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INDY PRO SERIES | IndyProシリーズ | ||||||||||||||
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REPORT | 華々しいアメリカデビュー |
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![]() - 武藤英紀 - |
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昨年までフォーミュラ・ニッポンを戦っていた武藤英紀は、スーパーアグリ・パンサーレーシングからIndyProシリーズにデビューした。これまで経験もないオーバルコースでのレースだったが、シーズンオフのわずかな練習の機会にコースを習熟、マイアミ・スピードウェイでの開幕戦を迎えた。 武藤はアメリカでのレースもオーバルコースでのレースも初体験だったが、いきなり予選で24台中3番手につけ、決勝でも上位を維持して3位入賞を果たした。この華々しいデビューはまぐれではなかった。セント・ピーターズバーグでの第2戦はマカオGPに続く市街地コースでのレースで予選4番を獲得、決勝でファステストラップを記録しながら2位まで順位を上げてフィニッシュ。翌日同じコースで行われた第3戦でも、5番グリッドからスタートし、4位に入賞した。この結果、第3戦終了時点で、武藤は29名中2位につけることとなった。 |
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Hideki Muto | 武藤英紀 | ||||||||||||||
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COLUMN | 武藤英紀のIndy Proシリーズ快進撃・勝利を目指して |
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![]() - 武藤英紀 - (C)SAPR 07 |
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今年からIndyProシリーズに参戦する武藤は、初めてのオーバルレースも無難にこなして3位を獲得し、第2戦からの2連戦も2位と4位の結果を残して、快進撃を続けている。 オーバルレースについて、武藤はこのように感想を語っている。 「全くの未知の世界だったし、最初の走行時間も少なく、ルーキーテストでは単独走行で人の後ろを走っていませんでしたから、慣れるのにもう少し時間がかかると思っていました。でも、思ったより順調にいっています。タービュランスはいまだに完ぺきには理解できてませんが、ポジショニングについてはレースを経験して上達しました。どれくらいラインをずらすかや、間合いみたいなものですね」 開幕戦では、ローリングスタートがうまくいき、3番手スタートからトップに出られそうだったという。だが、あえてリスクは避けた。 「手応えもあったし、思い切りいけばトップに行けそうでした。ただ、未知の世界だしタイヤも冷えてて、もしかしたら意外なリスクがあるかもしれない。最初で終わってしまって、1戦目に何も経験できないままはイヤだなと思って、多少抑えました。チームからも、序盤に1位に出ても勝てるレースではないと言われてたし」 まず、5位以下にはならないよう最低でも3位か4位をキープし、ラスト10周でプッシュしてトップを狙う作戦だった。とにかく終盤まではしっかり残ってレースを勉強し、その後はリスクを負ってもいいから勝負に出る。ラスト10周については「好きに走っていいから思い切っていけ」と言われていたそうだ。 「それがアクシデントの影響で、ラスト10周の前に終わっちゃいました。あのとき、トップのマシンは何かパーツを踏んでパンクしていたので、レースが再開すればピットに入ったはずですし、2位のマシンは絶対抜けたはずなので、おそらく勝てたレースだと思うと残念ですね」 |
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![]() - 武藤英紀 - (C)SAPR 07 |
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第2戦、第3戦は、セント・ピーターズバーグの市街地コースで行われた2連戦だ。 「今度は市街地なので、多少プレッシャーがありました。初のオーバルは勉強というスタンスでしたが、ロードやストリートは『経験を生かしてがんばってくれ』という期待があり、チームは勝ちを狙ってたと思いますから」 ただ、練習走行も少なく、上位を争う相手は3年目の選手が多い。さらに予選ではエンジントラブルが発生し、タイヤを1セット残したままのアタックは不完全燃焼だった。 「言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが、アタックできていたら前に行けたと思います。市街地なので抜きにくく、フロントローにはいたかったんですけどね。その意味では、第2戦を2位でゴールできたのは結構大きかったです。スタートとリスタートで前に出ただけで、それ以外に抜くチャンスはありませんでしたが。ファステストラップも出せたし、調子がよかっただけに予選は悔しかったです」 第3戦は第2戦の結果によってグリッドが決まり、上位6人はリバースグリッドになる。武藤は5番手からのスタート。作戦としては、内圧を高くしてリスタートに賭けるか、低めにして黄旗が少ないことに賭けるかのどちらかに振る必要があった。そして武藤は低めをチョイスするが、レースでは予想以上に黄旗によるコーションが多かった。 「僕は内圧を保てずに、リスタート前のコーナーでいつも離されてしまっていました。結果的に6番グリッドの人が勝ったのですが、いずれもリスタートのときに抜いていて、レース中には抜いてないんです。逆に自分は、リスタートで抜かれてばかりでした。ペースがなかなか上がらず、やっと上がるとまたコーションという感じで、前日のよさを生かせませんでした」 こうした作戦面での読みが、今後の課題といえそうだ。 さて、オーバルだけ非常に速いオーバル職人もたくさんいるが、シーズンを制するには、ロードコース、オーバルともに速いライバルたちに勝たなくてはならない。しかし現在はまず、チャンピオンシップポイントを意識してポジションキープで終わったりするよりは、1%でも可能性があったら勝ちにいきたいという。 「もちろん、チャンピオンを取らなければ上に行けないと言われたら別ですが。それよりも、もっと光ってアピールすることが大事だと思います。おとなしいという印象を与えたくないし。だからといって無謀なことはせず、Goが出ないうちはリスクを避け、最後まで生き残ったうえで勝つことですね」 勝ちにこだわるのは、フォーミュラ・ドリーム時代から一貫して変わらない武藤の姿勢だ。 「勝ちたい気持ちはすごくあります。Indy Proシリーズは1位しか表彰してもらえないから、なおさら勝ちたいですよ」 次のインディアナポリスもまもなくの開催だ。そしてそこからは怒涛のようにレースが続いていく。武藤の戦いぶりに注目したい。 |
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JAPAN FORMULA 3 | 全日本F3選手権 | |||||||||||||||||
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REPORT | それぞれに厳しい開幕 |
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![]() - 塚越広大 - |
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3月31日、全日本F3選手権(F3)の今季のオープニングレースとなる開幕戦が富士スピードウェイで開催された。「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト」としては、新体制であるホンダ・チーム・リアルから塚越広大と伊沢拓也、ホンダ戸田レーシングから中山友貴が参戦する。塚越は昨年、ホンダ・チーム・ムゲン、伊沢はホンダ・トダ・レーシングでF3を戦い、中山はフォーミュラチャレンジ・ジャパンからのステップアップである。 チーム体制が一新され、使用するシャシーもセッティングデータの少ないダラーラに切り替えられたこともあり、各選手とも厳しい開幕となった。第1戦では塚越が予選5番手、決勝7位に入賞したものの、F3デビュー戦の中山は伊沢と接触し、完走することはできなかった。第2戦でも苦戦は続き、決勝レースでは塚越は5位、伊沢は8位入賞に止まり、中山はスタートの1コーナーで前車に追突して、そのままレースを終えてしまった。 舞台を鈴鹿サーキットに移した第3戦でも苦戦は続いた。予選で塚越は4番手につけたが、決勝スタートで出遅れて追い上げを余儀なくされ、結局5位、伊沢は7位に終わる。しかし中山はF3デビュー3戦目にして初めて完走し、首位と同一周回の10位という結果を残した。第4戦でも3人は首位争いに加われず、5番手からスタート、6番手でチェッカーを受けた塚越が最上位だった。 |
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Koudai Tsukagoshi | 塚越広大 | |||||||||||||||||
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Takuya Izawa | 伊沢拓也 | |||||||||||||||||
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Yuki Nakayama | 中山友貴 | |||||||||||||||||
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