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Hondaの人材育成

マンスリーレポート 第4回
Indy Proシリーズ 全日本F3選手権 フォーミュラチャレンジ・ジャパン
INDY PRO SERIES IndyProシリーズ
REPORT
Hondaの人材育成
- 武藤英紀 -
 

スーパーアグリ・パンサーレーシングからIndyProシリーズに参戦する武藤英紀は、着実にポイントを重ねてランキング2位を守った。

7月7〜8日、伝統ある難コースとして知られるロードコースのワトキンスグレンで2連戦が行われた。練習走行が大クラッシュ発生により短縮され、テスト不足の状態で臨んだ予選だったが、武藤は4番手につけることに成功。第9戦決勝では、武藤は1周目に2台を抜いて一気に2番手に出ると、途中2回のフルコースコーションで差を帳消しにされながらも2番手を守り続けた。最後には、トップのマシンがゴール間際でペースを緩めたため、2台はほぼ横一線でゴールし、わずか0.0758秒差での2位という結果になった。

第10戦は、また前日の優勝者が引いたクジの数字分だけリバースグリッドにする方式でスタート順位が決められ、武藤は5番手スタートとなった。セッティングを改良したことで、決勝前のフリー走行ではトップタイムを記録。期待のかかった第10戦決勝だったが、スタート直後に発生したアクシデントで不利を受け、武藤は8番手までポジションを落としてしまう。2周目に早くも7番手に上がった武藤だが、以後はこう着状態が延々と続く。しかし最後まであきらめなかった武藤は29周目の最終ラップで1台を抜き去り、結局6位でチェッカーを受けた。

翌週のナッシュビルは久々のオーバルコース。しかも、コンクリート舗装という特殊なコンディションだ。そのためセットアップに苦しみ、武藤は予選ではなんとか2列目を確保したものの、万全とはいえない状態のまま決勝を迎える。その不安どおり、決勝中もグリップ不足に悩まされ続けた武藤だったが、苦しい状況になんとか耐え抜き、6位に入賞した。

この3戦で武藤は、第9戦と第11戦でランキングトップのアレックス・ロイド(サム・シュミット・モータースポーツ)に先行し、わずかながら差を縮めることに成功した。

Hideki Muto 武藤英紀
 
Rd.9 予選:4番手 決勝:2位
Rd.10 グリッド:5番手 決勝:6位
Rd.11 予選:4番手 決勝:6位
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JAPAN FORMULA 3 全日本F3選手権
REPORT
Hondaの人材育成
- 塚越広大 -
 

7月7〜8日、鈴鹿サーキットで全日本F3選手権の第9戦・第10戦が行われた。ホンダ・チーム・リアル勢は金曜日フリー走行で塚越広大が2番手、伊沢拓也が3番手につけ、幸先のよいスタートを切った。そして土曜日の2回の予選では、若干濡れた路面が次第に乾く条件をうまく使い、塚越は2番グリッドとポールポジションを獲得。伊沢もそれぞれ5番手につけた。また、ホンダ戸田レーシングの中山友貴は、第10戦の予選で自己最高位の7番手を獲得した。

第9戦決勝では、塚越はスタートで3番手にポジションを落とすが、レース中盤までトップ争いを繰り広げた。しかし、後半はややペースが鈍り、結局3位のままレースを終えた。伊沢は激しい4番手争いの中で他車に接触されて順位を落とし、9位という結果に終わったが、中山は8位完走を果たし、予選に続き自己最高位を更新した。翌日の第10戦決勝では、ポールポジションの塚越がスタートを決めてトップに立つと、そのままレースを完全に支配して見事なポール・トゥ・ウインを決めた。伊沢、中山もそれぞれ6位と9位に入賞してポイントを加算した。

前回岡山での勝利は、運に助けられた面も大きいと捉えていた塚越は、この第10戦の完全勝利を心から喜び、自信を深めた。

Koudai Tsukagoshi 塚越広大
 
Rd.9 予選:2番手 決勝:3位
Rd.10 予選:1番手 決勝:優勝
Takuya Izawa 伊沢拓也
 
Rd.9 予選:5番手 決勝:9位
Rd.10 予選:5番手 決勝:6位
Yuki Nakayama 中山友貴
 
Rd.9 予選:11番手 決勝:8位
Rd.10 予選:7番手 決勝:9位
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FORMULA CHALLENGE JAPAN フォーミュラチャレンジ・ジャパン
REPORT
Hondaの人材育成
- 中嶋大祐 -
 

7月7〜8日、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の第9戦・第10戦が鈴鹿サーキットで行われた。直前の木曜日に行われたテストでは山本尚貴がトップに立ち、速さを完全に身につけたことを証明。さらに、毎回僅差の中で順位が大きく変動する厳しいFCJの予選で、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト勢は全員が上位に食い込み、成長を見せた。とくにここ数戦目立つ活躍のなかった中嶋大祐は、第9戦予選の最後に最速タイムを塗り替えて劇的なポールポジションを決め、ホームコースでの復活をアピールした。

好調の波に乗った中嶋は、第9戦決勝でもレースをリードし、ポール・トゥ・ウインを達成した。また、田中誠也もスタートこそ出遅れたものの、いったん奪われたポジションを取り返す意地を見せて3位表彰台を獲得し、小林崇志と山本もそれぞれ5位と8位に入賞した。第10戦決勝では、スターティンググリッドの2番手から5番手を独占した4人が果敢にバトルを繰り広げながらトップ争いに絡んでいき、見応えあるレースを演出。小林は戦いの中で後退したが、田中、山本、中嶋が2位から4位に入賞した。

田中は3戦連続の表彰台獲得で一気にポイントを伸ばし、ランキングトップまでわずか4ポイント差に迫った。山本も、ランキング3位に対して3ポイント差で4位につけ、中嶋が5位、小林が9位で続いている。

Seiya Tanaka 田中誠也
 
Rd.9 予選:2番手 決勝:3位
Rd.10 予選:3番手 決勝:2位
Takashi Kobayashi 小林崇志
 
Rd.9 予選:4番手 決勝:5位
Rd.10 予選:5番手 決勝:11位
Daisuke Nakajima 中嶋大祐
 
Rd.9 予選:1番手 決勝:優勝
Rd.10 予選:4番手 決勝:4位
Naoki Yamamoto 山本尚貴
 
Rd.9 予選:7番手 決勝:8位
Rd.10 予選:2番手 決勝:3位
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