FIA-F2選手権第8戦ハンガリー大会は、ハンガロリンクでレース2が行われました。現地時間午前11時25分にフォーメーションラップがスタート。天候は晴れ、気温23℃、路面温度36℃のコンディションです。
レース1で上位車2台のペナルティーにより暫定順位で5位となった松下信治でしたが、その後上位車のペナルティーが取り消されて7位となり、レース2はリバースグリッドによりフロントロー2番手のスターティングポジションを得ました。
好スタートを切り、1コーナーまでにトップに並んだ松下は、トップに押し出される形でコースアウトしますが、2番手のポジションをキープして1周目を終えました。その後、上位陣はタイヤをセーブしながら、1秒前後の間隔でポジションは硬直状態に入りました。17周目、後続が松下に迫り、1コーナーではいったん前に出られましたが、松下はその後クロスラインで抜き返してポジションをキープします。
レース終盤、各車の間隔が狭まり、松下もDRS圏内までトップに迫りましたが、オーバーテイクには至らず、2番手をキープしてフィニッシュ。連続入賞を続けた松下は、ファステストラップもマークしてポイントを重ね、シリーズランキングは7位に浮上しています。
F2第9戦は、8月30日(金)~9月1日(日)に、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されます。
松下信治選手(レース2:2位)
「ここは抜くのが難しいコースなので、(勝負は)スタートか終盤かとは思っていました。スタートは、僕の方がよかったのですが、前に出きれず、その後わざと外に行きました。レース1での経験で、その方が速いと分かっていたので。序盤にファステストラップが取れたので、あとは最後が勝負だと思い、タイヤをセーブして残していました。最後、ペースは明らかに僕の方が速くてプッシュして詰めましたが、最終コーナーで詰めきれず、抜くまでは至りませんでした。あれは前がうまかったですね。タイヤのセーブにも自信ができたし、いい予選をやって、いいスタートが切れれば、こういうレースができると思います。ここまで自分自身の大きな成長を感じていますし、夏休みの間も気を抜かずにトレーニングして、スパ、モンツァに臨みたいと思います」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 9 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 28 | 43'59.841 |
2 | 2 | 松下信治 | Carlin | 28 | +1.453 |
3 | 5 | S.カマラ | DAMS | 28 | +3.396 |
4 | 16 | J.キング | MP Motorsport | 28 | +4.177 |
5 | 15 | J.エイトケン | Campos Racing | 28 | +4.960 |
6 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 28 | +11.428 |
順位 | No. | ドライバー | マシン | 総合ポイント | |
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1 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 196 | |
2 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 166 | |
3 | 5 | S.カマラ | DAMS | 141 | |
4 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi Racing | 135 | |
5 | 15 | J.エイトケン | Campos Racing | 134 | |
6 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi Racing | 107 | |
7 | 2 | 松下信治 | Carlin | 85 |