ROUND 01
スペイン
Circuit de Catalunya
2017.05.13(土)-14(日)
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)としてGP3シリーズに参戦する福住仁嶺が、スペイン・バルセロナでの開幕戦レース1で優勝を飾りました。
シリーズ参戦2年目となる福住は、予選から好調さを見せます。惜しくもポールポジションを逃した福住でしたが、予選2番手から絶好のスタートを切り、第1コーナーまでにトップに立ちました。ポールポジションからスタートしたチームメートのジャック・エイトキンが福住の背後に迫り、2台による接近したトップ争いでレースは始まりました。1秒差以内の緊迫した戦いが、レース終盤を迎える16周目まで続きましたが、エイトキンはトラブルに見舞われスローダウンし、ピットに戻ってリタイアとなりました。これにより福住は後続を5秒以上離した独走状態になり、その後も安定したペースで走行し、22周のチェッカーフラッグをトップで受けました。
福住仁嶺(レース1優勝)
「いろいろラッキーな面もあったと思いますが、最初のレースで、ルーキーのドライバーたちがまだ慣れていない中で勝てたのはよかったですし、できることはやり尽くしたという感じです。スタートはうまく決まりました。練習ではずっとダメで、ヤバイと思っていたので、自分なりに意識していろいろトライしたことがうまくいきました。トップに立って、タイヤをマネージメントしながら走っていましたが、後ろからエイトキンが詰めてきていたので、攻めるところは攻めて走りました。(エイトキンがトラブルでいなくなるまでの)後半5周は、かなり詰められていたので怖かったですね。エイトキンはチームメートなので、彼の結果は少し悲しい思いもあります。後ろから攻められている時よりも、彼がいなくなってからの方が『早くチェッカーになってくれ』と思って、とても長く感じました。一番うれしかったのは表彰台に上がり、君が代が流れた時です。今日勝てたのはよかったですが、シーズンのことを考えるとまだまだこれからで、明日のレース2も取りこぼさないようにしないといけないですね。シーズン開幕戦で大きな1歩を踏み出せたのは本当によかったですし、改めてチームやサポートしてくれる方々に感謝したいと思います」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 福住仁嶺 | ART Grand Prix | 22 | 36'41.269 |
2 | 6 | L.プルチーニ | Arden International | 22 | +7.433 |
3 | 22 | A.ロランディ | Jenzer Motorsport | 22 | +7.889 |
4 | 3 | G.ラッセル | ART Grand Prix | 22 | +11.807 |
5 | 4 | A.ユベール | ART Grand Prix | 22 | +12.159 |
6 | 12 | D.ボッコラッチ | Trident | 22 | +14.364 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 24 | A.マイニ | Jenzer Motorsport | 17 | 28'05.908 |
2 | 12 | D.ボッコラッチ | Trident | 17 | +6.060 |
3 | 22 | A.ロランディ | Jenzer Motorsport | 17 | +7.171 |
4 | 4 | A.ユベール | ART Grand Prix | 17 | +8.268 |
5 | 3 | G.ラッセル | ART Grand Prix | 17 | +9.335 |
6 | 2 | 福住仁嶺 | ART Grand Prix | 17 | +11.309 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | 福住仁嶺 | ART Grand Prix | 29 |
2 | 22 | A.ロランディ | Jenzer Motorsport | 25 |
3 | 24 | A.マイニ | Jenzer Motorsport | 21 |
4 | 12 | D.ボッコラッチ | Trident | 20 |
5 | 4 | A.ユベール | ART Grand Prix | 20 |
6 | 3 | G.ラッセル | ART Grand Prix | 20 |