2019年FIA-F2選手権最終戦がUAE(アラブ首長国連邦)のアブダビで幕を開けました。全12戦のシリーズはこの大会でシーズンが終了。ランキング6位の松下信治(Carlin)は、目標であるランキング4位以上に可能性を残しており、優勝を目指し最後の戦いに挑みます。
午前11時30分より45分間のプラクティスが行われました。ヤス・マリーナ・サーキットの天候は晴れ、気温25℃、路面温度35℃のコンディションです。セッション残り10分でクラッシュしたマシンが出て赤旗中断になり、その後再開されることなくプラクティスは終了しました。松下は、6周目にベストラップの1分52秒303をマーク。トータル10周を走行し、トップからコンマ3秒差の7番手となっています。
午後7時からナイトセッションの予選が行われました。気温24℃、路面温度27℃のコンディションでスタート。松下は1セット目のアタックは、1分50秒352をマークし、上位につけました。全車が1セット目のアタックを終えた時点で、松下は6番手。セッション残り10分を切って、2セット目のアタックに入ります。松下は1分50秒157とベストタイムを更新し、ポジションを上げました。セッション終盤に、最終セクターでスピン、ストップしたマシンが出て、イエローフラッグが提示されましたが、その前にアタックを終えていた松下に影響はなく、4番手で予選を終えました。レース1では2列目4番手のスターティンググリッドから、優勝を狙います。
レース1は30日(土)午後6時45分(日本時間午後11時45分)にスタートします。
松下信治選手(予選:4番手)
「マシンはバッチリというほどではないですが、4番手とポジションは悪くないので、レースではスタートとストラテジーをうまく決めて優勝を狙います。チームメートに先を越されたのは悔しいですが、ポジションはいいし満足いく予選だったと思います。レースペースには自信があるので、しっかりとクリーンなレースをしたいです」
順位 | No. | ドライバー | マシン | タイム/差 |
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1 | 5 | S.カマラ | DAMS | 1'49.751 |
2 | 11 | C.アイロット | Sauber Junior Team by Charouz | +0.089 |
3 | 1 | L.デレトラス | Carlin | +0.180 |
4 | 2 | 松下信治 | Carlin | +0.406 |
5 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi | +0.439 |
6 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | +0.537 |