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2015/4/3

ダニ・ペドロサ選手の手術が無事に成功

ロードレース世界選手権MotoGPクラスにRepsol Honda Teamから参戦中のダニ・ペドロサ選手は、「腕上がり」の症状を改善するため、本日、スペイン・マドリードで「iQtra先進医療センター」のメディカルダイレクターを務める整形外科医、アンヘル・ウィラマー医師による手術を受け、無事成功しました。

約2時間に及んだ手術により、ウィラマー医師は「腕上がり」の原因となる、筋肉を成形している筋膜を完全に除去。術後の経過が良好であることを確認されれば、ペドロサ選手は数時間後に退院できる見込みです。

今後数週間、ペドロサ選手はウィラマー医師のもとへ通院して検査を受けるとともに、理学療法プログラムに臨みます。全治は4〜6週間の見込みですが、ウィラマー医師が術後の効果を確認するまで、レースへの復帰時期は未定です。

アンヘル・ウィラマー医師
「手術は局所麻酔を施し、2時間をかけて行いました。顕微鏡技術により超小型レンズを用いて行ったため、難易度の高い手術でした。筋膜を確認したところ肥大化が認められ、切開して圧力から解放する必要があり、前腕部から除去しました。この肥大化が筋膜内で筋肉を充血させ、前腕部内の圧力が高まることによって酸欠状態が起こり、ライディング時の痛みを引き起こしていました。今後数週間は経過観察を行い、この手術の成果があるかを見極めていきます」

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