Monthly コラム

2019.11.8
Vol.20
本格的な冬到来の前に!愛車の冬支度
バッテリー

冬は、雪山でのレジャーや雪見温泉など、この季節ならではの楽しみが盛りだくさん。ただ、気温が下がるこの時期は、クルマのトラブルが発生しやすくなります。例えば、バッテリー上がりや、凍結した道でのスリップを経験した方は少なくないはず。ウィンドウォッシャー液や、ドア・窓の凍結といった問題も起こりがちです。


こうしたトラブルを防ぐためにも、本格的な冬が来る前に、愛車の冬支度をしておきましょう。まずチェックしたいのは、スタッドレスタイヤです。保管状況によっては、溝が十分に残っていてもゴムの劣化が進んでいる恐れがあります。ぜひ専門店での点検をおすすめします。


次にチェックしたいのは、バッテリーです。冬場は気温が低下して性能が落ちると同時に、ワイパーやエアコンの使用による電力消費が増え、バッテリー上がりが起こりやすくなります。2、3年使用したバッテリーについては特に、液量や比重、電圧の点検が必須です。バッテリー液の補充もお忘れなく。

冷却水

エンジンの過熱を防ぐ冷却水には、凍結を防ぐ薬品が含まれていますが、その薬品の濃度が低くなるほど凍りやすくなります。また、経年劣化などで性能が落ちている場合も注意が必要です。おでかけ前には念のため、点検しておくといいでしょう。


冬に多用するカーエアコンのフィルターは、汚れがひどくなると暖房効率が落ちる原因になるので適宜交換を。ウィンドウォッシャー液は凍結を防止するために濃度の高いものへ。ワイパーも雪や氷に強い冬用の製品へ切り替えると安心です。

タイヤチェーン

最後に、冬の車内に常備しておきたいアイテムを紹介します。
高速道路で「チェーン規制」が出た場合は、スタッドレスタイヤでもチェーン装着が必須になる場合があります。雪山や寒冷地へ行く際には、タイヤチェーンの携行が不可欠です。さらに、車体に積もった雪を落とすスノーブラシ、窓ガラスの凍結を解消する解氷剤、ドアが凍るのを防ぐ凍結防止剤も用意しておくと便利です。


バッテリー上がりに備えて、ブースターケーブルやジャンプスターター(携帯型バッテリー)もクルマに積んでおくと心強いアイテムです。牽引ロープ、スコップ、軍手、長靴などの緊急用品も揃えておきたいところ。ブランケットやUSBで充電できるカイロといった、防寒グッズもあると重宝します。


備えあれば憂いなし。愛車の冬支度をしっかりと整え、この季節ならではのおでかけを安全に満喫してくださいね。