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MOTOGP 250CC | ロードレース世界選手権 250cc | ||||||||||
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REPORT | |||||||||||
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シーズン中盤、転倒、マシントラブルなど不運なレースが続いた高橋裕紀(JiR Team Scot 250)にとって、第9戦オランダGPと第10戦ドイツGPは、デビュー以来得意とするサーキットであり、高橋はこれまでの遅れを一気に取り戻す意気込みでレースに臨んだ。 両レースともに不安定な天候の中で行われた。オランダGPは、ウエットコンディションまでには至らないが、断続的に小雨が降り続ける微妙なコンディション。一方、ドイツGPはフルウエット。雨のレースも得意とする高橋だけに大きな期待が膨らんだが、予選でセッティングを詰めきれなかったことが大きく影響した。 |
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![]() - 高橋裕紀 - |
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第9戦オランダGPが行われるアッセンは、シーズンを通じて最も天候が不安定で、選手たちを悩ませるサーキットとして知られている。初日はドライコンディション。順調なスタートを切った高橋は、午前中のフリー走行で自己ベストタイムを更新。午後の予選でも順調にタイムを短縮して9番手。「決勝で使うタイヤがすぐに決まった。タイヤの割り当てがあるので、決勝用のタイヤを温存した」という余裕の走り出しとなった。 しかし、2日目は雨の中でフリー走行が行われた。午後の予選では路面はドライになったが、午前中の雨の影響でグリップが低下、難しいコンディションとなった。高橋は、「今日はエンジンのセッティングがうまくいかなかった。その対策に時間を費やしたのが痛かった。午前中の雨の影響で路面のグリップが変わり、風が強かったこともあって、予選ではタイムを更新できなかった」と不完全燃焼の一日だった。 決勝日も午前中は雨。決勝はかろうじてドライコンディションになったが、断続的に小雨が降り続く難しいコンディション。決勝に向けて大きくセッティングの変更にトライした高橋は、「フルタンクのときにペースを上げられなかった」と序盤は遅れたが、中盤から快調にラップを刻んで追い上げのレースを披露、8位でチェッカーを受けた。 |
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![]() - 高橋裕紀 - |
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第10戦ドイツGPは、2年前にGP初優勝を達成したサーキット。今季ここまで表彰台に一度しか立っていない高橋は、2度目の表彰台と今季初優勝を狙っていた。初日はドライコンディションとなり、午前中のフリー走行からペースを上げていく予定だったが、フロントの安定性に課題を抱えて8番手。得意とするサーキットだけに、2日目のポジションばん回に闘志を燃やした高橋だが、フロントの安定性が改善されるも今度は旋回性に問題を抱えてしまう。そのために思うようにタイムを伸ばせず予選10番手にダウン。パッシングポイントのないサーキットであることを考えると、厳しい立場から決勝に挑むことになった。 迎えた決勝は、雨。断続的に強い降りとなる難しいコンディションだ。予選でセッティングをまとめきれなかった高橋は、予選グリッドの悪さと、予選から抱えていた旋回性の悪さに苦しんで9位に終わった。得意なサーキットでの2連戦だったが、高橋にとっては納得のいかない結果に終わってしまった。しかし、セッティングに苦しみながらも多くのデータを蓄積した。このデータはシーズン後半の戦いに生きることになるだろう。第12戦チェコGP(第11戦アメリカGPはMotoGPクラスのみの開催となるため、250ccクラスは11戦目)からいよいよ後半戦が始まる。 |
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Yuki Takahashi | 高橋裕紀 | ||||||||||
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