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Hondaの人材育成

マンスリーレポート 第4回
ロードレース世界選手権 250cc イギリススーパーバイク選手権
MOTOGP 250CC ロードレース世界選手権 250cc
REPORT
Hondaの人材育成
- 青山周平-
 

ロードレース世界選手権第10戦ドイツGPで、250ccクラスに参戦するHonda Racingスカラーシップ卒業生の青山博一(KTM)が見事優勝を果たした。第8戦で3位表彰台に上っていた青山(博)は、第9戦ではさらにセッティングを詰め、接触による不利で順位を落としながらも、その後追い上げて5位に入賞。続く第10戦は、予選こそ6番手だったものの、マシンにはよい感触を得ていた青山(博)は、決勝のスタートでまず4番手に浮上。レース後半には2番手集団から抜け出し、残り2周でトップとの激しいバトルに持ち込んだ。そして、最終ラップも残りわずかというところで劇的なオーバーテイクを成功させ、トップでチェッカーを受けた。

高橋裕紀と青山周平は、第9戦予選で14番手と15番手に並びながらも、セッティングについてはドライがよい高橋とウエットがよい青山(周)で、それぞれ正反対の手応えを感じていた。しかし、いずれも完ぺきとはいえず、ドライで行われた決勝では、高橋10位、青山(周)が13位という結果に終わった。

続く第10戦、高橋はドイツGP2連覇を狙ってレースに臨んだ。小さなマシントラブルで高橋の予選は10番手だったものの、マシンの仕上がりにはよい感触を得ていた。しかし、決勝前のセッティング変更が完全に裏目に出てしまい、高橋はタイムを伸ばせないまま8位でレースを終えた。一方、青山(周)は予選でセッティングをまとめられず17番手スタートとなったが、なんとか走りでばん回して12位でチェッカーを受けた。最適なセッティングを探る作業が続く高橋と青山(周)だが、先輩の青山(博)に続けるよう、飛躍が期待される。

Yuki Takahashi 高橋裕紀
 
Rd.9 予選:15番手 決勝:10位
Rd.10 予選:10番手 決勝:8位
Shuhei Aoyama 青山周平
 
Rd.9 予選:14番手 決勝:13位
Rd.10 予選:17番手 決勝:12位
Hiroshi Aoyama 青山博一
 
Rd.9 予選:4番手 決勝:5位
Rd.10 予選:6番手 決勝:優勝
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BRITISH SUPERBIKE イギリススーパーバイク選手権
REPORT
Hondaの人材育成
- 清成龍一 -
 

イギリススーパーバイク選手権に参戦する清成龍一は、7月前半の2戦を戦ってさらにポイントを伸ばし、シリーズ2連覇への足場を着々と築いていった。

ノックヒルでの第7戦で清成は、予選は5番手と今ひとつ振るわなかったものの、レース1のスタートダッシュで一気に2番手までジャンプアップを果たし、そのまま2位でゴールした。しかし、レース2では思うようにペースが上がらず、レース終盤に3番手にポジションを落としてしまい、その後もばん回はならず3位でレースを終えた。2レースとも手堅く表彰台をものにしたものの、この第7戦でチームメートのジョナサン・レイがダブルウインを達成したことでランキング2位に進出し、清成を追う手強い存在となった。

2週間後の第8戦、清成は予選で4番手につけ、レース1のスタートで早くもポジションを2つ上げて2番手に進出した。さらに、トップ走行中のレイがハイサイドを起こしそうになって後退してからは、清成は先頭に立って次第に独走態勢を築き、最終的には2位に20秒あまりの差をつけて今季6勝目を飾った。その勢いのまま清成は、レース2でもいったんは先行されたレイを3周目に抜いてトップに立ち、再び差を広げていった。しかし、清成は5周目にハイサイドを起こして痛恨の転倒。このレースをリタイアで終えることになってしまった。

ランキングトップを争う相手はチームメートのレイになった。つまり、チーム力としては確実に勝てる体制が整ったといえる。

Ryuichi Kiyonari 清成龍一
 
Rd.7 予選:5番手 Race1:2位 Race2:3位
Rd.8 予選:4番手 Race1:優勝 Race2:リタイア
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