MotoGP 第8戦 オランダGP 1日目フリー走行
2015/06/25

ペドロサ1番手、マルケス2番手。Repsol Honda Teamの2人が好スタートを切る

オランダGPのフリー走行は、Repsol Honda Teamが好スタートを切りました。右前腕部の手術のためシーズン序盤の3レースを欠場。第5戦フランスGPから復帰して4戦目を迎えるダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、今季初のトップタイムで初日を終えました。午前中1回目の走行は、トップタイムをマークしたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)から1秒差以内に11台という接戦の中で3番手。午後の走行では1分33秒台の好タイムで連続ラップを刻み、好感触で初日を終えました。

会場のアッセンは不安定な天候になることが多く、この日も午前中は、雲の多い天候となりました。しかし、午後になって青空が広がり、気温も24℃まで上昇しました。トップタイムをマークしたペドロサは、「ドライコンディションを有効に使いたい」と語っていましたが、天候に恵まれたことでセットアップも順調に進み、昨年の大会でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がマークしたサーキットベストタイムをブレイクしました。2日目の予選では、今季初のポールポジション獲得の期待が膨らみます。

2年連続チャンピオンのマルケスは、1回目の走行で2番手タイムマークすると、2回目の走行ではセッション開始から好ラップを刻み、1分33秒から34秒台のハイペースで周回しました。セッション終盤にペドロサに首位を譲りましたが、マルケスも好調なスタートを切りました。今年は不運なレースが多く、7戦を終えて総合5位。タイトル争いは厳しい状況となっていますが、逆転に向けて今大会から反撃を開始する意気込み。今季初のRepsol Honda Teamの1-2スタートに、チームのムードも上々でした。

コメント

ダニ・ペドロサ(MotoGP 1番手)
「今日はいいスタートを切ることができました。アッセンの天候はいつも予測不可能なので、ドライコンディションになったときに、アドバンテージを得たいと思っていました。両セッションともにドライになった1日目は、タイヤやマシンのセットアップを試すことは大事なことでした。マフラーを比べたり、セットアップに取り組んだりしましたが、いいスタートを切ることができました。明日の目標は、引き続き、この調子でがんばることです」

マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
「今日はかなりうまくいきいました。ユーズドタイヤで、いいペースで走ることができ、いつも通りのフリープラクティスセッションを行うことができました。そして、楽しんで走ることができました。全力でセットアップに取り組み、前進しなければなりませんが、今日の進展には満足しています。このサーキットでは、ホルヘ(ロレンソ)とバレンティーノ(ロッシ)がもっと速いと思っていましたが、ダニ(ペドロサ)がファステストで、僕が2番手になり、チームのためにもいい結果になりました。でも、まだフリー走行が終わったばかりなので、引き続き、前進できるようにがんばらなければなりません。バレンティーノは特に力強いペースがあると思います」

リザルト

1日目フリー走行リザルト
順位 No. ライダー マシン F/O タイム/差
126ダニ・ペドロサHondaF1'33.450
293マルク・マルケスHondaF+0.139
346V.ロッシヤマハF+0.202
429A.イアンノーネドゥカティF+0.249
535カル・クラッチローHondaF+0.284
699J.ロレンソヤマハF+0.291
74A.ドヴィツィオーゾドゥカティF+0.394
841A.エスパルガロスズキF+0.407
99D.ペトルッチドゥカティF+0.683
1025M.ビニャーレススズキF+0.782
1144P.エスパルガロヤマハF+0.871
1268Y.ヘルナンデスドゥカティF+0.956
1338B.スミスヤマハF+1.177
1445スコット・レディングHondaF+1.193
156S.ブラドルYAMAHA FORWARDO+1.214
1676L.バズYAMAHA FORWARDO+1.447
1750ユージン・ラバティHondaO+1.597
1869ニッキー・ヘイデンHondaO+1.699
1943ジャック・ミラーHondaO+1.898
2019A.バウティスタアプリリアF+2.039
218H.バルベラドゥカティO+2.088
2263M.ディ・ミリオドゥカティO+2.213
2315A.デ・アンジェリスARTF+3.419
2433M.メランドリアプリリアF+3.775

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