FIA-F2選手権第7戦イギリス大会は、シルバーストンサーキットでレース1が行われました。
午後3時45分のレース開始時は気温18℃、路面温度28℃のコンディションで、空には厚く黒い雲があり、レース中の降雨も予想されていました。松下信治(Carlin)は、5列目9番手からのスタートです。
スタートの位置取りがよく、ポジションを上げた松下は、1周目を6番手で終え、さらに前との差を詰めにかかります。しかし、7周目にソフトからハードへタイヤ交換を行う際にピット作業に手間取り、後続にポジションを明け渡してしまいました。上位3台は後半にピットインを行う作戦で、松下は12番手でレースに戻りますが、すでにピットインを行なったなかでも9番手と遅れてしまいました。
タイヤ交換からおよそ20周の間ポジションは変わらず。レース終盤に入り、全車がタイヤ交換を済ませた時点で9番手に上がり、ペースを上げて前車との差を詰めていきますが、順位を上げることはできずに9番手のままチェッカーフラッグを迎えました。松下は前々戦フランスのレース2から4レース連続での入賞となっています。
レース2は14日(日)午前10時(日本時間午後6時)にスタート。松下は、5列目9番手から、連続入賞を目指します。
松下信治(レース1:9位)
「スタートはよくてポジションを上げられましたが、チームメートが前にいたのでそちらが優先でピットインとなり、自分のピットインではだいぶ時間がかかってしまいました。もっと上位にいけただけにもったいないレースでした。その後もみんな同じようなペースで、あまりレースにはならなかったです。最後はペースを上げてだいぶ詰めたのですが届きませんでした」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi Racing | 29 | 50'21.114 |
2 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 29 | +3.314 |
3 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi Racing | 29 | +7.186 |
4 | 5 | S.カマラ | DAMS | 29 | +11.841 |
5 | 15 | J.エイトケン | Campos Racing | 29 | +13.744 |
6 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 29 | +18.969 |
9 | 2 | 松下信治 | Carlin | 29 | +24.263 |