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FORMULA 3 EURO SERIES | F3ユーロシリーズ | |||||||||
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REPORT | ||||||||||
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F3ユーロシリーズも、シーズンを折り返して後半戦に入った。シリーズ第6戦はドイツのニュルブルクリンクで開催された。今回も塚越広大にとって初めて走るコースだが、木曜日から練習走行のため3回のセッションが設けられていたため、精力的に走り込んで本番に備えた。 |
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![]() - ザンドボールトを走る塚越 - |
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しかし、予選セッションでは気温が急に上がったこともあり、セッティングをまとめることができないままタイムアタックせざるをえず、結局予選20番手と厳しいポジションからレースに臨むことになった。 レース1は土曜日の午前中に行われた。塚越はスタートでダッシュ、第1コーナーでは敢えてリスクの高い走行ラインを選んで勝負をかけていきなり10番手まで順位を上げた。 しかし、第3コーナー進入時に後方のマシンが追突、塚越はスピンして大きく順位を下げた。塚越はあきらめず、そこから追い上げにかかったが、14周目に入った第1コーナーのブレーキングでマシンのコントロールを失いオーバーラン、ピットまで帰ったものの、リアのサスペンションアームが折れていることが判明、リタイアを決めた。1周目の追突で受けたダメージが原因だった。 日曜日の午前中にレース2が行われた。塚越のスターティンググリッドはレース1の結果より25番手。塚越は再びスタートでダッシュ、第1コーナーのアウトを攻めて一気に15番手まで順位を上げた。その後も次々に前のライバルを追い抜いていく。 |
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![]() - 塚越広大 - |
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途中、セーフティカーが入って隊列を組むため車間が詰まった。塚越にとっては大きなチャンスだ。再スタートで塚越はさらに順位を上げようと攻めた。だが第1コーナーのブレーキングでホイールがロック、タイヤにフラットスポットができてしまった。 この影響で振動が生じ、塚越のペースは上がらなくなった。結局塚越は11番手のポジションを守る走りに転じ、そのままフィニッシュした。 |
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Koudai Tsukagoshi | 塚越広大 | |||||||||
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COMMENT |
「今回は、予選でタイムが出せず、トップから大きく離されてしまいました。うまくセッティングをまとめられなかったことが原因だと思っています。僕も経験が少ないし、エンジニアも経験が少ないので、お互いに協力してクルマを作ってきましたが、ここではそれがうまく噛み合わなかったようです。ただ、決勝では2レースとも、うまくスタートできて、ポジションを大きく上げることができたので、それは自分の自信につながったと思います。予選でもっと前のポジションにいれば、リスクをおかす必要もなく、周囲のマシンとからむことも少なかったはずなので、やはり予選でうまくタイムを出せなかったことが今回の反省点です」(塚越) |
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REPORT | ![]() - ヨーロッパにファンもできた - |
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なお、塚越は8月10日〜10日、ベルギーのゾルダーで開催された国際F3レース、マスターズF3」に参加、世界から集まったF3の強豪たちに混じって予選4位と好ポジションを獲得、決勝レースに臨んだ。しかしスタート直後に3位争いに入ったが接触、コースオフしてサスペンションを壊して、惜しくもリタイアしてしまった。 |
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SUPER GT | SUPER GT | |||||||
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REPORT | ||||||||
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シリーズ第6戦、鈴鹿1000kmレースは、真夏の鈴鹿サーキットで開催され、伊沢拓也が#1 ARTA NSXに乗って出走した。真夏の炎天下で行われるシリーズ最長の1000kmレースに備え、サードドライバーを登録するチームが多い中、#1 ARTA NSXは当初からレギュラーの2人だけで走りきる作戦である。 | ||||||||
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![]() - 伊沢拓也 - |
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土曜日の鈴鹿サーキットは朝から雨模様となった。#1 ARTA NSXはファーマンが2分8秒703のトップタイムを記録し、GT500専有時間を終えた。ステアリングを託された伊沢は、雨が弱まったタイミングを見はからって浅溝のタイヤを選択、タイムアタックにかかり、ファーマンのタイムを更新する2分8秒457を記録した。 他チームもタイム更新に成功、伊沢のタイムは4番手となったが、暫定トップのマシンがエンジン積み換えにより10グリッド降格となったため、#1 ARTA NSXの予選結果は3番手に繰り上がって、開幕から6戦連続でのスーパーラップ進出を決めた。 |
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![]() - NSXと伊沢 - |
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ところがスーパーラップを前に天候が急転し、鈴鹿サーキットには土砂降りの雨に見舞われた。これを受けて、スーパーラップを含む残りのセッションはキャンセルとなり、予選1回目の結果でスターティングリッドが決定した。 日曜日の決勝スタート前には路面は乾き、ドライコンディションでレースが始まった。スタートはファーマンが担当、前を行く2台のマシンを追いかける3番手で序盤戦を走った。ところが、16周を終えたところでファーマンは足回りに異常を感じて予定外のピットイン。 点検の後コースに復帰するが、順位は大きく後退してしまった。その後、再びファーマンは異常を感じて、ピットイン。予定のタイヤ交換とドライバー交代をして伊沢がステアリングを握り戦列に復帰した。 |
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![]() - ドライバー交代 - |
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伊沢はトップグループと遜色ない好タイムで周回を重ねるが、52周目のシケインで他車と接触、車両の点検のため緊急ピットインをすることになった。その後再び予定外のピットインをしたため、上位争いには手が届かないポジションまで順位を下げてしまった。 その後は順調に走ったものの、前半で背負った遅れは取り戻すことができず、6周遅れの13位でチェッカーを受けた。 |
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![]() - 日没後の走行 - |
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なお、このレースでは100号車のRAYBRIG NSXに、井出有治、細川慎弥に加えサードドライバーとして松浦孝亮が加わり、フォーミュラ・ドリームの歴代チャンピオン3人が揃った。#100 RAYBRIG NSXは激しい首位争いを繰り広げ、見事2位に入賞している。 |
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Takuya Izawa | 伊沢拓也/R・ファーマン | |||||||
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COMMENT | 「クルマのスピードは確実にあるのに、連続で勝てるレースを勝てないで終えている。ツインリンクもてぎで開催される次のレースでは、クルマのポテンシャルを十分に引き出すレースを心がけ、結果を残したいと思っています」(伊沢) |
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JAPAN FORMULA 3 | 全日本F3選手権 | ||||||||||||||||
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REPORT | |||||||||||||||||
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2008年度全日本F3選手権もシリーズの大詰めを迎えている。シリーズ第13戦、第14戦はツインリンクもてぎで開催された。土曜日のツインリンクもてぎは、気温34℃と真夏の暑さに見舞われた。午前11時15分から行われた第13戦の公式予選ではホンダ・チーム・リアルの中山友貴が4番手、山本尚貴が5番手、ホンダ戸田レーシングの中嶋大祐が9番手につけた。また予選セッションのセカンドタイムで決まる第14戦のスターティンググリッドは、中山が4番手、山本が6番手、中嶋が8番手と決まった。 |
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![]() - 中山友貴 - |
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第13戦決勝は、土曜日午後3時38分にスタートした。午前中の晴天から一転、曇り空となって気温が低下、コンディションが変わるという難しい状況だ。 スタート後は中山が4番手、山本が5番手と予選順位を入れ替えてポジションを確保するが、中嶋はスタートに失敗、ナショナルクラスの選手に先行されて苦しい展開となる。 中山と山本は接近したまま前を行く井口卓人(TDP TOM'S F308)に迫るが順位を入れ替えるには至らない。そのうち後続車が追いついて、8番手まで順位を取り戻した中嶋までが続く集団となった。 だが、それ以上の順位変動は起きず、そのままフィニッシュを迎えた。中山は山本の追撃を振りきって4位に入賞、山本は5位、中嶋は8位だった。 日曜の午後2時23分、前日の第13戦決勝と同様、曇り空の下で20周の第14戦がスタートした。今回は予選順位のまま、中山が4番手、山本が5番手につける展開となった。第13戦でスタートに失敗した中嶋は、うまくスタートして嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)をかわし7番手に続いた。 |
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![]() - 山本尚貴 - |
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序盤からトップ3台のTOM'S勢が先行し、中山、山本は第2集団を引っ張る形となったが、中盤にさしかかると中山が1人第2集団を抜け出し、単独4番手となる。だが、追い抜きが難しいレイアウトであるうえに、フォーミュラ・ニッポンの決勝レース1の終了直後とあって、路面コンディションが悪かったためか、レースはこう着状態に入り、フィニッシュを迎えた。 2週間あいて8月30日〜31日、富士スピードウェイでシリーズ第15戦および第16戦が開催された。土曜日に行われた公式予選セッションの結果、第15戦のスターティンググリッドは中山が5番手、中嶋が6番手、山本が7番手、第16戦のスターティングリッドは中山が5番手、中嶋が7番手、山本が8番手と決まった。 その後行われた第15戦の決勝レースは、雨は上がったが路面の大部分は濡れており、走行ラインのみが乾きだしているという微妙なコンディションで行われた。 スタートで中山はうまく加速、4番手へ上がり、ヘアピンで3番手へ抜け出す。中嶋もそれに続こうとしたがうまくいかず、オープニングラップにオーバーランして順位を落とした。中嶋はこのときマシンを壊し、ピットインしてリタイアとなった。 |
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![]() - 中嶋大祐 - |
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いったんは3番手に上がった中山だったが、セクター1、セクター2でライバルを上回る速さを見せながらセクター3では逆にライバルに詰め寄られるという展開となり、結局ストレートでライバル車2台に追い抜かれて順位を5番手に落とした。 その後、中山は背後の山本とテールトゥノーズの戦いに入ったが、レース後半で山本を引き離し、前を行く国本京佑(TDP TOM'S F308)を追い上げるが惜しくも届かず、終盤には追いついてきた山本と再びテールトゥノーズの戦いとなって、そのままフィニッシュした。 日曜日の第16戦は、ドライコンディションで行われた。レースでは中山がスタートで前に出ようと加速した際、前の選手に進路を塞がれて行き場がなくなり失速、順位を落としてしまった。山本は中山と逆に開いたラインに乗って順位を上げて中嶋、中山の前に出た。その後山本は安田裕信(Three Bond)と激しく5位を争ったが結局前に出ることはできないままフィニッシュした。 |
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Naoki Yamamoto | 山本尚貴 | ||||||||||||||||
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Yuki Nakayama | 中山友貴 | ||||||||||||||||
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Daisuke Nakajima | 中嶋大祐 | ||||||||||||||||
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COMMENT |
「岡山では勝てた。鈴鹿では表彰台に上がれた。非常にいい道具を用意してもらっていることはよくわかっています。だから、それに応えようと戦いました。でも、監督がいいクルマを作って現場へ持ってきてくれているのに、それを現場で自分に合った状態にするためのコメントがまだうまくできていない。もてぎ、富士と中山(友貴)さんに正直いって負けている。同じクルマを同じチームで走らせているので言い訳はできないけれど、1年多くF3に乗っている経験の差がここで出ているのかという気がします。どうしてももう1回は優勝しなくてはいけない、と思っています」(山本) 「富士では、金曜日走り出した段階で、流れもよくて、クルマと相談しながら、少しずつ自分に合うようにアジャストしてもらって、フィーリングはよくなりました。でも予選は雨がらみで、不安もあったので先にタイムを出してしまおうとタイムアタックした。でもあまりうまくはいきませんでした。土曜日のレースでは、うまくスタートできたと思います。でも最終コーナーで、コースの乾いているところと濡れているところの見極めがうまくいかなくて、ワイドなライン取りをしてしまった。それで2台まとめて抜かれてしまったんです。その後のペースは悪くなくて、前のクルマについていけたんです。何度か1コーナーで、攻め込めるかなというチャンスもあった。でも自分の得意なセクター2で攻めたら少し攻めすぎてオーバーランしてしまった。それで前との間隔が開いてしまいました。もったいないことをしました。日曜日は、1コーナーの競り合いで行き場所がなくなってしまった。これは自分の失敗です。自分の居場所は自分で作らなくてはいけないと反省しています。前半のペースはよかったのですが後半は自分の走りの幅が狭い勢でペースが落ちてしまった。これも反省点です」(中山) 「もてぎから、よい流れになったと思います。その流れをいい意味で壊さず富士でもレースができたと思います。富士の予選では、もてぎのときよりももっと新品のタイヤをうまく使えるようになりました。ただ、雨が降ってくるタイミングに合わせることができず、自分としてはもう少しタイムを出せたと反省しています。土曜日のレースでは自分のミスでスタートに失敗して、それで焦ってしまって1コーナーで少しでも取り返さなくてはと、リスクの高いラインを選んでしまって止まりきれず、前を走っていた安田さん(ThreeBond)に迷惑をかけてしまいました。日曜日のレースは、スタートでは失敗はしなかったのですが山本君に先に行かれてしまいました。昨日のこともあって1コーナーで少し弱気になってしまったかもしれません。オープニングラップで1つ順位を取り返し、そのあと、中山君に攻められて危なかったのだけれど、なんとか押さえることができて、それから中山君を引き離して単独走行になりました。その間、無線で山本君のタイムを教えてもらっていました。タイム自体は特に遅くはなかったけれど、僕の方がバラついていました。今日は少しマシンのバランスが変わって、それに対応しきれなかった面があったと思います。でももてぎから大分まともに走れるようになった。いい流れになったと思うので、最後はもっといい成績でシーズンを締めくくりたいと思っています」(中嶋) |
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