MotoGP 第7戦 カタルニアGP 1日目フリー走行
2015/06/12

マルケスが2番手、ペドロサが3番手
Repsol Honda Teamの両選手が、ホームグランプリで良好なスタートを切る

6月12日(金)、第7戦カタルニアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2番手、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が3番手と、ホームグランプリとして迎えた両選手が、良好なスタートを切りました。

昨年の大会で優勝しているマルケスは、1回目の走行でトップタイムをマーク。2回目の走行では2番手と、順調にセットアップを進めました。今年は、不運の転倒やトラブルが重なり、フラストレーションのたまるレースが続いています。前戦イタリアGPでは、今季2度目の転倒リタイアを喫しているだけに、ホームグランプリとなるカタルニアGPから巻き返しに挑むことになります。

3年連続のタイトル獲得に向けて、全力でサポートをするHonda陣営は、今大会、ニューパーツをマルケスに投入。この数戦で課題になっている車体のバランスの調整に努めました。初日は、その成果が早くも出た形です。土曜日の予選では、今季4度目となるポールポジションの獲得に挑みます。

右前腕部の腕上がりの手術から、復帰3戦目を迎えるペドロサも好調なスタートを切りました。1回目のセッションで2番手、2回目のセッションで3番手。右腕の回復を感じさせる好走で、土曜日の予選では、開幕戦カタールGP以来のフロントローを狙います。前戦イタリアGPでは、表彰台争いに加わって4位。今大会は、今季初表彰台と初優勝に期待が膨らみます。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
「マシンの感触がかなりよかったのでうれしいです。このサーキットはタイヤがかなり消耗するので、レース後半を想定したセットアップに取り組みました。もちろん、みんなも同じ取り組みをしています。今日はいくつかテストをしましたが、問題を少し解決できました。しかし、まだ感触がちょっと違うので、引き続き取り組まなければなりません。それでも、明らかに一歩前進できました。前進することや、トップタイムに近づくことは大切なことです。とにかく、タイヤが消耗してくるであろうレース後半に向けて、準備を進めていかなければなりません」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「昨夜の雨で路面が濡れていましたが、最終的にはドライコンディションで走れました。今日はタイヤのテストに集中しました。路面コンディションは理想的なものではありませんでしたが、リアのセットアップをいくつか試すことができました。明日も引き続き、コーナーの進入と出口で、もっと改善できるようにしたいです。今日はハードとソフトの両方を使いました。グリップは完ぺきではありませんでしたが、とても似ていて、それほど違いを出せませんでした。このことはレースに向けてのカギになると思います。また、スイングアームを2つ試しました。データを慎重に検証して、どちらを使うか決めたいです。ともに一長一短でした」

リザルト

1日目フリー走行リザルト
順位 No. ライダー マシン F/O タイム/差
141A.エスパルガロスズキF1'41.158
293マルク・マルケスHondaF+0.285
326ダニ・ペドロサHondaF+0.631
44A.ドヴィツィオーゾドゥカティF+0.665
525M.ビニャーレススズキF+0.764
629A.イアンノーネドゥカティF+0.780
799J.ロレンソヤマハF+0.876
835カル・クラッチローHondaF+0.886
944P.エスパルガロヤマハF+1.155
1045スコット・レディングHondaF+1.196
1146V.ロッシヤマハF+1.209
1268Y.ヘルナンデスドゥカティF+1.259
1369ニッキー・ヘイデンHondaO+1.465
1438B.スミスヤマハF+1.487
158H.バルベラドゥカティO+1.539
1676L.バズYAMAHA FORWARDO+1.810
179D.ペトルッチドゥカティF+1.837
1817カレル・アブラハムHondaO+1.850
1950ユージン・ラバティHondaO+2.193
2043ジャック・ミラーHondaO+2.211
2119A.バウティスタアプリリアF+2.305
226S.ブラドルYAMAHA FORWARDO+2.378
2363M.ディ・ミリオドゥカティO+2.602
2415A.デ・アンジェリスARTF+3.456
2533M.メランドリアプリリアF+4.112

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