが、FP2はドライコンディションになり、タイムも上がりました。今のところ感触はとてもいいので、安定した走りができるようにがんばります」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 11番手)
「それほど悪いスタートにはなりませんでしたが、特別いい結果でもありませんでした。マシンの動きは、ほかのサーキットとそれほど変わりませんでした。タイヤのフィーリングは、それほど悪くはありませんでした。グリップは十分あったし、まずまずのタイムを出せました。しかし、コーナーとストレートで苦戦しています。コーナーの進入はそれほど悪くはないのですが、コーナーの中と立ち上がりで十分な速さがありませんでした。そのため、ベストなラインをキープできていないので、その部分の改善に取り組む必要があります。ムジェロは体力的にとてもハードなので、いい妥協点を見つけなければなりません」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
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1 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | 1'47.696 |
2 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | +0.461 |
3 | 51 | M.ピロ | ドゥカティ | +0.549 |
4 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | +0.574 |
5 | 93 | マルク・マルケス | +0.594 | |
6 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | +0.644 |
7 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | +0.649 |
8 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | +0.710 |
9 | 35 | カル・クラッチロー | +0.762 | |
10 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | +0.774 |
11 | 26 | ダニ・ペドロサ | +1.017 | |
12 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | +1.056 |
13 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | +1.120 |
14 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | +1.136 |
15 | 38 | B.スミス | ヤマハ | +1.503 |
16 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | +1.538 |
17 | 53 | ティト・ラバト | +1.952 | |
18 | 43 | ジャック・ミラー | +2.002 | |
19 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | +2.156 |
20 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | +2.217 |
21 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | +2.672 |
22 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | +3.359 |