MotoGP 第8戦 オランダGP 予選
2015/06/26

マルケスが3戦ぶりにフロントローを獲得
ペドロサは2列目から決勝に挑む

第8戦オランダGPの予選は、今季最も厳しい戦いとなり、上位12台で競われるQ2は、ポールポジション(PP)から12番手までが0.609秒差という大接戦でした。その中で。マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、トップから0.259秒差の3番手につけて、3戦ぶりにフロントローを獲得しました。

過去2戦は、フリー走行、予選と、いいリズムで走ることができず、それが決勝レースに影響しました。今大会は、初日のフリー走行で2番手タイムをマーク。2日目に行われた3回目のセッションでは、決勝を想定したロングランを実施して6番手となるものの、4回目のフリー走行では、トップタイムを刻みました。予選では今季4度目のPP獲得に期待が膨らみましたが、わずかに及ばず。3番グリッドから決勝に挑むことになりました。

昨年は、予選で2番グリッドを獲得、ウエットからドライへと路面コンディションが変化した決勝では、どちらのコンディションでも快調にラップを刻んで優勝を果たしました。マルケスは路面状況を的確に判断し、マシン交換のタイミングも良好。ライダーのスキルの高さはもちろんのこと、チーム力で勝利を手にしました。今年も決勝日の天候は予測がつきません。ドライコンディションであれば厳しい戦いになることは必至。不安定なコンディションでも難しい戦いになりますが、そんなオランダGPでも、上り調子のマルケスはシーズン2勝目に挑みます。

初日にトップタイムをマークしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、厳しいアタック合戦の中で4番手につけました。手術を行った右前腕部は順調に回復しています。3位表彰台に立った前戦カタルニアGPよりも「いいリズムで乗れています」とコメントしていることからも、2戦連続の表彰台と、シーズン初優勝に期待が寄せられています。マルケスとともに、優勝候補の一角として名乗りを上げたペドロサ。Repsol Honda Teamには、今季初のダブル表彰台の獲得が期待されます。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
「予選では全員が限界で攻めていました。このサーキットは僕たちには難しいと思っていましたが、とても速く、スムーズに走るバレンティーノ(ロッシ、ヤマハ)やホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)に近いタイムが出せたのでうれしいです。まだ0.1秒か0.5秒ほど足りないので、厳しい戦いが予想されます。明日はできるだけ近づけるよう努力して、どうなるか様子を見たいです。特に相手がバレンティーノだと難しいレースになると思います」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)
「今日のコンディションは、マシンのセットアップを確認するのに役立ちました。ほとんどドライで走ることができたので、とてもラッキーでした。予選はタイムがとても接近している中での4番手なので、とてもうれしいです。カタルニアよりもいいグリッドですし、いい一日になりました。明日はいいスタートを切って、いいレースができるように願っています」

リザルト

予選リザルト
順位 No. ライダー マシン F/O タイム
146V.ロッシヤマハF1'32.627
241A.エスパルガロスズキF1'32.858
393マルク・マルケスHondaF1'32.886
426ダニ・ペドロサHondaF1'32.987
544P.エスパルガロヤマハF1'33.013
629A.イアンノーネドゥカティF1'33.016
735カル・クラッチローHondaF1'33.028
899J.ロレンソヤマハF1'33.042
925M.ビニャーレススズキF1'33.076
104A.ドヴィツィオーゾドゥカティF1'33.112
119D.ペトルッチドゥカティF1'33.126
1238B.スミスヤマハF1'33.236
136S.ブラドルYAMAHA FORWARDO1'33.789
1468Y.ヘルナンデスドゥカティF1'33.875
1576L.バズYAMAHA FORWARDO1'33.999
1645スコット・レディングHondaF1'34.071
178H.バルベラドゥカティO1'34.223
1863M.ディ・ミリオドゥカティO1'34.289
1950ユージン・ラバティHondaO1'34.428
2043ジャック・ミラーHondaO1'34.645
2119A.バウティスタアプリリアF1'34.736
2269ニッキー・ヘイデンHondaO1'34.972
2315A.デ・アンジェリスARTF1'35.189
2433M.メランドリアプリリアF1'36.376

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