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HondaモータースポーツF1中本修平レポート
VOL.64 「予選がすべてでしたね」
初開催のトルコGP。初日・2日目とフリー走行でのB・A・R Hondaの二人は絶好調で、予選・レースに向けて期待は大きく膨らんだ。ところが予選アタックで、佐藤琢磨、ジェンソン・バトンが同じ8コーナーで痛恨のミス。さらに琢磨は後続車の走路妨害で、予選タイム取り消しのペナルティを課されてしまう。これでグリッドはジェンソン13番手、琢磨は最後尾。とは言えレースは二人とも快調なペースに終始して、ジェンソン5位、琢磨9位完走を果たしたのだった。

 とにかく予選が、すべてでしたね。昨日の予選以外は、この週末すごくよかった。二人ともレースペースは速かったし、十分戦えた。残念でした。
 
―琢磨君がレッドブルの2台を抜くことは、可能だったでしょうか。
 
 どうでしょう。急遽1回ストップ作戦にして、ほぼ満タンの90キロ弱の燃料を積んでいる状態だったんですが、琢磨君はいいタイムで走って、うまく順位を上げてきました。途中で2ストップに切り替えることもできたんですが、レッドブルとのタイム差や、作戦変更でどこまで行けるか、前がどれだけ空くかとか、総合的に判断して1回をキープしました。レッドブルに追い付くのは、難しいという判断でした。
 
―最終周でペースが落ちたのは、燃料を持たせるため?
 
 そう。ライコネンにもう1回抜いてもらって、1周セーブしようと言っていたぐらいです。そしたらライコネンが、抜かないんだよね。(笑)けっこうギリギリでした。
 
―琢磨君がジェンソンに迫るシーンもありましたが。
 
 明らかに琢磨君の方がペースが速くて、ああいう時は彼もフラストレーションがたまるでしょうけれど、でもジェンソンもトゥルーリと勝負していましたからね。譲るとそれだけロスしますから。(ジェンソンより)1周につき1秒近く速かったんで、あそこで3周で3秒くらいは稼げたんでしょうけれど。
 
 まあ琢磨は結果的に9位で残念でしたが、あそこで前に出して3秒稼いでいても、入賞していたという状況ではありませんでした。それだったらジェンソンを少しでも前に行かそうというのが、チームとしては重要でした。
 
―ジェンソンは、もっと早い時点でアロンソを抜いていたら、状況が変わっていたのでは?
 
 難しかったでしょうね。抜ける・抜けないは、コーナー立ち上がりで決まります。そしてルノーのクルマは、立ち上がりが速いんですね。最後に抜けたのは、ピットイン前で(ジェンソンのクルマが)軽かったからです。まあ今回は二人とも、けっこう抜いてきましたね。合わせて10台くらい、抜いたかな。フェラーリを2台とも、ぽんぽん抜いていきましたし。
 
―バトンの順位は、だいたい予想通りですか。

 
 あの辺のグリッドだったら、5位に入れれば良し。誰か一人リタイヤしてくれたら、予定通り5点だったんですが。
 
―目標に1点足りなかった。
 
 そう。最低5点は取りたかったんですけどね。まあ次のモンツァ、スパの2連戦で、巻き返しますよ。
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