8月4日(土)～5日(日)、静岡県の富士スピードウェイでFIA-F4選手権シリーズ第4大会(第7戦、第8戦)が開催されました。HFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)からは、角田裕毅、名取鉄平、大滝拓也、佐藤蓮の4人が参戦しました。

2カ月の長いインターバルを経て、第4大会は真夏の富士での開催となります。太陽が照りつけるドライコンディションで行われた公式予選では、名取が第7戦、第8戦連続でポールポジションを獲得。ポイントランキングトップの角田は両予選ともに4番手につけました。

土曜日午後、シリーズ第7戦決勝レースが開催されました。雲の切れ間から太陽がのぞく中でスタートが切られ、ポールポジションの名取はうまく加速しましたが、第1コーナーの進入でインを開けてしまい、そこに飛び込んできた後続の小高一斗に先頭を奪われ、さらに後方から順位を上げてきた角田と争う過程でも順位を落としてしましました。

その後、小高を先頭に角田が3番手、名取が4番手という展開でレースが進みましたが、最終ラップに角田が2番手へ抜け出し、名取も3番手に続いてフィニッシュし、レースを終えました。第2戦から連勝を続けていた角田ですが、連勝は5でストップとなりました。

日曜日午前8時、この日も朝から太陽が照りつける中、第8戦決勝レースが行われました。ポールポジションの名取は先頭を守ってレースを始め、4番手スタートから追い上げ角田が5周目には2番手へ進出してHFDPの 1-2態勢を築きました。しかし、レース後半に入った10周目、後方から小高に攻め寄られて角田が3番手へ後退。さらに12周目、名取も小高の先行を許して2番手となり、そのままの順位でレースを終えました。

この結果、角田はランキング首位の座を守り、後半戦の残る3ラウンド6戦を戦うことになります。