PROJECT
MISSION

Hondaでは19年ぶりに新しい商用車N-VANを投入。“低床&大開口”というクルマの特性を最大限生かす新たな価値観を提案することで、軽VAN市場におけるシェアNo.1の座を勝ち取り、長期的に安定した販売が続くことを目指す。

N-VANとは?
N-VAN

ABOUT TOTAL PROMOTION

ホンダコムテックの
プロモーション

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ホンダコムテックのプロモーションは各部門が横軸で繋がり連携することで、様々な手法でアウトプットを展開し、1つのプロジェクト全体をプロモーションします。今回のN-VANプロジェクトでは、今まで強みとしていたトータルプロモーションにおける連携体制がより強固となったことを実感しました。

TEAM MEMBER

メンバー紹介

制作ディレクション部

2005年中途入社。
前職ではメーカーの宣伝・広告を経験。制作ディレクション部では、主に軽自動車の宣伝プロモーションを担当。

施策推進部

2005年中途入社。
前職では車の部品メーカーの宣伝販促を経験。エリアプロモーション部の南関東エリア、北海道エリアを経て施策推進部に配属。販売会社のプロモーションを全体的にサポートしている。

商品事業企画部

2012年中途入社。
前職では化粧品関連の販売員を経験。施策推進部を経て、商品事業企画部に所属。主にクルマのカタログ印刷部数の決定・発注やグッズの制作を担当。

デジタル事業企画部

2010年新卒入社。
新卒研修後の正式配属で、エリアプロモーション部に配属。その後、デジタル事業企画部に配属され、各車種のデジタルプロモーションやHondaの公式SNSなどを担当。

Hondaの考えを発信し、
現場につなげています

廣瀬
ホンダコムテックには2005年に入社し、制作ディレクション部という部門で、軽自動車の宣伝をしてきました。主な業務は、クルマに関連するプロモーション企画の立案や制作業務です。関係部門の担当者たちがうまく連携できるように社内で調整したり、広告物のビジュアルを作ったりしています。
切通
エリアプロモーション統括部の施策推進部から、現在の商品事業企画部に移って3年目になります。商品事業企画部では、主に紙カタログの在庫管理や販促グッズ制作を担当し、制作ディレクション部や関連部門の方々と企画を取りまとめ、それをもとに外部の印刷会社や制作会社とやり取りしプロダクトにしています。
秋山
2005年に入社し、現在の部門内で南関東、北海道エリアを担当し、販売会社のプロモーションを企画してきました。
これまで施策推進部では、新商品のエリアプロモーション活動、キャンペーンなど計画し、全国の販売会社に案内してきました。N-VANでは、それらの企画を案内することだけでなく、メーカーのプロモーションと販売会社のプロモーションをいかにつなげたり、ニーズを聞いて調整するか、交通整理のような役割ですね。
坂田
私は新卒で入社後エリアプロモーション部に配属され、関東エリアを担当し、6年間、各県で販売会社の宣伝販促を推進してきました。現在の部門に移って3年目で、Nシリーズのデジタルプロモーションを担当しています。クルマのWEBサイト制作をはじめ、SNSやデジタル広告の企画、販売会社の商談時に活用するデジタルツールなどデジタルコミュニケーション全般を企画、制作しています。

これまでと異なる体制で始まった「N-VAN PROJECT」。ホンダコムテックが目指す「トータルプロモーション」を体現

廣瀬
約19年ぶりの商用車のフルモデルチェンジだったので、当初このクルマをどうPRすればいいかという知見を誰も持っていませんでした。販売会社でも販売経験が少ないスタッフが多いということで、この2つの問題についてどう対応していくのかが課題でした。
そのため、販売会社と日々向き合っているエリアプロモーション部の方々と共に1年くらいかけて知恵を出し合ってきました。
秋山
「みんなでアイディアを出し合い、考えていく」という方法をブランド戦略から広告制作物まで実践しました。従来はHonda(メーカー)の車種プロモーション戦略のおおもとを制作ディレクション部が発信し、それをもとに担当者がメーカー領域と販売会社領域で具体的なプロモーションを考え実行していくという方法が取られていました。
今回のN-VAN PROJECTでは、車種プロモーション戦略を軸に、イベント、WEBサイト、販売会社のプロモーション、法人のお客さま向けプロモーションなど総勢23名の担当者がひとつのチームとなり頭をひねり話し合ったんです。その相乗効果は予想以上でした。
私が取り組んだ中で印象的だったのは、従来のお店の中でクルマを展示するだけではなく、お店の外での展示企画を打ち出したこと。例えば働くクルマのユーザーがよく立ち寄る場所としてホームセンターでの出張展示会をメンバーと協力して企画しました。全国の販売店が個別に交渉すると大変なので、全国ネットワークの本部機能を持つ大手ホームセンターに直接交渉することで、販売会社が外に打って出るプロモーションを効率的にサポートしたのです。
実車を見てもらったことで「この新車にはここの支柱(センターピラー)がないね」とすぐ気づいてもらえましたし、販売会社の皆様からの反響や効果を実感していただけました。
廣瀬
宣伝展開や販促物においても従来の商用車は燃費や寸法などの数値を目立たせますが、今回は「便利な道具であるクルマに乗れば、毎日笑顔で働ける」というイメージで、人々が楽しそうに働いている様子をクルマと共に表現しました。
坂田
デジタルを用いて、私たちの部門ではいかにN-VANとお客さまとのタッチポイントを作っていくかを最大のミッションと捉えてプロジェクトを進めてきました。既存の見せ方だけでは、その良さや価値を伝えきれないので、さまざまな職業や趣味を持つ人の興味をひくようなプロモーションを展開しました。クリエイティブをだし分けながらその反応をログで分析し、それぞれのターゲットの方々はどのようにこの車に興味を持つのか、どのようなところに価値を感じるのかを明らかにすることに取り組みました。
その結果を次の施策につなげるために、本社部門のみならず各エリアにもフィードバックしていきました。
切通
私たち商品事業企画部は新車発表時これまで紙カタログの品質・安定供給を重点に業務を進めることが多かったのですが、今回はクルマのすばらしさを伝えるため、この車ならではの何か工夫ができないか知恵を絞りました。
N-VANの特長は、助手席側のセンターピラー(柱)がないということ。そこをいかにわかりやすく伝えるために、角材のような形状で伸縮する“体感ツール”を提供しました。お客さまに実感してもらいやすいと販売店でも好評でしたね。
またNシリーズをイメージするグッズも制作しました。クルマメーカーのグッズといえば、レーシング関係のウエアなど男らしいものが多いですが、今回は“はたらく人の生活を考え抜いたクルマ”なので、はたらいてる時も休日でも使用できるバケツや休日のアウトドアで使用できるお洒落なランタンなど制作しNの世界観を製品化しました。このような取り組みは、クルマの訴求だけではなく、その先のライフスタイルを創造し提供する良い契機になったと感じています。

さまざまな角度から考察することで、思いがけない発想が生まれた

秋山
N-VANの発表をむかえた時、これまで取り組んできたプロジェクトに対して「みんなでゴールテープを切った!」というひとつの達成感がありました。年齢やキャリア問わず議論することができましたし、各メンバーのこだわりも見えて面白かったですね。一つのプロジェクトを複数の角度から考察することで、視野が広がり、ほかの業務にも興味がわき、人脈も広がりました。
入社歴が比較的浅いメンバーには、自分のアイディアを発表し、形にするチャンスになったと思います。将来自分がどんなことに挑戦したいのか気づくヒントにもなると思います。
廣瀬
異なる視点、キャリアを持った人たちによる壮大なコラボレーションでしたね。
想定するニーズも発想もさまざまで、まさに新しい芽が開いたという思いです。異なる部門の人と仕事をする時、何をどれくらいお任せしていいのか、相談しながら進めた方がいいのか徐々に分かったのも収穫でした。
坂田
全社で管理項目を共有できたことで、やったことに対しての結果が早く提示できたと思います。それによって設定した仮説が合っていたのか、修正点はないか今後何をするべきか、根拠を明確にしながら話し合うことができました。
切通
これまでも一緒に仕事をする機会はあったのですが、プロジェクトになったことでより連携が深まり、業務以外のことでもコミュニケーションがとりやすくなりました。部門を超えてひとつの目標に対してプロジェクトメンバーで知恵を出し合い、作り上げていけたことが仕事の充実感につながりました。

何事も否定せず、
まずは聞き入れてくれる空気があった

廣瀬
皆さんが互いにその道のプロだと認め合っていたので、当初から各自の意見を尊重する空気がありました。だから何でも相談できましたね。気をつけたのは、Hondaから情報が一番早く届くのが私の部門なので、それをすぐ共有することでした。
秋山
電話やメールより、相手の席に行った方が事情が見えるので、できるだけ足を運びました。スケジューラーから担当者が手の空く時間も確認しておいて。打ち合わせでは、互いのリソースで何ができるか真剣に話し合いましたね。チョコチョコ雑談を入れる時もありましたが(笑)。ゴールにむけて徹底的に議論するか、ざっくばらんに“ワイガヤ”(年齢や役職にとらわれず、ワイワイガヤガヤ議論するHonda独自の文化)で進めるか、日によって変えていました。
切通
何事もあまり否定しない空気があったから、“ワイガヤ”の熱量を生かせたのだと思います。まずはすべて受け止めて、その上でダメなときはダメと言ってくれました。入社したばかりの人、社歴20年以上の人など経歴に関係なく平等に和気あいあいと話せる環境あってこそ、今回の成果だと感じています。

まとめ

N-VANでは部門間の情報共有にとどまらず、「販売会社が実現したいこと」と「メーカープロモーションで実現したいこと」の両面について、企画段階から本社部門と各エリアプロモーション部で話し合いを行ってきた。そして管理項目を全社一括して設定し、施策を連動させることによる相乗効果を目指した。部門の専門性を生かしながら共通の目的・目標の達成に向けた取り組みを行い、マスから店頭まで一貫したブランド品質と拡販戦略の精度をより向上させていく。

WORKS

作品紹介

カタログ

01. カタログ

はたらきかたの流れが変わる新発想“ダブルビッグ大開口”を軸に
様々な業種のはたらく人に対して新たな使い方を提案。

WEBサイト

02. WEBサイト

クルマのスペック情報だけでなく、
N-VANのカスタマイズから広がる生活を提案。
詳しくはこちら

グッズ

03. グッズ

「働くクルマ」というイメージにあわせてバケツや、
キャンプに使えるランタンなど、
今回のプロジェクトから出たアイディアがうまく活かされている。

Smile together with us. 働くことで、皆で笑顔に。