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Hondaの人材育成

マンスリーレポート 第7回
ロードレース世界選手権 250cc イギリススーパーバイク選手権
MOTOGP 250CC ロードレース世界選手権 250cc
REPORT
Hondaの人材育成
- 青山周平 -
 

9月22〜23日、ロードレース世界選手権(WGP)はツインリンクもてぎの第15戦日本GPを迎えた。初日、青山周平は8番手だったが、公式計時外ではトップタイムを記録する勢いも見せており、幸先よいスタートとなった。2日目の予選でも青山(周)は好調を維持して、日本のファンの前でうれしいポールポジションを獲得した。一方、高橋裕紀は初日にセッティングが決まらず11番手で、この出遅れが尾を引いて予選は8番手に終わった。また、青山博一(KTM)は予選で転倒した影響もあって予選6番手に止まった。

決勝日は、前日までの厳しい残暑と打って変って冷たい雨模様となった。レース中盤から次第に路面が乾く難しいコンディションの中、青山(周)はペースを上げられずに順位を落とし、9位でフィニッシュ。一方、高橋はウエット路面でペースを上げてトップ争いに加わることに成功するが、路面が乾いてきてからはリアタイヤが厳しくなり、レース終盤にコースアウトを喫して4位という惜しい結果に終わった。青山(博)も一時は2番手でトップに出る機会をうかがっていたが、残り2周で転倒し、コースに復帰するも8位という結果だった。

10月13〜14日には、オーストラリアGPが行われた。雨模様の不安定な天候の中、初日からよいフィーリングをつかみかねていた青山(周)と高橋は、予選でそれぞれ10番手、12番手。一方、青山(博)は予選までにマシンをなんとかまとめ、6番手につけた。天候が回復した決勝、青山(博)は2位争いの集団で健闘するが、毎周前半セクションで離されて順位を上げることができず、結局4位でゴールした。青山(周)はようやくマシンをよい状態に仕上げ、一時は2番手を走行していたが、コースアウトを喫して8位に終わった。一方、高橋はレース中盤からリアタイヤの感触が悪くなり、ペースを上げられずに10位でレースを終えた。

翌週の10月20〜21日にはマレーシアGPが行われた。路面改修後のセパンサーキットで、初日は路面が濡れたり乾いたりの微妙なコンディションになり、各選手グリップレベルの読みに手間取ってセットアップに苦戦を強いられる。しかし、2日目には天候が急速に回復し、午後の予選は真夏のようなコンディションに。ここでセットの方向性をうまく見つけた青山(博)がポールポジションを獲得。逆に、午後になってセットアップを見失った高橋は予選12番手、青山(周)はブレーキングに悩み予選16番手となった。

翌日の決勝、青山(博)はレース前半にタイヤと路面の相性が今ひとつでペースが伸び悩むが、後半には回復して5台による激しいトップ争いに加わった。そして、残り2周で前の2台が接触。そこに乗じてトップに立った青山(博)はそのまま劇的な勝利を収め、今季2勝目を飾った。高橋は1周目に軽く接触を起こしたことからリズムを崩し、9位に終わった。また、青山(周)はペースが上がらず、13位でこのレースを終えた。

Yuki Takahashi 高橋裕紀
 
Rd.15 予選:8番手 決勝:4位
Rd.16 予選:12番手 決勝:10位
Rd.17 予選:12番手 決勝:9位
Shuhei Aoyama 青山周平
 
Rd.15 予選:1番手 決勝:9位
Rd.16 予選:10番手 決勝:8位
Rd.17 予選:16番手 決勝:13位
Hiroshi Aoyama 青山博一
 
Rd.15 予選:6番手 決勝:8位
Rd.16 予選:6番手 決勝:4位
Rd.17 予選:1番手 決勝:優勝
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BRITISH SUPERBIKE イギリススーパーバイク選手権
REPORT
Hondaの人材育成
- 清成龍一 -
 

9月22〜23日、ドニントンパークでイギリススーパーバイク(BSB)選手権第12戦が行われた。ランキングトップにいる清成龍一は、予選で4番手とまずまずの位置につけると、決勝のレース1では1周目に6番手に下がるも、コースレコードをたたき出しながら徐々に順位を上げていった。レース中盤にはチームメートのジョナサン・レイをかわして2番手まで上がった清成だが、14周目に3番手に下がると、次の周には真後ろに迫ってきたマシンと接触して転倒してしまい、レース1をリタイアで終えることになった。

続くレース2では、清成は着実に順位を上げ、11周目にはトップに立つことに成功。ところが、13周目に清成はコースアウトを喫してしまう。なんとか4番手でコースに復帰して再び追い上げを開始したが、清成はレース2を3位で終えた。この週末、清成もレイもセットアップが完ぺきとはいかず、ランキング2位のレイも苦戦して第12戦を5位と7位で終えたため、清成は1戦を落としたにもかかわらず、わずかにポイント差を縮められるだけに止まった。

そして10月13〜14日、最終戦である第13戦がブランズハッチ・インディ・サーキットで行われた。レース1で4位以内に入れば、ライバルの順位が何であっても、その時点でタイトルが確定する清成は、まず予選で5番手につけた。そして清成はレース1で好スタートを決めると、レイとトップ争いの構えだ。しかしその後、ポールからスタートしたマシンにかわされてからは、落ち着いた走りでポジションをキープ。3位でフィニッシュした清成は、BSBに通算4年間参戦し、2年連続のタイトル獲得を決めた。

清成は、続くレース2でも同様の展開で安定したレースぶりを見せ、4位入賞で今シーズンを締めくくった。

Ryuichi Kiyonari 清成龍一
 
Rd.12 予選:4番手 Race1:リタイア Race2:3位
Rd.13 予選:5番手 Race1:3位 Race2:4位
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