Round02アゼルバイジャン
FIA-F2 決勝・レース2
2018年4月29日(日)
Baku City Circuit
アゼルバイジャンラウンドの最終日、強風の吹くバクー市街地サーキットでF2シリーズ第2戦のレース2が行われました。牧野任祐は9番手、福住仁嶺は13番手からのスタートです。
午後1時10分にフォーメーションラップがスタート。フォーメーションラップ中に1台がコース上でストップし、スタートでは5台がストールしてスタートできない、波乱の幕開けとなりました。
止まっているマシンを避け、無事にスタートを切った牧野と福住でしたが、ともになかなかペースが上がらずに苦しみます。1周目に6番手とポジションを上げた牧野は、その後徐々に後続に抜かれ順位を落とします。最終的には10番手にまでダウンし、21周のレースをフィニッシュしました。
1周目に11番手でホームストレートに戻ってきた福住も、前車についていけず、13周終了時点でピットイン。タイヤを交換してコースに復帰しますが、その後もペースは上がらずに、13位でレースを終えています。
なお、レース後、2位の選手がテクニカルレギュレーションに違反したとの裁定が下って失格となり、最終結果は牧野が9位、福住が12位に繰り上がりました。
F2シリーズ第3戦は、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで、5月11日(金)~13日(日)に行われます。
牧野任祐選手(9位) 「スタートは、止まっているクルマがいたので、かなり危なかったです。それを避けるクルマ同士でぶつかりそうになりました。レースでは、セッティングをだいぶ変えてはいたのですが、結果は何も変わりませんでした。予選のときのスピードも足りないと思っていましたが、タイヤのデグラデーションが来る前から、全部のコーナーの立ち上がりで離され、前についていけませんでした。なぜこんなに離されるのかなというくらいで、コーナーの立ち上がりで離され、さらにストレートでDRSを使えずに離されるという悪循環でした。この2戦とも同じ状況で、低速からの立ち上がりでびっくりするくらい離される。なぜか分からず、戸惑っています」
福住仁嶺選手(12位) 「原因はよく分かりませんが、始めからとにかく遅かったです。どんなにプッシュしても、前についていけませんでした。昨日のレースで使ったエンジンはやはりブローしていて、交換したのですが、それが原因なのかも分かりません。ピットインしたのは、あのまま走っていてもなにも変わらないし、1コーナーでロックさせてフラットスポットもできていたことに加え、自分なりにトライしたい部分もあったからですが、何も変わらなかったですね。とにかく原因を見つけて次に活かすしかないです」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | G.ラッセル | ART Grand Prix | 21 | 41'32.101 |
2 | 4 | N.デ・ブリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 21 | +4.774 |
3 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 21 | +5.016 |
4 | 19 | L.ノリス | Carlin | 21 | +5.842 |
5 | 16 | A.マイニ | Trident | 21 | +13.606 |
6 | 17 | S.フェルッチ | Trident | 21 | +19.108 |
9 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME | 21 | +25.130 |
12 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden | 21 | +87.942 |
順位 | ドライバー | チーム | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|
1 | L.ノリス | Carlin | 55 | |
2 | A.アルボン | DAMS | 41 | |
3 | S.カマラ | Carlin | 40 | |
4 | A.マルケロフ | RUSSIAN TIME | 30 | |
5 | N.デ・ブリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 28 | |
6 | G.ラッセル | ART Grand Prix | 27 | |
17 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME | 2 | |
18 | 福住仁嶺 | BWT Arden | 1 |