HondaモータースポーツF1中本修平レポート
VOL.80「2006年始動!ウィンターテスト再開」
クリスマス後のつかの間の休暇を経て、Honda Racing F1 Teamが再び活動を開始した。今週からはスペイン・ヘレスでのテストに参加。フェラーリから移籍してきたルーベンス・バリチェロが、初めてHondaマシンのステアリングを握ることになっている。

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末年始は、私も比較的ゆっくり休んで、年明け3日から通常業務を始めました。25日に予定されている新車発表に向けて、最後の追い込みというところですね。

―今週からヘレスで、テストが再開されました。今回の見所というか、メインメニューは何ですか?
 今回はやっぱり、ルーベンスに走ってもらうというのが、一番の目的です。クルマ自体は、昨年末にも走らせたハイブリッドカーです。V8エンジンも車体も、プログラム通りに開発が進んでますし、年末とは違うものを今回新たに投入したということはありません。ルーベンスに走ってもらって、いろいろ意見を聞かせてもらいます。フェラーリで6年間やって来たので、それとの違いです。いいところ、悪いところを、比較してもらいます。ですからまずは、去年のV10マシンで走ってもらい、それからハイブリッドカーを試すというメニューを考えています。そういう意味でも今回は実質、ルーベンス中心のテストですね。
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