FIA Formula3 Championship
Round 01
スペインスペイン

FIA-F3 予選

2019.05.10(金)

Circuit de Barcelona-Catalunya

開幕戦 スペイン

開幕戦予選、角田が10番手、名取が28番手。初戦となるレース1で上位進出を狙う

今シーズンからHondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の一環として、FIA-F3選手権に角田裕毅と名取鉄平が参戦します。角田はJenzer Motorsportから、名取はCarlin Buzz Racingからエントリーし、全8大会16レースの戦いに挑みます。

昨年までのGP3選手権がFIA-F3選手権となり、全8大会はすべてF1のサポートレースに組み込まれるこのシリーズは、将来のF1ドライバーを目指す若者が集まり、非常に激しい戦いが繰り広げられることで知られています。

2019年シーズンは、30台がエントリー。3回のテストを経て、スペイン・バルセロナで開幕を迎えました。午前9時15分からのプラクティスでは、名取が17周を周回し20番手、角田は16周を周回し26番手に終わりました。

午後5時50分から30分間の予選が行われました。開始早々、全車がウォームアップを行なっている最中に、コース上にストップするマシンが出て赤旗中断となります。約5分後に予選は再開されました。1セット目のアタックで、角田は1分33秒613、名取は1分34秒434をマークします。ともに同じタイヤで再度アタックしますが、タイムアップはできませんでした。セッション終盤、2セット目のタイヤでのアタックで、角田は1分32秒875、名取は1分34秒054とタイムアップを果たしました。目まぐるしく順位が入れ替わる僅差の争いの中、最終的に角田は10番手、名取は28番手で予選を終えています。

レース1は11日午前10時15分(日本時間午後5時15分)にスタート。角田は5列目から、名取は14列目から上位進出を目指します。

 

コメント

角田裕毅(予選10番手)
角田裕毅 「テストのときからアンダーステアがひどい状況でしたが、プラクティスでも同じような感じで、タイヤのデグラデーションもひどく、うまく走れない状況でした。予選に向けてエンジニアと相談し、セッティングを変更したことと、F1が走って路面状況が変わったことで、マシンの状態はだいぶよくなり、最後のアタックはなんとかタイムを出すことができました。レースに向けては、優勝とは言えないですが、5位以内を目指してがんばりたいと思います」

名取鉄平(予選28番手)
名取鉄平 「プラクティスでは、タイムがあまりよくありませんでした。引っかかってしまったのが原因でしたが、各セクターのベストをつなげられれば、結構いいタイムが出せるイメージでした。まだデータを見ていないので、なにが悪かったのかはっきり分かりませんが、トップ10には入れるイメージだったので、ここまで順位が下だとは思いませんでした。ドライビングやマシンのセッティングなど、まだ分からないことや足りない部分があると思います。ここから上を目指していきたいと思います」

リザルト

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
128R.シュワルツマンPrema Racing111'31.975
23C.ルンドガードART Grand Prix11+0.108
326M.アームストロングPrema Racing11+0.452
427J.ダルバラPrema Racing11+0.554
531L.サージェントCarlin Buzz Racing11+0.685
65S.ラクソネンMP Motorsport13+0.780
 
1014角田裕毅Jenzer Motorsport11+0.900
2829名取鉄平Carlin Buzz Racing11+2.079

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