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グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードとは、イギリスのチャールズ・マーチ卿が1993年に創始したヒストリック・モータースポーツイベントである。 このイベントには、世界中からありとあらゆるレーシングマシンが集まり、また歴代の名レーサー/名ドライバーたちが集う。そして、当時活躍したマシンがレストア(復元)され、そのマシンにゆかりのあるライダーやドライバーが実際に全力で走らせるなど、文化的にも意義深いシーンを数え切れないくらい目の当たりにできる。 それだけでなく、数々の名車のオークションが開かれ、他にもミニカー、書籍、パーツなどマニア垂涎の逸品が100店近いショップに並べられたり、またモータースポーツ史に惨然と輝く人物によるトークショーまでも開催される。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、まさにモータースポーツファンにとってはたまらないイベントといえよう。 ![]() 会場となるのは、このイベントの創始者であるイギリス貴族のマーチ卿が所有する南イングランドの広大な丘陵地帯。その敷地には、マーチ卿の祖父が1948年に設立し、マーチ卿自身が1998年にリニューアルオープンしたグッドウッド・サーキットをはじめ、競馬場やゴルフ場、リゾートホテル、また自然公園などがある。 そして、その広大な敷地内にあるヒルクライムコース(敷地を貫く一本道のコース)を、世界中から集った歴代の名レーシングマシンが文字通り“疾走”するのがこのイベントの最大の「見物」である。 ![]() イベントの主役はあくまでも古いマシンであるが、現代のレーシングマシンもコースを走る。しかし、レストアされ、コースをやっとの思いで走る100年前のマシンと現代のマシンとが同じ条件では面白くないということで、現代のマシンは何かパフォーマンスをして走ることが義務づけられていることもこのイベントの粋なところ。昨年の佐藤琢磨は、狭いコースでF1マシン、B・A・R Honda 005を駆ってスピンターンを決め、観客から盛大な拍手を得ていた。 2005年はHondaが“ホスト・カーメーカー” マーチ卿がHonda青山の本社を表敬訪問 これほど味わい深く、文化的意義の深いモータースポーツイベントにHondaは、日本の自動車メーカーとして初めてマーチ卿から招待を受けた1999年以来、今年で7年目の参加となる。 しかも、今年は“ホスト・カーメーカー”としての参加である。マーチ卿からの要望があり、栄誉あるホスト役を担うことになったのだ。しかも今年の3月には、Hondaの青山本社をマーチ卿が直々に表敬訪問された。その際、社長の福井威夫とも懇談し、「やはり一番の趣味はドライビング」ということで意気投合し談笑した。 ![]() Hondaにとって、欧州のモータースポーツ史を華々しく飾るイベントでホスト役を依頼されるということは、幸運であり、また光栄なことにほかならない。 グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのホスト役を担うと、会場の中央にあるグッドウッド・ハウスと呼ばれるマーチ卿が居住する館の正面に、巨大なモニュメントを制作することができる。Hondaの総力を尽くした力作を展示する予定なのでぜひ注目したい。 2005年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、6月24日(金)〜26日(日)の開催である。 |
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