Monthly コラム

2019.6.11
Vol.15
梅雨こそ気を付けたい!雨の日の運転術
タイヤ

梅雨の季節は雨の日が多くなり、クルマでのおでかけは、いつも以上に安全運転を心掛けたいですね。雨天時の運転のポイントをおさらいしておきましょう。

雨が降ると路面に水がたまり、タイヤが滑りやすくなります。特に気を付けたいのが「降り始め」のタイミング。路面に付着したほこりや泥が雨と混ざり合い、スリップしやすい状態になるからです。
水がたまった路面を高速で走ると、ハンドルやブレーキが利かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起きやすくなります。タイヤの溝が摩耗していると発生しやすいので、定期的に点検しておきましょう。

スピードを控え、カーブや交差点の手前では早めにブレーキをかけ、ブレーキやハンドルの操作を最小限にとどめるのが重要なポイントです。
制動距離が長くなるため、車間距離も十分に取りましょう。

ヘッドライト

視界が悪くなる夕方から夜間は特に慎重な運転が欠かせませんが、雨の日は目に見えない「潜在危険」の度合いがより高まります。
周囲のクルマや歩行者が自車に気付くよう、日中からヘッドライトを点ける事は安全な運転術です。

また、夜間は自車と対向車互いのヘッドライトの光が反射し合ったり、路面の水たまりに乱反射して人や道路標示などが見えなくなる「グレア現象」も起きやすくなるため、信号機のない交差点や横断歩道などではいっそう注意が必要です。

撥水剤

雨天時は、油分を含んだ大気中の汚れが雨とともにクルマの窓ガラスに付着し、視界が悪くなり周囲の危険を見落とす恐れがあります。そんなトラブルを防ぐには、スプレータイプの撥水剤やクリーナーが便利です。ガラスにシュッと吹き付けるだけで撥水効果が得られたり、頑固な汚れを落とせたりするので、外出前の短時間で手軽に安全対策ができます。

また、ワイパーの動作やウインドウォッシャー液の量、ふき取り部分のゴムの状態を日ごろから確認しておくのも肝心です。運転中に窓ガラスが曇る場合は、こまめにエアコンを入れ、湿度を下げて曇りを取るようにしましょう。

雨が続くこの時期、安全運転のポイントを改めて確認して、クルマでのおでかけを楽しんでくださいね。