FIA Formula2 Championship
Round12
アブダビアブダビ

FIA-F2 決勝・レース1

2019.11.30(土)

Yas Marina Circuit

第12戦 アブダビ

4番手スタートの松下が2位フィニッシュ
シーズン最後のレース2では4列目7番手スタート

F2選手権第12戦アブダビ大会は、ヤス・マリーナ・サーキットでレース1が行われました。午後6時45分のレース開始時、気温25℃、路面温度27℃のコンディションです。松下信治(Carlin)は、2列目4番手からスタートし、レース終盤にタイヤ交換を行う戦略で、優勝を狙います。

スタートでは、周りの上位陣がウルトラソフトタイヤでのスタートで、直後に後続にパスされ5番手となりました。しかし、その後のブレーキング争いでポジションを回復し、1周目は4番手で終了しました。

3周目には、松下とタイヤ戦略も異なる上位陣のペースが大きくダウンし、松下は1台ずつパスしてトップに立ちました。タイヤに苦しむ後続を尻目にペースをあげた松下は、その差を広げていきます。

3周目にトップに立った松下は、その後タイヤマネージメントに気を配りながら後続との差を広げます。中盤以降、松下と同じ戦略のマシンが徐々に差を詰めてきましたが、松下はタイヤマネージメントに徹した走りを見せレース終盤までトップをキープしました。レースは終盤にピットインを控えた松下と、早めにタイヤ交換をした選手とのタイヤマネージメントとペースの勝負になりました。

27周目、松下はタイヤ交換のためにピットイン。レースに戻った段階では、早めにピットインした2台が先行していました。ニュータイヤでペースを上げた松下は30周目に前車をパスし2番手に浮上。残り1周でトップを追いますが、惜しくも届かず2位でフィニッシュしました。

2位と健闘した松下ですが、ランキング4位の選手が勝利したため、松下の目標であるランキング4位には届かないことが確定しています。

レース2は12月1日(日)午後1時30分(日本時間午後6時30分)にスタート。リバースグリッドにより、松下は4列目7番手からシーズン最後のレースに挑みます。

コメント

松下信治(レース1・2位)
松下信治「(予選で自分より前だった)チームメートとは違う戦略でいこうと考えていて、プライム(ソフト)−オプション(ウルトラソフト)という戦略を取りました。ちょっとリスクは高いけれど、(セーフティーカーなど)何もなくてよかったです。スタートは、自分も少しホイルスピンが多かったし、周りはオプションタイヤが多かったので、ポジションは上げられませんでした。レース中は、タイヤマネージメントに気を配りながらの走行でしたが、それでもタイヤは厳しかったです。自分としてはすべて出し切ったレースでしたし、できる限りのことはやれたと思います。ただ、優勝したマシンは速かったですね。レース2も、最後まで全力でがんばり優勝を目指します」

リザルト

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
15S.カマラDAMS311:02'17.011
22松下信治Carlin31+5.149
37G.チョウUNI-Virtuosi31+7.765
41L.デレトラスCarlin31+10.919
511C.アイロットSauber Junior Team by Charouz31+15.981
68L.ギオットUNI-Virtuosi31+20.385

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