ロードレース世界選手権(MotoGP)には、250ccクラスに「Honda Racingスカラーシップ」から参戦する青山周平と、卒業生の高橋裕紀と青山博一(KTM)が挑戦する。
開幕戦はカタールGPでの最上位は高橋の7位。第2戦スペインGPでは青山(博)の6位。第3戦トルコGPでは青山(周)の16位、第4戦中国GPでは青山(博)の9位の結果しか出せず、予選を含めても6番手が最上位という、随所で好走を見せた昨年の流れからは考えられない苦戦を強いられている。
参戦2年目の青山(周)は、昨年苦戦した序盤戦で結果を出そうと果敢に攻め続けたが、トルコでは肩甲骨を、中国でもヒザを強打するなど苦しい状況だが、スペインや、転倒を喫するまでの中国では、比較的いいフィーリングで走れている。高橋も、昨年の怪我が回復せず苦しい戦いを強いられていた上、中国の予選で転倒。昨年骨折した右腕を再度骨折してしまい、中国、フランスを欠場する結果となってしまった。青山(博)も、開幕戦での転倒によるケガや、発展途上のマシンの熟成に苦労して、結果を残せないでいる。一刻も早く困難な状況を克服して、フランスから始まるヨーロッパ・ラウンドでの巻き返しに期待したい。 |