MENU

HONDA

検索
7番グリッドから驚異的なロケットスタートで、4番手にジャンプアップした佐藤琢磨。しかし3周目にエンジンブローで、リタイヤを喫する。ジェンソン・バトンは、上位陣が次々に脱落するサバイバルレースの中、サンマリノGPに続く2位表彰台を獲得。終盤はトップを走るヤルノ・トゥルーリを激しくプッシュしたが、惜しくも届かなかった。
 
琢磨くんは、エンジンのオーバーヒートでした。スタートをやり直している間に、油温も水温も、どんどん上がっていってしまいました。普通は走り始めるとサーッと温度が下がるものなんですが、それもなかった。冷却水を、大量に噴き出してしまったのかもしれません。燃料を濃くしたり、いろいろ冷やそうとしたんですが、ちょっと手の施しようがありませんでした。

今回はとにかく、トゥルーリでした。予選ではあれだけ重い燃料を積んで、ポールポジションをもぎ取った。もう少し軽いかと思っていたんですが、最初のピットインを24周目まで引っ張ったでしょう。われわれが18周目。その差は6周ですから、単純計算で10kg以上彼らの方が燃料が多かったことになる。それであのポールタイムを出しましたからね。

レースではジェンソンも同じようなペースで走りましたが、モナコは抜けるコースじゃないから、どうしようもなかった。レース終盤はプレッシャーをかけてミスを誘うしかないんで、プッシュさせようとエンジンをガンガン回しました。5秒あった差を、チェッカー直前の77周目にはコンマ5秒内まで詰めましたが、届きませんでした。

シューマッハの連勝は、僕たちが止めたかったんですけどね。ルノーには前回のスペインに続いて、2連敗してしまいましたし。(ルノーに対しては)バーレーン、イモラと2連勝のあとに、2連敗です。

ピット作業はずいぶん練習して、まだ完璧とはいえないにしても、進歩はしています。レース運びにしても、たとえば2回目のセーフティカー導入の際の、ピットインのタイミングは完璧でした。ところがなぜか、すぐにコース上に出てくるはずのセーフティカーが出て来ない。おまけに遅いクルマに邪魔もされて、トゥルーリの前に出る最大のチャンスを、みすみす失ってしまいました。

最善は尽くしましたし、ベストタイムも、悪くなかった。やれることは全部やりました。でも今回のルノーには勝てなかった。ここやハンガリーのような低速コースは、やはりルノーは強い。遠いですよ、1位は。

次のヨーロッパGPは連戦なので、エンジンは基本的にここと同じです。モナコはエンジンサーキットではないので目立ちませんでしたが、調子はすごくいいんですよ。
ニュルブルグリンクでは、その真価が発揮できると思います。そして、その次のカナダでは、さらに改良幅のきいエンジンを投入する予定です。

※F1世界選手権、次戦はRd.7・ヨーロッパGP、5月30日(日)決勝です。皆様のご声援をよろしくお願いいたします。
 
< INDEX Vol.6 >  
モータースポーツ Honda F1 モータースポーツ