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HondaモータースポーツF1中本修平レポート
vol.106 「いい方向に向かっているという印象です。」



チームは先週、スペイン・ヘレスで3日間のテストを行った。これ以降は8月末のトルコGPが終わるまで、テスト禁止の「夏休み」となる。それだけにメニュー盛りだくさんの、中身の濃いものとなった。

−フランスGPでは、2台にトラブルが出てしまいました。
 両方ともエンジンだったのですが、決定的に何かが壊れたというのではありません。それだけに余計、ややこしいです。テストでもベンチでも、レースでの状況を再現しようとかなりいじめましたが、同じ症状は出ませんでした。そこの部分は、ちょっと不安材料ではあります。ホッケンハイムには2台ともに、若干のバージョンアップを施したニューエンジンを投入します。

−ヘレスでのテストは、フランスGP前と合わせて、2回連続でした。
 そうですね。ここから1カ月以上テストができなくなるので、今回はトルコGPまでのタイヤを試したり、やることは山ほどありました。前回のヘレスでいろんなものを試したのですが、その確認も重要なメニューのひとつでした。
 前回のテストでは、いくつかいい結果が出ました。ただそれを具体的にどう使えば、タイム短縮に寄与するかまでは、わかりませんでした。それでフランスGPには、その中から空力パーツを投入するだけにとどめました。そして今回のテストで、これまでのデータを整理して、これならうまく使えるという確認をしてきたわけです。

−今回のヘレスは、ラップタイムも速かったですね。
 まあ、そうですね。いろんなことの組み合わせで、そこそこのものは出ましたね。

−ただこれまでは、テストでは悪くないのに、レースではペースダウンしてしまう。そんなことが続いているので、今回のバトンのコメントも、慎重なものでした。
 実際にレースの週末を走ってみないと、わからないというのは事実ですからね。

−とはいえ中本さんの感触としては、これまでよりはちょっと違う感じ?
 良さそうな感じです。でも、実際に行ってみないとわからないですね、本当のところは。今回は単に、ホッケンハイム用のセッティングを見つけたとか、そういうことではありません。全体的に、クルマの戦闘力が底上げされたという手応えがあります。空力に関しても、フロント、リアそれぞれのウイングを改めておさらいしましたし、その他にも足回りや重量配分など、いろんな部分を見直しました。そういう手直しをやった上で、成果が出て、いい方向に向かっているという印象です。

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