MotoGP 第13戦 サンマリノGP 1日目フリー走行
2015/09/11

マルケス2番手、ペドロサ3番手とRepsol Honda Teamの2人が好スタートを切る

第13戦サンマリノGPのフリー走行は終日、青空の広がる絶好のコンディションとなり、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2番手、チームメートのダニ・ペドロサが3番手と続き、Repsol Honda Teamの両選手が好スタートを切りました。今年はミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリの路面が全面改修されたため、7月の事前テストの成果をそのまま発揮することはできませんでしたが、初日からレベルの高い走りとなりました。

7月に事前テストを行っているマルケスは、1回目の走行でトップタイムをマークすると、2回目の走行では、2013年にマルケスが樹立した1分32秒915のサーキットベストタイムに肉薄する1分32秒924をマーク。わずかの差でトップタイムはホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に譲りましたが、今季4勝目に向けて好スタートを切りました。

ペドロサは1回目の走行で4番手。2回目の走行ではマルケスに続いて3番手タイムをマークしました。7月のテストのときにくらべて路面のグリップをうまく引き出せず、ややセットアップに苦戦しましたが、2日目の走行に向けて手応えのある一日となりました。

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは、シーズンを通じて最もHonda勢が苦戦してきたサーキットですが、上々のスタートを切り、今年はマルケスのミサノ初優勝、ペドロサにとっては5年ぶりの優勝の期待が寄せられます。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
「とてもポジティブな一日でした。テストを実施した7月とは路面はかなり変わり、グリップも少なく、それに伴って課題が生まれました。これまでなかった問題でしたが、今日は多くのデータを集めることができたのでうれしいです。新しいスイングアームを試しました。これは来年のRC213Vの方向性を理解するのに役立ちました。ネガティブな点がいくつかあるので今回は使いませんが、ポジティブな点もありました」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「今日は7月のテストほどよくありませんでした。今日の方が路面が汚れていたし、グリップもよくありませんでした。そのため、マシンの感触を見つけるのが難しかったです。テストのときより気温が低かったので、今日のフィーリングにはちょっと驚きました。グリップはよくなっていくと思います。今日はいい仕事ができました。一生懸命プッシュしました。明日も引き続きこの調子で取り組み、もっと前進できるように集中したいです」

リザルト

1日目フリー走行リザルト
順位 No. ライダー マシン F/O タイム/差
199J.ロレンソヤマハF1'32.871
293マルク・マルケスHondaF+0.053
326ダニ・ペドロサHondaF+0.387
44A.ドヴィツィオーゾドゥカティF+0.420
546V.ロッシヤマハF+0.598
644P.エスパルガロヤマハF+0.681
79D.ペトルッチドゥカティF+0.682
838B.スミスヤマハF+0.724
951M.ピロドゥカティF+0.803
1035カル・クラッチローHondaF+0.914
1145スコット・レディングHondaF+0.937
1241A.エスパルガロスズキF+0.969
1329A.イアンノーネドゥカティF+1.261
1425M.ビニャーレススズキF+1.344
1550ユージン・ラバティHondaO+1.474
1676L.バズYAMAHA FORWARDO+1.629
178H.バルベラドゥカティO+1.719
1868Y.ヘルナンデスドゥカティF+1.724
1919A.バウティスタアプリリアF+1.856
2043ジャック・ミラーHondaO+1.985
216S.ブラドルアプリリアF+2.165
2263M.ディ・ミリオドゥカティO+2.355
2369ニッキー・ヘイデンHondaO+2.523
2417カレル・アブラハムHondaO+2.757
2515A.デ・アンジェリスARTF+2.864
2671C.コルティYAMAHA FORWARDO+3.455

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