Round13-14日本岡山国際サーキット

全日本F3 決勝

2018年9月8日(土)~9日(日)

#12 笹原右京が2戦連続フロントロー発進
第14戦では2位表彰台を獲得

9月8日(土)~9日(日)岡山国際サーキット(岡山県)で全日本F3選手権シリーズ第6大会(第13戦/第14戦、第9戦延期戦)が開催されました。HFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)からは#2阪口晴南、#93大湯都史樹(TODA RACING)、#12笹原右京(ThreeBond Racing)が参戦しました。

今回は土曜に第13戦、日曜に第14戦、そして順延になっていた第9戦(7月29日に台風により延期となったオートポリス戦の振替戦)が開催される3レースイベントで、公式予選は土曜日午前9時00分から行われました。この日は朝から小雨が降り、コースはウエットコンディションとなりました。

30分間の予定で始まったセッションは途中の赤旗中断を挟んでウエットコンディションのまま終わり、第13戦予選では#12笹原が2番手、#2阪口が3番手、#93大湯が4番手。セカンドベストタイムで争う第14戦予選では#12笹原が2番手、#2阪口が4番手、#93大湯が5番手という順位でスターティンググリッドが決定しました。

土曜日午後2時10分から、ウエットコンディションのまま第13戦決勝がスタートしました。フロントロー発進の#12笹原は、先頭の#36坪井翔に並びかかりましたが惜しくも順位を入れ替えることはできず、 2番手で1周目を終えました。#2阪口はスタート直後に1コーナーで#93大湯と激しくポジションを争いましたが、接触もあってコースオフ。#93大湯は#12笹原に続く3番手で1周目を終えました。

ところが#12笹原はセッティング変更が裏目に出てレインタイヤのグリップが上がらず、3周目のダブルヘアピンでブレーキングミスからオーバーランし、#93大湯が2番手へ上がりました。#12 笹原は同じ周に#14 根本悠生の先行も許し4番手まで後退します。

しかし#93大湯も10周目に2コーナーでコースオフして走行不能となり、レースから脱落。#12笹原も後方からの追撃から順位を守る戦いが続き、苦しい走りながら最後は4位を守って入賞しました。

翌9日日曜日も朝から雨。第14戦は悪天候を考慮し当初予定の25周から走行距離を18周に短縮したうえで、レースはセーフティーカースタートで始まりました。3周のセーフティーカーランの後、グリーンフラッグが振られると、2番手スタートの#12笹原は先頭の#36坪井に迫りますが一歩及ばず、それ以降は2番手のポジションをキープ。4番手には#2阪口、5番手には#93大湯が続きます。

雨が徐々に強まったこともあり、その後は順位の変動はほとんどないままレースが進み、16周終了時点で再びセーフティーカーがコースイン、先導走行のままレースは終了となりました。#12笹原が2位、#2阪口が4位、#93大湯が5位に入賞しました。

なお、悪天候の影響でタイムスケジュールが変更され、日曜日夕方に予定されていた第9戦は再度延期となりました。延期戦は今後の日程調整により決定されます。

コメント

笹原右京(4位/2位)
笹原右京 「予選では、ドライコンディションだった前日までの練習走行とは大幅に変更したセッティングで攻めに行きましたが、思った以上に乗りやすくなってタイムが出て、2戦連続でフロントローに並べました。ただ、第13戦の決勝ではタイヤの内圧が上がりすぎてグリップしなくなり、非常に苦しいレースになってしまいました。第14戦は、第13戦を参考にセッティングを変えて、対策がうまくいったんですが、雨で路面コンディションが悪く、前を攻めることができないままレースが終わりました」

大湯都史樹(リタイア/5位)
「今回は、トップ争いをできるパフォーマンスがありました。第13戦では前で笹原選手が飛び出したのを見ていたので、2番手に上がってからは自分も気をつけようと思ってはいたのですが、一方で95%の走りで守ってはいけないという気持ちもありました。それでいつもの悪い癖が出て105%の走りをしてしまい、コースをはみ出してしまいました」

リザルト

第13戦

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
136坪井翔カローラ中京 Kuo TOM'S F3171829'39.096
21金丸悠B-MAX RACING F318+4.580
314根本悠生Albirex-RT18+7.878
412笹原右京THREEBOND18+16.906
537宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM'S F31718+17.491
63三浦愛EXEDY B-Max F31718+29.169
93大湯都史樹TODA FIGHTEX9+9Laps
2阪口晴南TODA FIGHTEX6+12Laps

第14戦

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
136坪井翔カローラ中京 Kuo TOM'S F3171836'16.362
212笹原右京THREEBOND18+0.772
337宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM'S F31718+1.307
42阪口晴南TODA FIGHTEX18+1.996
593大湯都史樹TODA FIGHTEX18+2.519
614根本悠生Albirex-RT18+3.268

ポイントランキング

ドライバー

順位 ドライバー チーム 総合ポイント
1 坪井翔 カローラ中京 Kuo TOM'S F317 145
2 宮田莉朋 カローラ中京 Kuo TOM'S F317 86
3 阪口晴南 TODA FIGHTEX 39
4 笹原右京 THREEBOND 36
5 金丸悠 B-MAX RACING F3 30
6 大湯都史樹 TODA FIGHTEX 29

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