MotoGP 第6戦 イタリアGP 予選
2015/05/30

ペドロサが7番手、マルケスが13番手から追い上げのレースに挑む

第6戦イタリアGPの予選は、Honda勢にとって厳しい戦いとなりました。右前腕部の手術からの復帰2戦目を迎えるダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が7番手。2年連続チャンピオンで、今季は総合4位につけるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、MotoGPクラスへの参戦以降、ワーストグリッドとなる13番手と、ポールポジション(PP)争いに加われず、フロントローを獲得することすらできませんでした。

この日は、雲の多い一日となりましたが、午後は雲の流れが速く、青空がのぞくことも多く、最高気温は22℃まで上昇しました。そのため、初日とほとんど変わらないコンディションとなり、Honda勢にとっては、厳しい走りを強いられる一日でした。

右前腕部の手術を行い、前戦フランスGPで復帰。今大会が復帰2戦目となるペドロサは、初日は14番手だったものの、予選前のフリー走行で7番手までポジションを上げ、予選で7番手をキープしました。とは言え、ムジェロ・サーキットを得意とするペドロサとしては、満足できるグリッドではなく、決勝では上位を狙います。

初日2番手から今季4度目のPPが期待されたマルケスは、午前のフリー走行でセットアップに集中して総合11番手に終わりました。この結果、フリー走行11番手以下で行われるQ1から、Q2進出に挑むことになりましたが、Q1で3番手に終わり、13番グリッドが確定しました。MotoGPクラスへのデビュー以降、ワーストリザルトとなったマルケスですが、アベレージでは優勝争いに加われる速さがあるため、5列目13番手から追い上げのレースに挑みます。

コメント

ダニ・ペドロサ(MotoGP 7番手)
「今日は少しだけうまくいきました。ペースを上げることができたし、ポジションも少し上げられました。ラップタイムも一歩前進しましたが、すごい接戦になったので、グリッドポジションはそれほどよくありませんでした。明日はいいスタートを切らなければなりません」

マルク・マルケス(MotoGP 13番手)
「今日は納得のいかない結果に終わりました。MotoGPクラスにおける最悪の予選結果になりました。午前中は新品タイヤを使わなかったためにQ1へ進むことになってしまいました。そして、トラブルがあり、Q2へは進めませんでした。明日の決勝は、後方からのスタートになるので、苦戦することは明らかです。しかし、明日に向けていいペースがあると思うので、いいスタートを切り、序盤からトップグループで走れるようにがんばりたいです」

リザルト

予選リザルト
順位 No. ライダー マシン F/O タイム
129A.イアンノーネドゥカティF1'46.489
299J.ロレンソヤマハF1'46.584
34A.ドヴィツィオーゾドゥカティF1'46.610
435カル・クラッチローHondaF1'46.657
541A.エスパルガロスズキF1'46.854
651M.ピロドゥカティF1'46.870
726ダニ・ペドロサHondaF1'46.875
846V.ロッシヤマハF1'46.923
925M.ビニャーレススズキF1'46.934
1044P.エスパルガロヤマハF1'47.050
1138B.スミスヤマハF1'47.090
1268Y.ヘルナンデスドゥカティF1'47.423
1393マルク・マルケスHondaF1'47.240
149D.ペトルッチドゥカティF1'47.497
158H.バルベラドゥカティO1'47.978
166S.ブラドルYAMAHA FORWARDO1'48.047
1745スコット・レディングHondaF1'48.120
1876L.バズYAMAHA FORWARDO1'48.133
1969ニッキー・ヘイデンHondaO1'48.298
2017カレル・アブラハムHondaO1'48.366
2119A.バウティスタアプリリアF1'48.477
2263M.ディ・ミリオドゥカティO1'48.503
2343ジャック・ミラーHondaO1'48.572
2450ユージン・ラバティHondaO1'48.638
2515A.デ・アンジェリスARTF1'49.198
2633M.メランドリアプリリアF1'51.391

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