HRCの歴史

2007年〜2012年
2007年

新しい規定により、MotoGPのエンジン排気量が800ccとなる。
HRCは800cc4ストロークV4エンジンRC212Vを発表。Dani Pedrosaがワールドチャンピオンシップ2位を獲得。
清成龍一がCBR1000RRで2度目のブリティッシュスーパーバイクチャンピオンを獲得。
トライアル世界選手権では、Honda移籍1年目のToni BouがMontesa Cota 4RTで開幕5連勝、年間9勝を挙げて自身初となるワールドタイトルを獲得。
M根眞澄が代表取締役に就任。
安武幸祐が常務取締役に就任。
HRC創立25周年感謝の集いをSan Marinoで開催。

2008年

Hondaワークスチーム「DREAM Honda Racing Team」の、清成龍一とCarlos ChecaがCBR1000RRで鈴鹿8耐優勝。
中本修平が取締役副社長に就任。

2009年

WGP2ストローク250ccクラス最終年に青山博一がRS250RWでワールドチャンピオンを獲得。
世界同時不況の影響によりHRCレース体制を縮小。MotoGP以外のワークス活動を停止。
代表取締役社長に鈴木哲夫が就任。
WGPへのHonda参戦50周年セレモニーを日本GPにて開催。
ロードレースの普及に寄与したRS 125Rの生産を終了。生産累計台数約15,000台。

青山博一 Honda RS250RW
2010年

HondaはWGP250ccクラスに替わるMoto2クラスのオフィシャル・エンジン・サプライヤーとして、4ストローク600cc エンジンの供給を開始。開幕戦カタールGPでは日本人ライダーの富沢祥也氏が最初の優勝者となった。
清成龍一はCBR1000RRで自身3度目となるブリティッシュスーパーバイク選手権チャンピオンを獲得。また、高橋巧とのコンビで鈴鹿8時間耐久ロードレースに勝利。

Moto2 カタール 2010年 / Toni Bou 2010年 Montesa Cota 4RT
2011年

800ccのMotoGP最終年、Honda移籍1年目のCasey Stonerが2010年最終仕様をベースに熟成を重ねたRC212Vでタイトルを獲得。また、アラゴンGPではRepsol Honda Teamとしてプレミアクラス100勝目を達成した。
RC212Vは年間13勝を達成し、コンストラクターズ・タイトル、チーム・タイトルと合わせ三冠を獲得。
伊藤真一が東日本大震災復興支援のため、日本GPにTeam HRCにて参戦。13位完走を果たす。
カタルニアGPにおいてAlex Crivilleのライディングにより、次期Moto3クラスに対応したレーサーNSF250Rを発表。同6月、日本において発表会を開催。
秋吉耕佑、伊藤真一、清成龍一がCBR1000RRで鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝。
トライアル世界選手権で、Toni Bouがワールドチャンピオン5連覇。

Casey Stoner アメリカGP 2011年 Honda RC212V / Casey Stoner オーストラリアGP 2011年 Honda RC212V
2012年

レギュレーション変更により、MotoGPクラスのエンジン排気量が1000ccとなった。この新しいルールに対応した2012年型マシンのRC213V は18戦中12勝を挙げ、チーム及びコンストラクターズチャンピオンを獲得。2ストローク125ccクラスに代わり導入された4ストローク250ccエン ジンを使用するMoto3クラスがスタートし、ニューマシンのNSF250Rが開幕戦で記念すべき勝利を飾り、新しい時代の幕開けを告げた。
トライアル世界選手権は、Toni Bouが6年連続のワールドチャンピオンに輝く。
全日本モトクロスIA1クラスにおいては、CRF450Rで成田亮がHondaに6年ぶりとなるチャンピオン獲得をもたらした。
Jonathan Rea、秋吉耕佑、岡田忠之がCBR1000RRで鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝。

Dani Pedrosa チェコGP 2012年 Honda RC213V / MaverickVinales カタールGP 2012年