※FIA(国際自動車連盟)は3月16日、「2レースエンジンに関する統一解釈」について以下のプレスリリースを発行した。
2005年フォーミュラ1世界選手権 「2レースエンジンに関する統一解釈」
「各ドライバーは、2つの連続する競技大会で1基を超えるエンジンを使用してはならない。もう1基使用することが必要となったドライバーは、当該大会のスターティンググリッドを10グリッド後退し、次回の大会終了まで更にもう1基 のエンジンを使用することはできない。2大会の最初の大会にてレースをフィニッシュしなかった全てのドライバーは、ペナルティーを受けることなく別のエンジンで次のレースをスタートすることが認められる」
(上記の)2005年フォーミュラ1競技規則の85項の第一段落、最終文節に含めてある目的は、ドライバーが2レースのうちの最初のレースをフィニッシュできなかった場合、次のレースでエンジンを変更してもペナルティーを受けないこと を確実にするためであり、レースをフィニッシュできなかったという事実が、十分にペナルティーに値する結果であるという原則に則っている。 メルボルンでのレースの最終周回に起きた事の結果、「フィニッシュできなかった」のと「フィニッシュしないことを選んだ」のかの区別が現在明確にされ、前者は通常の偶発的な事あるいはドライバーのコントロールが及ばなかった事であり、後者はそれ以外の事を指す。 規則の目的が完全に遵守されることを確実にするため、また理由が完全に明確でない限り、2レースの最初のレースで、フィニッシュしなかったドライバーのチームに対し、今後我々はリタイアの状況を審査委員会に説明するよう要求していく。 |