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Hondaの人材育成

マンスリーレポート 第5回
ロードレース世界選手権 250cc イギリススーパーバイク選手権
MOTOGP 250CC ロードレース世界選手権 250cc
REPORT
Hondaの人材育成
- 高橋裕紀 -
 

ロードレース世界選手権(WGP)第11戦アメリカGPはMotoGPクラスのみの開催だったため、250ccクラスは前回から1カ月ぶりとなる8月17〜19日に第12戦チェコGPが行われた。

1日目の予選は雨で、セッティングを詰めることができないまま迎えた土曜日の予選だったが、高橋裕紀は6番手、青山周平は8番手と好位置を確保することに成功した。Honda Racingスカラーシップ卒業生の青山博一(KTM)は予選10番手。3人ともさらにセッティングを詰めたが、完ぺきな仕上がりとはいかぬまま決勝レースに臨むことになり、上位とのタイム差を詰めるには至らない。青山(博)は好スタートで6番手に順位を上げたものの、トップ集団からは離されて単独走行を余儀なくされる。しかし、レース後半には5番手の選手に追いつき、いったんは攻略に成功したもののゴール直前にわずか100分の4秒ほどでかわされ、6位でレースを終えた。青山(周)もトップ集団から遅れて中団でチームメートのフリアン・シモンと激しいバトルを演じていたが、最後にシフトミスを犯してシモンに8位を譲り、9位で完走となった。高橋は4周目に転倒してリタイアに終わった。

Yuki Takahashi 高橋裕紀
 
Rd.12 予選:6番手 決勝:リタイア
Shuhei Aoyama 青山周平
 
Rd.12 予選:8番手 決勝:9位
Hiroshi Aoyama 青山博一
 
Rd.12 予選:10番手 決勝:6位
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BRITISH SUPERBIKE イギリススーパーバイク選手権
REPORT
Hondaの人材育成
- 清成龍一 -
 

イギリススーパーバイク(BSB)選手権に参戦する清成龍一は、ランキングトップでシーズンを折り返し、7月22日にマロリーパークで行われる第9戦に臨んだ。

このレースウィークは悪天候に見舞われ、予選はキャンセルという異例の措置が取られて、両レースのスターティンググリッドはランキング順位を元に決められた。結局、セッティングを調整する機会は決勝日の朝に行われたフリー走行だけであったが、短い時間にマシンをまとめ上げた清成は、レース1では激しいトップ争いの中で一時は3番手に引きつつも、再びトップに立つ。しかし終盤、ファステストラップを記録した2周後に転倒を喫し、悔しいリタイアとなってしまった。レース2までにマシンは修復され、2周目にトップに立った清成は着実に後続に差をつけていった。しかし10周目にアクシデントがあった関係でセーフティーカーが入り、いったん後続との間隔は縮まる。しかし、リスタート後は再び差を広げ、そのまま清成は2レースぶりの勝利を手にした。

2週を置いて8月12日にクロフトで第10戦が行われた。予選で7番手と若干出遅れたかに見えた清成だが、セッティングは決勝に向けて万全の体制を築く。レース1のスタート直後には3番手に、1周目を終えた時点には早くも2番手まで浮上し、トップを走るチームメート、ジョナサン・レイとのバトルに入った。そして8周目にレイを攻略してトップに立つと、清成はそのまま差を広げてゴールまで走り切り、見事な優勝を決めた。レース2でもその勢いは止まらず、スタート直後には6番手に下がったものの、6周目にはトップに復活。そしてライバルを寄せ付けることなく連勝を果たした。

3連勝を遂げた清成は、ランキング2位のチームメート、レイとのポイント差を広げることに成功している。

Ryuichi Kiyonari 清成龍一
 
Rd.9 予選:1番手 Race1:リタイア Race2:優勝
Rd.10 予選:7番手 Race1:優勝 Race2:優勝
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