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Hondaの人材育成

マンスリーレポート 第2回
F3ユーロシリーズ SUPER GT 全日本F3選手権 FCJ
FORMULA 3 EURO SERIES F3ユーロシリーズ
REPORT
 

F3ユーロシリーズに参戦する塚越広大は、5月30日〜6月1日、フランスのポー市街地コースで開催されたシリーズ第3戦に出場した。ポー市街地コースでF3レースが開催されるのは3年ぶりのこと。狭く荒れた路面のこのコースを走るのは、塚越にとってはもちろん初めての経験である。

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- ポー市街地を走る塚越 -
 

塚越は前日の公式練習で初めてポーを走ったにもかかわらず、ドライコンディションで7番手のタイムを記録した。しかし、土曜日の公式予選で降雨の影響で路面が濡れてしまい、ペースを上げきれず11番手に終わった。

土曜日に行われたレース1の決勝では全車がスリックタイヤでスタートした。塚越はスタートでうまく順位を上げたが結局抜き返されて11番手でレースを始め、2周目では前のマシンがスピンしたため一旦停止を余儀なくされ、逆に順位を落としてしまった。しかしその後ファステストラップを記録するなど、本来の速さも見せて追い上げにかかり、レース終盤にはなんと6番手にまで順位を上げ、更に上位を狙う構えに入った。

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- 塚越広大 -
 

だが残り4周のところでブレーキにトラブルが発生し、走行不能になってマシンを止めた。チェッカーは受けられなかったが、義務周回数を満たしていたため塚越の順位は11位として記録に残った。

レース2は日曜日に行われた。レース直前に強い雨が降って路面は完全ウエットとなり、レースはセーフティカーに先導されてのローリングスタートとなった。そのまま3周したのち、セーフティカーがピットインしてレースが始まった。レース1の結果により11番手からのスタートとなった塚越だったが、スタート直後の2コーナーで追突されてコースアウト、最後尾まで順位を落としてしまった。そこから追い上げにかかったものの、結局順位を18位まで上げたところでレースは終わってしまった。

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- コースを攻める塚越 -
Koudai Tsukagoshi 塚越広大
 
Rd.3 予選:11番手 Race1:11位 Race2:18位
COMMENT

「公道レースとしては、マカオを走ったことがありましたが、ポーはマカオとは全く違い、コース幅も狭く、高い縁石があるため、非常に難しいコースでした。縁石も、乗れるところと乗れないところがあったり、路面も滑りやすかったりして、ライン取りが特に難しかったです。更に今回は天候もコロコロと変わって、それにも振り回されてしまいました。結局、結果は残りませんでしたが、とてもいい経験になったとは思います」(塚越)

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SUPER GT SUPER GT
REPORT
 

6月21日〜22日、シリーズはマレーシアのセパン・サーキットへ転戦した。公式予選で2番手のタイムを叩き出したラルフ・ファーマン/伊沢拓也組の#1 ARTA NSXは、フロントローから決勝のスタートに臨んだ。

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- 伊沢の激走 -
 

酷暑を避け、午後4時に切られたスタートを担当したのはファーマン。ファーマンは2番手の位置を守ってレースを始めた。当初、トップを走る#22 MOTUL AUTECH GT-Rに7秒差まで間隔を開けられるが、その後追い上げに転じ、1秒差にまで迫る。25周を終え、2車は同時にピットイン。

ステアリングを託された伊沢は、#22 MOTUL AUTECH GT-Rを追い上げる。30周目、勝負に出た伊沢は2コーナーのインに飛び込むがわずかに接触、#22 MOTUL AUTECH GT-Rはハーフスピンして伊沢が首位に立った。

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- 緊迫のドライバー交代 -
 

しかし伊沢には、このアクシデントに対するドライブスルーペナルティの裁定が下り、#1 ARTA NSXは4番手まで順位を落としてしまった。だが伊沢は勝負をあきらめず、再び追い上げにかかり3番手へ順位を上げ、さらに2番手のマシンに迫った。ところがそのとき伊沢のマシンの足回りにトラブルが発生、伊沢はピットインを余儀なくされた。コース復帰した#1 ARTA NAXは11位にまで順位を落とし、さすがにレースも終盤とあってそれ以上の追い上げはならなかった。

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- 速さを見せた伊沢 -
 

なお、伊沢は5月25日にツインリンクもてぎで開催された全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦決勝で4位、6月8日に岡山国際サーキットで開催された第4戦決勝で5位に入賞し、シリーズポイントランキング6位につけている。

Takuya Izawa 伊沢拓也/R・ファーマン
 
Rd.4 予選:2番手 決勝:11位
COMMENT

「ピットストップではリアタイヤのみを交換したので、交代した当初はクルマのバランスの違いをつかみきれずペースを上げられませんでした。でも、途中からつかめてペースを上げ、前のマシンに追いついたのでオーバーテイクを試みました。2コーナーでの接触に関しては、僕としてはいけるかなと思ったのですが、無理だったのかもしれません。その後もあきらめずにペースを上げて走っていましたが、クルマにトラブルが出たのでピットインしました。岡山、富士、セパンと3戦連続で自分がミスしたことについて、チームやファンのみなさまに申し訳なく思っています」(伊沢)

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JAPAN FORMULA 3 全日本F3選手権
REPORT
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- 表彰台に立った山本と中山 -
 

第7戦、第8戦が行われるツインリンクもてぎでは、天候の悪化が予想されたものの、ドライコンディションで土曜日午前に公式予選が行われた。第7戦の公式予選では山本尚貴が6番手、中山友貴が7番手、中嶋大祐が8番手。続けて行われた第8戦の公式予選でも山本が6番手、中山が7番手、中嶋が8番手となった。

土曜日午後の第7戦の決勝では、1周目に混乱が起き、山本、中山、中嶋はひとつずつ順位を上げる。結局そのままの順位でフィニッシュを迎えた。

日曜日の第8戦は、雨は上がっていたものの、前夜に降った雨で路面はウエットコンディションで、出走全車がレインタイヤを選択してスタートを迎えた。スタート直後、立ち上がった水しぶきで視界がさえぎられ、ストレート上で中山が中嶋に追突、中嶋はスピンしてコースアウトしてコンクリートウォールに当たり、そのまま戦列を去った。

山本は、国本京佑(TDP TOM'S F308)がスピンしたスキに5位へ進出、上位陣の混乱に乗じて、更に順位を上げて3位を走る。しかし後方の嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)に攻められる。山本が周回遅れのナショナルクラスを追い抜く際に手間取ったこともあって15周目の最終コーナーで嵯峨が接近、左前輪が山本の右後輪と接触したため、山本は姿勢を崩してコースオフしてレースを終えた。

中山は4周目にオーバーランするがコースへ復帰、14周目にもオーバーランして順位を落とすが総合10位でレースを完走した。

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- 中山友貴 -
 

シリーズは舞台を岡山国際サーキットへ移し6月7日〜8日、第9戦と第10戦が行われた。土曜日朝の公式予選の結果、第9戦でポールポジションを奪ったのは井口卓人(TDP TOM'S F308)。2番手以降にカルロ・ヴァン・ダム(PETRONAS TEAM TOM'S F308)、国本が続いた。しかし、ヴァン・ダムは予選終了時にダブルチェッカーというミスを犯して3グリッド降格のペナルティを受け、スターティンググリッド3番手にホンダ・チーム・リアルの山本尚貴、4番手に同じく中山友貴が並ぶこととなった。ホンダ戸田レーシングの中嶋大祐は8番手だ。

スタートでは国本が飛び出したが、これはジャンピングスタート。一方、井口にはスタート位置違反の判定が下り、2車に対してドライブスルーペナルティが科せられる。

この結果、8周目には山本が首位に立った。背後には中山をかわしたヴァン・ダムがつけて接近戦が始まるが、追い抜きには至らない。フィニッシュ1周前のヘアピンでヴァン・ダムは山本のインに飛び込んで勝負をかけるが、山本は冷静にそれを押さえ込み、首位を守った。

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- 山本尚貴 -
 

結局、今季F3にデビューした山本は、自身初めて首位で優勝のチェッカーを受けた。また、中山も、ヴァン・ダムに続き、自身初めてのF3表彰台となる3位でフィニッシュを遂げた。中嶋は6位でフィニッシュした。

日曜日午後に開催された第10戦のスターティンググリッドは、ヴァン・ダムがポールポジション、2番手以降国本、井口、そして4番手に山本、5番手に中山と好調ホンダ・チーム・リアルの2台がこれに続き、8番手にホンダ・戸田レーシングの中嶋大祐が並んだ。

スタートでは中山が安田裕信(ThreeBond)にかわされてポジションをひとつ落としてレースが始まった。トップ3台のペースは4位の山本以下を上回っており、山本は後方から迫ってきた安田との接近戦に入った。

20周目のヘアピンで勝負に出た安田はブレーキをロックさせてしまい2車は接触、山本はレースを続行したが安田はスピンして大きく順位を落とし、中山が再び5位へ順位を回復する。

こうしてチェッカーは振られ、山本は4位、中山5位、淡々とレースを続けた中嶋は9位でレースを終えた。

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- 優勝した山本 -
Naoki Yamamoto 山本尚貴
 
Rd.7 予選:6番手 決勝:5位
Rd.8 予選:6番手 決勝:リタイア
Rd.9 予選:3番手 決勝:優勝
Rd.10 予選:4番手 決勝:4位
Yuki Nakayama 中山友貴
 
Rd.7 予選:7番手 決勝:6位
Rd.8 予選:7番手 決勝:10位
Rd.9 予選:4番手 決勝:3位
Rd.10 予選:5番手 決勝:5位
Daisuke Nakajima 中嶋大祐
 
Rd.7 予選:8番手 決勝:7位
Rd.8 予選:8番手 決勝:リタイア
Rd.9 予選:8番手 決勝:6位
Rd.10 予選:8番手 決勝:9位
COMMENT

「もてぎでは、クルマに対するインフォメーションを的確に返していればもっと展開は変わっていたと思います。まだドライバーとして言葉が足りないというか、感じたことをうまく伝えられないところがあります。ポイントになるコーナーならコーナーを絞り込んで、そこを良くしていけばいいのに、全部のコーナーを良くしようとして、チームも対応できなくなってしまう。せっかくクルマは良い状態なのに自分でだめにしてしまった感じでした。
岡山での第9戦ではこれまでのベストグリッドである3番手からのスタートでしたが、去年FCJで勝ったときのことを思い出して、あまり周囲のことは気にしないようにしました。前が居なくなって首位に立って、正直なところ心の準備はできていませんでした。これまでなら気が抜けて失敗したりするところですが、とにかくプッシュを続けようと心に念じて走りました。後から攻めてくるクルマがいましたが、落ち着いていれば抜かれることはないと自分に言い聞かせていました。優勝したのは嬉しいですが自分の中では複雑な思いもあります。でも勝ちは勝ちだと思うことにします。今日だけは喜んで、今後はまた頭を切り換えベストを尽くそうと思いました」(山本)

「もてぎで走り出して、まず感じたのは自分の中でレースを組み立てるのが遅いということでした。チームが持ってきてくれたクルマを更に良くしていくという点でうまくいかなかった。タイムアタックはまずまず、午後も流れは悪くなかったんですが、自分でニュータイヤの使い方を失敗してしまった。自分で納得のいく状況になるまでの時間は短くなってきているとは思うんですが、第8戦は接触の影響でアームが曲がってしまってペースが上がらなくて、とにかくフィニッシュだけはしようと頑張ったつもりです。クルマのパフォーマンスが非常に高くなっていることは感じ取れるので、後は自分がもっと早い段階でそれを使いこなせるようになりたい。走り出しの段階ではわからなかったことが、日曜日終えてみたときにはわかったとか、そういうことが課題でした。
岡山の第9戦では、スタートではクラッチミートのタイミングがうまくいかなかった。途中で3位になったことは知らなかったんです。勘違いしたまま走っていてレースが終わってから3位だということを知りました。今日はラッキーで表彰台に上がりましたが次は実力で表彰台に上がりたいと思います。チームが僕らのためにクルマを開発してくれて、それは感じ取れていたんですが、それを今までなかなかドライバーとして引き出すことができなかったんです。今回は、少しは結果として返すことができたかなとは思っています」(中山)

「もてぎでは、だいぶ、マシンにも慣れて良い感じになってきたなと感じました。僕は、癖でエンジンブレーキをあまり使わないドライビングをしていたんですが、それをチームの人に指摘されて、そこを直すことによってきっかけがつかめたような気がします。決勝は、残念ながら自分のミスでリズムを崩してしまって遅れてしまったんですが、後半は冷静になって自分を取り戻したら良くなっていきました。これは完全に僕のミスですね。第8戦では雨のレースに自信があって、スタートで前に出られたんですが、接触してしまいました。その後のレースも荒れていたので、こういうレースこそ落ち着いてポイントを取らなくちゃいけなかったと反省しました。
岡山では納得できない週末を過ごしました。たとえばアンダーステアが出たりオーバーステアが出たりしたときにセッティングで直すことはできるのですが、それがタイムにつながらないんです。今の段階では何をすればタイムにつながるのかが見えていない。これまでは僕の乗り方がバラついていてセッティングも進められなかったので、今回はそこに気をつけて、できるだけ同じように走らせようと心がけました。そういう点は上達したと思うんですが、なかなかタイムに反映されない。何かまだ気がついていない大きなポイントがあるのかもしれない、というのが正直な気持ちです」(中嶋)

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FORMULA CHALLENGE JAPAN フォーミュラチャレンジ・ジャパン
REPORT
 

5月24日〜25日にツインリンクもてぎで開催されたフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第5戦及び第6戦に、フォーミュラ・ドリーム・プロジェクトから小林崇志、霜野誠友、三浦和樹、國分一磨の4名が参戦した。

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- 霜野誠友 -
 

土曜日に行われた公式予選のセッション序盤で4人は好調にタイムを記録するが、終盤タイムが伸びず、國分のみが終了直前にタイム更新に成功、5番手に食い込んだ。

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- 國分一磨 -
 

第6戦公式予選は途中、アクシデントによる赤旗中断を挟み短期接戦となった。一旦冷えてしまったタイヤを限られた時間で温め直すのは難しく、またクリアラップもなかなか取れずラップタイムを更新するドライバーはなかなか出てこなかったが、上位陣では唯一、小林が7番手につけた。

土曜日午後、第5戦の決勝(12周)が行われた。予選5番手という好位置につけていた國分は惜しくも順位を落とし、決勝8位でチェッカーを受けた。霜野がそれに続く9位でフィニッシュしたが、小林、三浦は入賞圏外でレースを終えた。

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- 小林崇志 -
 

翌日曜日に行われた第6戦は、弱い雨が降る中、全車ウエットタイヤを装着してレースが始まった。慣れないツインリンクもてぎのウエット路面に足をすくわれて順位を落とすドライバーが続出する一方、ライバルのミスに乗じて順位を上げるドライバーも多かった。三浦はそのひとりで、序盤のうちに3位まで順位を上げる。

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- 三浦和樹 -
 

レースの3分の1も過ぎたころから、首位を行く千代勝正(NDDP)を国本雄資(TDP)が追撃、3番手を走る三浦和樹との差を広げる。しかしその後順位は変わらず、千代が今季3勝目を飾った。2位には約0.9秒の差で国本。3位には、FCJ参戦1年目で初表彰台となる三浦が入賞した。

Takashi Kobayashi 小林崇志
 
Rd.5 予選:14番手 決勝:リタイア
Rd.6 予選:7番手 決勝:9位
Shigetomo Shimono 霜野 誠友
 
Rd.5 予選:12番手 決勝:9位
Rd.6 予選:13番手 決勝:10位
Kazuki Miura 三浦 和樹
 
Rd.5 予選:7番手 決勝:25位
Rd.6 予選:10番手 決勝:3位
Kazuma Kokubu 國分 一磨
 
Rd.5 予選:5番手 決勝:8位
Rd.6 予選:21番手 決勝:リタイア
COMMENT Hondaの人材育成
- 悩む小林崇志 -
 

「落ち着いてレースをしていないなというのが最大の感想です。(予選前の)練習のときに自信をつけられないのが原因。そこで自信がつけられれば、違う展開になると思うんですが、走りを試すうちにどんどん悪い方向へ入り込んでいってしまった。なぜなのかは今、考えているところですけど、タイムをあまり意識せずにきちんと走ることが大事なのかなと思います。感覚的には正直なところ去年よりも劣っている感じがします。去年はどこが悪いなというのがわかっていたんですが、今年はどこが悪いのかがわからない。FCJ3年目ということをあまり意識はしないようにとは思っていますがプレッシャーがないとは言い切れません」(小林)

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- 霜野誠友は良い方向へ -
 

「練習のときはあまりペースが上がらなくて、アドバイザーの方と話をして、かなり良い方向へいくことができたんです。練習時間の使い方を間違っているんじゃないの?というアドバイスをもらったんです。これは良いきっかけになったアドバイスでした。でも予選ではちょっと引っかかったりしてタイムには納得できませんでした。自分ではもっと速く走る自信がありました。でも第5戦ではとりあえずポイントが取れたので良かったんじゃないかな。第6戦はもったいなかったですね。ラストに飛び出してしまった。それがあってもなくても順位はあまり変わりませんでしたが。前回鈴鹿のレースではフォーメーションで当たってしまったので雨のレースは事実上初めてで、あまりうまく走れませんでした。でもここで経験をしたことで、次はうまくできるのではないかと思います」(霜野)

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- 表彰台の三浦和樹 -
 

「第6戦は雨のレースということで、レース前にアドバイザーの方や関係者の方から、とにかく最後まで生き残れとアドバイスを受けました。波乱のレースになることは予想できていたので、完走を絶対条件として走ることをレース前に考えていました。スタートすると、やはり前のドライバーがコースアウトして、僕はそのおかげでポジションを上げられました。後方からどんどん追いつかれてきましたが、自分のペースをコントロールすること、つまりプッシュするところはプッシュし、マージンを取るところはマージンを取るという走り方に徹して、完走を目指しました。その結果、初めての表彰台に上がれたので本当に嬉しいです」(三浦)

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- アドバイザーと相談する國分一磨 -
 

「振り返ると、自分の力が出せなかった週末でした。頑張り方が間違っていたと思う。アドバイザーに相談して変えられることを変えていくようにしたんです。予選は第5戦ではうまくいったんですが、頑張りすぎて(タイヤに)フラットスポットを作ってしまって次の予選ではタイムが出ませんでした。でも最初の予選がうまくいったので手応えはありました。決勝ではまたフラットスポットを作ってしまって順位を落としてしまった。同じ過ちを繰り返してしまったのでそこは深く反省をしなくてはいけないですね。第6戦では、そこに気をつけて完走を目指して走りました。でも今度はぶつかってしまった。アドバイザーとの(完走を目指すという)約束を果たすことができなかったことが情けなかった。自分の走りそのもので得るものがなかったのが反省点です。走り以外のところ、頭の使い方などでは学ぶことは多かったのでそれを次のレースにつなげていこうと思っています」(國分)

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