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Rd.1 オーストラリアGP
Rd.2 マレーシアGP
オーストラリア、マレーシア、そして初開催のバーレーンGP。2004年のF1世界選手権、開幕3戦を終えた今、Lucky Strike B・A・R Hondaはパドックで最も注目を集める存在となっている。ウィンターテストの時点から既にその速さが話題となっていたB・A・R Honda 006だが、シーズン序盤の3レースで証明されたニューマシンの高い戦闘力は、ライバルチームを含めた多くのF1関係者に大きな驚きをもって迎えられた。
 
エースドライバーのジェンソン・バトンがマレーシア、バーレーンと2戦連続で3位表彰台に上がり、ドライバーズポイントではM.シューマッハ、バリチェロに次ぐ3番手のポジションをキープ。バーレーンでは佐藤琢磨も決勝レースで5位となり今季初入賞を果たすなど、リザルトの上でも確かな成果を残している今シーズンのB・A・R Hondaだが、それ以上に今年印象的なのは、昨年とは見違えるような力強さを今年のチーム全体が感じさせることだ。
 
ディフェンディングチャンピオンのフェラーリが他を一歩リードする形で開幕した今シーズンのF1だが、それを追う第2集団はウイリアムズ、ルノー、マクラーレンといった名門チームがしのぎを削る混戦状態。そんな中、B・A・R Hondaは予選、決勝を通じて常に高いパフォーマンスを発揮し、ウイリアムズやルノーとこの集団の先頭を争うポジションに着けている。Hondaの第3期F1参戦から5年目となる今年、B・A・R Hondaはついにトップチームと対等に渡り合い、実力で表彰台を狙いに行けるだけのポテンシャルを手に入れたと言っていいだろう。
 
モータースポーツの世界、それもその頂点に位置すると言われるF1に「奇跡」は存在しない。それではなぜ、たった1シーズンの間にB・A・R Hondaはこれほど大きな進歩を実現できたのだろうか? その鍵は「現場主義への回帰と、B・A・RとHondaの一体化にあった」と語るのは、HondaのF1プロジェクトリーダー木内健雄とF1車体技術開発責任者の橋本健である。
 
「2年前、私がF1へ帰ってきたとき、最初に取り組んだのは現場主義の徹底でした。例えばエンジンの開発にしても、実際にレースやテストの現場へと足を運び、徹底した情報収集を行うことがすべての出発点になります。F1の現場で今、何が起こっているのか? 最新の技術情報やライバルの力、何よりその中で自分たちがどんなポジションにいるのかという事を正確に把握しなければ、プロジェクトは正しい方向に進んでいきません。私も含めチーム全員が、自分たちの力が足りないという現実、実際に直面している問題点をまずはハッキリと意識することがすべての出発点であり、まず、それをできた事が大きなターニングポイントになりました」と木内。
 
「そうした意識を全員が共有すれば、到達すべきターゲットが明確になり、その達成に向けて今度は全力を注ぐことに集中できます。今ではチームメンバーのモチベーションも高く、うかうかしていると、逆に私が煽られるくらいです。エンジンに関して言えば、当初から、自分の中では3年でトップに追いつきたいと考えていました。今はその3年目に当たりますが、パワーの面だけでなく、小型化、低重心化といった部分でも大きく進歩した今年のエンジンはそのレベルに達しつつあると考えています」
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